日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

大小山、寺久保山までを繋いて、自主トレ   大小山/ 鳩の峰/ 寺久保山

2016-12-21 03:29:10 | 山行
2016年12月11日(日) 晴       (稜線北上終了後、帰路自転車走行中、出流川周辺から観た寺久保山方面) 
紅葉時期の歩きも終わってしまって、祭りのあとの寂しさって感じの季節ですが、そうなったらそうなったで、山中に飛び込んでしまえば、夢中で歩いてなんだかんだ楽しめるものです。11日は、家庭の事情でまだ終日(夕方遅くまで)家を空けるわけにも行かないので、ほとんど歩いたことのある尾根を繋ぐ歩きです。従って、今回は脚力保持の為のある程度の距離の稜線繋ぎ。大好きな佐野の山中をまったり歩こうといったのが主なねらいです。昨年、大小山、起床峠を経てから、稜線を北上して、寺久保山手前の301.4p三角点を寺久保山と勘違いして、降りてしまったことがありますが、今回は寺久保山まで行くのも楽しみであります。距離にして13キロ超あるでしょうか。
阿夫利神社から、始めて男坂のコースを使って登ります。途中岩場の登りもありますが、そんなに長い距離ではない。例の大小の大きな文字を真下から臨むのは初めてです。


コース:阿夫利神社 7:45 -- 大小山 -- 起床峠 -- 鳩の峰 -- 寺久保山 12:28 -- 寺久保集落公民館脇 13:31 -- (自転車走行)-- 阿夫利神社 14:17
一度稜線に出ると、周囲は素晴らしい展望でした。360度見渡せますが、日光連山方面の北面の山は雪雲に隠れていました。ここに来ると富士山を見るのが楽しみです。



これは西方向でしたが、八ヶ岳でしょうか。ひときわ真っ白です。前に連なる山はマニアックすぎて全く判りません。


大小山山頂にはあっけなく到着。その先の妙義山山頂にもすぐ立てて、これから行く寺久保山方面への稜線を観ます。北に長く延びる稜線が見えていますが、いつもながら寺久保山はちょっと遠すぎて、どれがそのピークが定かに特定はできません。(p ↓)


妙義山山頂から起床峠へは、かなりの数のアップダウンを経て進みます。途中、岩稜帯もあって、なかなか歩きのみでも楽しめます。
(振り返って観た妙義山方面 )


起床峠にある石の彫りもののある石を見て、一旦下って旧道を横切ります。旧道は見事に廃道化の道をたどっているようです。


越床峠から登って、稜線に復帰。一つめのピークにた立ちますとすぐ次のピークが正面に見えてきました。踏み跡はあって、ハイキングコースの成れの果てのような、字の消えかかった古い木造りの道標がたまにこの後も出てきます。


歩いている稜線上からは少し前に歩いた行道山、両崖山の稜線がよく見えます。足元の下には足利に行く時いつも走行している293号線が見えています。



今は歩く人がいるのかいないのか、東西をつなぐ峠道の鞍部のような地点は、雰囲気のある森の中に石祠が一つあります。その鞍部からは、また登り返します。一回一回の登り下りは大きくはありませんが、結構な数のアップダウンをこなして進みます。


途中、死に忘れたような黄葉が見られました。稜線の東側のさとは佐野GCというゴルフ場です。この辺に来ると、風はずっと強いままなのですが、多少暖かな感じがしてきます。基本的に風の通りの少ない暖かな地形なのでしょう。


三角点峰で屈曲して、鳩ノ峰へ向かいます。この日は始めて、正面に大きく鳩ノ峰を観ます。



多くのアップダウンを繰り返して、最後はやや急登をして鳩ノ峰の山頂に到着で、ここは多分3度目の来訪になります。今日は、まだ疲れていないので、ここは軽く通過。(p ↓)



また、色付き忘れたような紅葉。


鳩ノ峰のピークの後、塩坂峠を経由します。途中ハイキングコースの塩坂峠での、今日は人の気配なし。そのまま進んで、尾根屈曲点にまた、古ぼけた道標です。始めて、ここに来たときは、山王山、大網林道とかの文字をみても、どこのピークだか全く不明でしたが、今は既に歩いているので、もちろん理解できます。


