日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

昭文社”山と高原地図”日光 白根山 男体山 2013年版を買ってみた。

2013-12-13 01:30:27 | 山/書籍関連

節約家のなななころび”は、なかなか山関連の備品と言えども金を使いません。日光のハイキング地図は昭文社の1989年度版を使用しているくらいで・・・。 この地図は本当によく使用しました。 実家にあったのを使用しだしたので、購入した記憶もなく、多分まだ父親が山を歩けるころ、山好きの父親が購入していたんだろうと思いますが、その地図を白根や庚申山、女峰、鳴虫山、社山などに行く時、携帯して見ていました。
昨年5月から、山に対する気持ちもリニューアルした感のあるなな”としては、これだけ日光の山に行くのだから、せめて日光周辺の登山地図の最新版を、手元においてもいいんじゃなかろうか。なんといっても、このブログのタイトルも ”日光山系 ななころびのあの山の向こうに” なのです。(タイトルづけは烏ケ森さんのまねというか影響大) 本屋でちょっと地図を広げると、なな”の所持しているそれとは、コースのラインなどが、追加されたりなくなったりしている点があり、おもしろいと思ったのでついに購入しました。ここでは、ちょっと気づいた、大昔の 1989年版と違っている点、感想などを書きしるします。


なな”の使用していた昔むかしの地図。あちこち裂けたり、印刷がはげたりして歴戦の数々を物語っている。

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と、ここで1989年地図のぼろぼろの写真を入れるつもりだったが、地図の片隅に、著作権云々と小うるさいことが書かれておったので、地図の写真は割愛・・・
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以下、1989年版、2013年度版を見比べて、気づいた点をぐだぐだ書き連ねます。

色あいが最新版のものとかなり違う。1989年版はクリーム色、朱色主体。2013年版のほうは緑主体で、尾根に影が施されていて、尾根の連なりがわかりやすく工夫されている。

今静かなブームの大平山、私も今年2回登った。この大平山へのルートは,最新版では黒檜からのルートをごく控えめに細い黒の破線で記してある。大平山の線はそれのみ。1989年版には線ナシ。
備前楯山 1989年は破線もなし。2013年のほうは足尾の街から舟石峠経由で破線、実線のルートがひかれている。
松木川経由での皇海山へのルートが破線に昇格している。 1989年版には線ナシ。

毘沙門山、火戸尻山、笹目倉、月山などのメジャールートのみ実線に昇格。1989ではラインなし。 火戸尻山、鳴虫間の尾根は無視されている。

於呂倶羅山の例の一番メジャー?ルートだけ黒破線に昇格。ヤブ山云々の注釈が書かれている。
黒檜以西から県境尾根、白錫尾根は依然ラインなし。(それで、いいんだと思います。)
なな”の大好きな高薙山も最新版でもラインなし。。(それで、いいんだと思います。)
金田峠の文字が少しだけ大きくなって(笑)ラインなし。

燕巣、四郎の丸沼からのルートが、なんと破線に昇格している。(いつからかは、知りませんが・・・)
湯沢峠より北側は赤破線に降格。
野門、富士見の古道はなぜか、黒の薄い破線ルートで記載。1989年にはライン無し。
塔の峰、舟石の古道、中倉の尾根、赤倉の尾根、共にラインなし。

1989年版にあった三本松から男体山へのルート(破線)が、2013年版では消滅。
2013年版に、上栗山から上ツ原というところまで、黒の薄い破線が引かれている。
なな”の身内の相棒で最近このブログに登場の甥あつの家の店が、地図内に記載されている。(笑)

地図の裏には荒海山と七ケ岳のハイキング地図と、日光山域を中心としたかなり広域な地図が掲載されている。これは、山での山座同定をするときなんかに便利で、例えば、「古賀志山なんかで日光白根の左に見えているわりと大きめの出っ張りは何のやまだんべ?」とか聞かれたりした場合に、使えそうだな。

今年の秋、ハイトスさんが行った熊野沢山、と東隣の高山2? 最近なな”はこの辺の尾根あたりばかりに目がいっている。つい最近まで、全く気にも留めない山域、ハイトスさんの記事が引き金になってしまったようだ。今年のGWに於呂俱羅山北東尾根を登り駐車地の林道記念碑の駐車地に林道を歩き戻る途中に、太郎山北に一旦下ってから突き上げる独立したピークが気になったものだった。そんな山にも熊野沢山と名があるのも知り、なおかつ、その山頂から北に延びる尾根には、妙に気になるものがある。来年には、その内のどこか一部でも足を踏み入れるような気がしている。

(もっとまともな写真はないんかい、と言われそうな熊野沢山らしき画像。今年5/05に山王林道記念碑周辺で撮影。)




この地図、たった一枚の紙でしかないが、そこに書きしるされている内容は、視る人によっては非常に貴重かつ膨大な情報が詰まっている。見るたびに新たな発見があるし、花の咲く時期、咲く花の種類までも記されている。 時に、十分知っているつもり山域でも、最新の情報の市販地図を買ってみるのもいいと思った。
この2013年版、まだ山に連れ出していない。この地図も今まで使用した地図同様ぼろぼろになるくらい使い込んでやろうと思っているが、そうなるかどうか。そうなれたとしたら、ある意味幸せなのかもしれない。 ■■ 

