ハイトスさんのHPの掲示板の中で知った、書籍/倉持裕至さん著”栃木273山 女房殿と歩いたリハビリ山日記”が欲しくなり購入しました。新品での在庫はどこを探しても無いようで中古での購入となりました。日光の山中心にヤブを歩いている身にとっては、なんとも気になる題名・・・1/30に届いたのでさっそく、ページ順にとらわれず読書開始しました。(あまり読書の時間もとれないのですが、) かなりのページ数でボリューム感たっぷり、読むスピードが遅いほうなので、いつ読み終わるかわからないくらい。1ページめから全て順に読むような感じでなく寝る前や気の向いた時に、2,3の山の記事を読んでいく。そんな読み方になるような気がします。
持っていないかたも多いと思いますので、全くの主観ながら感想などを購入記念にアップしたいと思います。当書籍に興味の無いかたは、この記事・・・すっとばして下さい。
ページ総数は300p超、栃木県内の地形図に山名がある山の数が273山だそう。それらの全山を踏破された著者の登頂時の私記のような内容です。さすがに273山という数はすごく、我が家周辺の名野山/大山や城山、寅己山などの低山もあるかと思えば、大佐飛山のような登頂するのに大きな労力を要する山までさまざまなものの総数です。目次や、巻末の273山一覧リストに並ぶ山々の名前の羅列は感慨深く、ある意味このリストだけでもこの本を所持する価値が有るように感じます。おまけのように表裏に印刷の273山の表示された地図がはさまっています。
山の数が数だけに1山に割り当てているページは約平均1ページと簡潔、1山に写真1枚、コースタイム、主に登りでの紀行文と感想などが記述されています。登り口など詳細でないものもあるので、ガイドブックには成りえないですが、著者本人も読者も、この本にガイド的なものは求めていないでしょう。
奥様と歩かれている記述も多く、コースが多少ヤブっぽくなってくると、著者が奥様の顔色を心配するような下りがあり面白いです。ご夫婦登山をする男性のかたは、皆さんこのようなのでしょうか。
さて、著者の歩きのスタイルですが、私の現在やっているような歩きとは多少異なります。著者は273山を目指されただけあって、ピークハントの色合いも強いように思いました。ある山に登って周囲の山を面白そうな尾根で周回しようとか,そういった感じはあまり感じられず、とにかくピークをめざして行くというスタイルです。しかし273山のかなり多くの山が一般ルートの無いマイナー山も多い為、私達と共通の歩きも随所に出てきて共感も持てました。これら栃木の山々を歩く間にも他県の山も歩いているようで、この毎週のように活動されていた活力には驚かされます。最後の273山めは大佐飛山でしめています、3度目のトライで成功された感激を短い文中の中に述べられています。自分とは歩くスタイルが違いこそすれ、273山を追い続け達成してしまうバイタリティは見習いたいと思います。まだ、読んだ部分、ほんの数パーセントの状態ですが、ざっとした感想です。追って気づいた事は書き記すかもしれません。・・・
著者は1989年4月25日に高薙山に登られています。その時期になんと切込湖からのルートで登っています、ネットでの情報などほとんど見られていないであろうその時代に、そのルートで登ったのを知り驚きました。昨年自分も北東尾根からシャクナゲやぶと格闘して苦労して山頂に辿りつきましたが、ルーファンという意味では、テープ類も適度にありやや拍子抜けにわかりやすいルートだった記憶があります。23年前の著者が辿ったコースはどんな困難をきわめたものものだったのか、著者が記している登頂や下山後の感激の感情からなんとなく推測できる気がしました。(2/1)
(以下 工事中) 随時、感想を書き足していく形で・・・ ===========================================/
この著者もですが、273全山を歩くとか、三角点全てに行くとかって、実際やろうとすると大変ですよね。ノラさんは、もしかして栃木273山や、全三角点は済んでいるのですか。機会があったら教えてください。
倉持さんがこの本で歩き出したのが、25年前で、ネット情報も無いと思われる時代なので、その分、困難な山への登頂方法は時にびっくりさせられます。燕巣山なんて、湯沢峠から辿っています。
この本の山々を全て歩くつもりは、今は無いですが、折にふれ読んでいきたいと思っています。
湯沢峠から燕巣山は、今の自分にとってはかなり高難度コースの認識です。行けない事もないのですかね? 今後の候補のひとつにします、楽しみが増えたような、でもちょっと尻込み感もあります。
物見山から燕巣山とは、また凄いことをおっしゃいますね。烏が森さんの記事は見たことがあるような気がします、また読んでみようかしら。こちらのコースは、おそらく生涯私とは縁がないでしょう。