昨年来た時、寺久保山山頂と勝手に勘違いした301.4pの三角点はスルーして稜線を進みます。301.4p付近から寺久保山かその前衛峰方面を観ますが、(p ↓)まだ距離はあります。ここまででも結構歩いた感はあるので、いい運動にはなります。


時々、遠くからゴルフの人の声を聞くようになって、それは佐野クラシックGCのプレイヤでしょう。そんな声を聞くと長閑なのですが、稜線のアップダウンは続きます。寺久保山に向かうと、のぼり基調なので急な登りもやや増えます。



途中、横目にとんがった山王山を観ます。


最後、2段階の急な登りを経て、寺久保山山頂に到着。約4時間40分超かかって到着のピークにしては、超地味なピークです。目にしたことがない可愛らしい山名板が増えていました。このさのまるは、これこそオフィシャルですね。鳩ノ峰方面のわずかな切り開きに向かって、座って軽く食事とコーヒーを啜ります。


(寺久保山山頂。鳩ノ峰方面の切り開き。)


寺久保山山頂まで歩いて、脚力保持の尾根繋ぎの目的には、これで十分でしょう。瀑泉さんの話によると、この大小山、寺久保山をピストンしてトレーニングって手があるそうですが、それはできないこともないでしょうが、今の自分にはちょっと長すぎかな。なので、寺久保山からは、南尾根を歩いて寺久保集落のデポした自転車に向かいます。
(寺久保山の南尾根は、案外味のある稜線歩きを楽しめます。)



前回予習全くなしで、南尾根を下って、途中早めに東よりの枝尾根に折れて下山してしまい、集落最奥のお寺さんの脇の斜面に降り立ちましたが、あの時はY姉さんも一緒でした。今回は最後まで雷電神社までのコースをたどれそうです。
(尾根を外れるところに、古い道標があって、そのすぐ先は雷電山という名のピークのようでした。(P ↓))



雷電山の分岐から裏山感漂う雑木の林の中を降りて集落にたちます。子供の遊ぶ声がしてのどかな寺久保集落は、静かでとてもいい所です。住民のかたにほとんど出会わずに公民館脇の自転車の場所に戻って5時間45分の歩き終了。(P ↓)この後、前回は歩いて帰った大小山の登山口の神社まで、自転車走行をします。歩くとたしか2時間近くかかったのですが、この日は自転車走行は楽なパターン。走行して40分程度で戻れました。
この日は、天気、展望もよく、ある程度の距離も歩けて、安蘇の尾根つなぎの感覚を戻すことが、多少ともできたようなので、次回につなげられるかと思いますが、山中起床峠からは一人にも会わずの長閑な山歩きができたのは一番の収穫です。この日は、佐野のS銭湯は寄らずに帰りました。 ■■



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2 コメント

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大小から (瀑泉)
2016-12-25 22:09:05
寺久保山,歩かれましたネ。確かにチャリデポは有効でしょうが,片道では物足りなかったのでは(笑)。
とはいえ,今日も「道の駅どまんなかたぬま」から,大小~寺久保の稜線を眺めましたが,結構な距離が有りますネ。まぁ一応,塩坂峠までは繋いだので,大小の南端から往復するつもりではいるんですが,さすがに寺久保までは無理だなぁ~なので,何処までにしようか頭をひねってますヨ。

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瀑泉さん (ななころび)
2016-12-25 23:38:45
こんにちは。
大小、寺久保間は一度に繋いだのは、始めてになりました。私の場合、塩坂峠から、寺久保山の間が、結構距離あるように感じます。片道でも物足りないということは、残念ながらないです。
瀑泉さんの場合は、大小山南から往復なら、塩坂峠までの往復で、尾根繋ぎ任務完ですよね。それか、大小から塩坂峠まで行って、鳩ノ峰に少しだけ戻って、鳩ノ峰北東尾根を歩いて、三角点を見て下山っててもありますが、そんな案は余計なお世話ですね(笑)。
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