 



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昭文社 (ハイトス)
2013-12-13 23:36:47
こんばんは。
昭文社の地図は便利なのは分かったいながらも買ったことがありません。
自分はずっと国土地理院の2万5千をその都度印刷する事で事足りています。
昭文社の地図は水場や標準CTやその他情報がピンポイントで記載され便利なのは分かっていますが・・・早い話が吝嗇なのでしょうかね。
ネット上の記事が情報源ではあります。

熊野沢山は山頂から北の尾根伝いが面白そうですよ。
でも一人だと車の回収が大変なので二人以上でないと。
雪が消えた頃でないと難しいかもしれませんね。
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4つ持ってます (みー猫)
2013-12-14 17:30:35
こんばんわ。
1990-1995あたりのを持ってますが、ほぼ買っただけになってます(笑)・・・栃木百のやっかいでないものは載せてるんでしょうかね。ちなみに尾瀬の地図を見ると黒岩山から、孫兵衛山の南まで薄い破線で黒岩新道とあり風倒木多く通行困難とあります。ノラさんから情報いただいた田代山から南の三本尾根は薄い破線・・・ななさんのように新旧2つあると楽しめそうですが、間違って取り違えると恐ろしいことになりそうです。恥ずかしながら吝嗇という言葉を初めて知りましたが、たそがれさんのご意見が楽しみです。ちなみに夕日新道はどうなっておりますか?地蔵であったおじさんが地図を見てそんなのないぞとおっしゃてたので(笑)
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ハイトスさん (ななころび)
2013-12-14 21:52:07
こんばんは。
吝嗇って、私も調べて初めて知りました。勉強になりましたが、ハイトスさん難しい言葉よく知っていますね。
私も、ここのところほとんど公の地図データの印刷で済ませています。

熊野沢山はおっしゃられる通り、北の尾根を通しで行くとより面白そうですが、ハイトスさんの偵察と行っている歩きでも十分楽しそうなコースに感じます。高山2?と言われる山はもっと難しそうですね。 その辺の山まで意識を向けさせてもらって、ハイトスさんには感謝しております。
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みー猫さん (ななころび)
2013-12-14 22:06:47
こんばんわ。
栃木百でもやっかいなほうの?錫ケ岳は依然破線もナシでした。でも1989年版にあった、”白錫尾根はヤブ深く通行困難”の文言は消えているので、昇格になるのでしょうか。
夕日新道は最新版でも無視状態で、ただし1989年版にはにはない、唐梨子山の尾根が実線に昇格していました。
それと、結構踏跡明瞭な大木戸、三ノ宿間も破線すらナシなのが意外でしたが、あまりコースのラインがあちこち増えないほうがよいのかもしれませんね。
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1984と1999を持ってます (ノラ)
2013-12-14 22:20:31
ななころびさん こんばんは。私はななころびさんほど倹約家では無いと思います。それでも最近の日光は持っていません。1999年版では備前楯山には線が入ってます。三本松の赤破線は1984年版には入ってますが,1999年版では消えてます。四朗岳へは1999年版には線が入ってません。白根隠しへは破線が入ってますね。白錫尾根は籔深く通行困難となってます。社山と黒檜の間は破線が入ってます。両方の地図とも相当くたびれてますね。25000は色々な地域を持ってます。印刷すると何度も使えませんからね。
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ノラさん (ななころび)
2013-12-15 19:18:05
こんばんは。
1984年というのは、結構古いですね。ちょっと見てみたい気がします。こういう地域ごとの山岳地図も、時代ごとに見比べるとことができると文化ですよね。そういう意味ではノラさんや烏ケ森さん、その他の皆さんの記録も長く残したい文化だと私は思っています。
白根隠への破線は、2013年には引かれていません。
太郎へのハガタテ薙コースは黒破線にされて、通行禁止と表記ありです。あのコース2,3回は歩いていますけど、ガレの沢沿いのコースで結構好きだったんですけど、歩いてよくなる日はもう来ないんでしょうね。
広範囲の山座同定が印刷地形図では困難なので、25000の地図を購入する必要性を最近特に感じています。
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Unknown (ぶなじろう)
2013-12-16 21:28:29
今晩は。

三本松から男体山のルートは、全くの不詳です。
もし、お会いする機会がありましたら、是非書き写させてください。
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ぶなじろうさん (ななころび)
2013-12-16 22:22:14
こんばんは。
あれだけ、マニアックに日光を歩かれているぶなじろうさんが、このルートを知らなかったのは意外でした。
三角点2397.7mから下りオンリーのコースタイムで(三本松まで)3時間となっています。「コメツガの原生林」と注釈ありです。
なかなかいつお会いするかわかりませんので、烏ケ森さんが昨年歩かれた記事に地図も載せてくれている事をお知らせいたします。その奇跡と同一だと思います。
私は、今年の夏休み、そのコースを歩き損ねました。
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