
2016年2月11日 (祝) WITH: BROCKENさん (雲竜瀑へつめる途中の断崖にはる氷の造形。この崖の上部はにはあの黒岩があるのでしょう。)
11日は、雲竜渓谷を観光です。あまりに人が多く賑わっているという話をよく聞いていたので、どこかへそ曲がりな所のあるナナ”としては、無視をきめこんでいたのですが、数日前の庵滝で味をしめてしまったのでしょう。この時期でなくては見られないからと、山仲間のブロッケンさんと雲竜瀑を初めて見に行くことにしました。当日は、仲間にちょっとしたトラブルが重なり、ロングに山中に居ることになって、いい意味で捉えるとたっぷり日光の渓谷を楽しめることになりました。
(赤薙山に繋がる長大な南東尾根はかつて歩いているので、愛着が沸いてきます。そんな尾根を見ながら、雪の林道を登ります。傾斜は緩く、また多数のトレースがあり、よく踏まれています。)
コース: 滝尾神社少し上のスペース路駐 8:52 -稲荷川展望台 - 洞門岩(沢コースへ)- 雲竜渓谷入口 - 雲竜瀑滝壺 -雲竜渓谷入口 -(あとは往路を戻る)- 洞門岩(10:45)- 稲荷川展望台 ー スタート地へ 16:55
林道ゲート前のスペースは、すぐにいっぱいになると予想できたので、駐車地は滝尾神社を目当てに、でも6時30分では置けないかもと、その時刻に行くとすんなり駐車できて一安心。その後、若いカップルが新型フォレスターでやってきて、駐車場の真ん中の大木にバックからバンパーをぶつけてしまうのを、ナマで見て波乱のスタート。ようやく、この日一番の心配だった駐車の件がケリがついたと、安心しながら登山靴に履き替え終わったら、この日の相棒さん、なんと今市に置いてある本人の車に登山靴を置き忘れ。。。今市杉並木公園まで、戻ることになりました。
(稲荷川展望台からの雲竜渓谷方面、赤薙山)
さて、林道をもどるのですが、ちょうど登山者のみなさん出動時間でもあるので、当たり前ですが、前から車が多数来るのが予想できます。前に1台向かってくる車が、立ち往生しています。その車の後ろは渋滞、。で、その車の脱出の手伝いでかなりの時間ロス。
今市に戻って、仲間の靴を取って、また滝尾神社に戻りますが、林道に入るとまた前を行くフィットが立ち往生。4人で押して上げますが、全然脱出できず、なな”の車の後ろもまた渋滞。ここでも数十分ロス。最後は6人くらいでフィットを押しました。フィットは皆の邪魔にならない路肩に移されただけで、当日は山には行けなかったと思います。
この日は他にも何台も立ち往生の車があったと聞きます。凍結で朝日で溶け出して、濡れたアイスバーンやワダチは、2駆では冬タイヤでも走行は無理です。悪路走行や雪道に強いはずのXVでも、私は運転してて多少の恐怖感はありました。他の人も、本人も非常に嫌な思いをするので、四駆でない車はチェーンなしでは絶対入らない方がいいと思います。
滝尾神社はすでに満杯。その少し上の水道施設のような場所の路肩にXVをおいてスタートです。雪道でも難なく走れるXVに感謝。林道を歩きますが、何台も車やタクシーに追い越されます。
ゲートでアイゼンをつけて、歩き出します。前後団体も含む多数のハイカーが歩いているのは、予想通りの展開です。
(赤薙山、方面。内の外山も見えています。これは、飯場、トイレ(使用不可)のあたりからの展望)
飯場のような小屋の地点から沢コースに入るので、少し下って、入渓するイメージ。前方には七滝方面の断崖がそびえているのが見えます。この位置からの展望は初めてなので、新鮮に眺められます。
渓谷な中を歩いて、その異様な風景を楽しみます。大きくえぐれた崩落地形や険阻な崖が両側に迫っていいきている中を上って生きます。これは、夏にくるとどういうことになっているのか、ふと夏にここを歩いたたそがれさんの記事を改めて読んでみたくなりました。
(渓谷からまた林道に合流して、大展望地に出ます。休憩中の人に混じって撮影します。雲竜瀑方面)
大展望地から、階段を降りて再び入渓。ここからが雲竜渓谷入りとなるのでしょうか。渓谷の先にはアカナ沢上部の岩峰群が見えています。雪原を軽い渡渉を2回しながら緩やかに登って行きます。目の前に氷の回廊のような区間が見えてきました。
友知らずっていうのですね、こんな名称も今までこの辺に興味がなかったので、知らなかったのです。なるほど初見の人間には十分楽しめる氷の造形です。この辺になると、ここに来るのは初のおじさん二人コンビ、撮影等で歩がかなり遅くなります。
直下には、既に崩落したでかい氷も転がっています。落下に注意しながら氷柱というか巨大つららを見物。
友しらずを抜けると、今度は右岸の崖にみごとなつらら群が現れます。
渓谷にはすでに降りてくる人や、登りの人が撮影などで賑わっています。珍景で、疲れしらずに登れるようです。滝壺の直下に来ます。この先は行き止まりの地点を確認。この先は大鹿滝とかのほうへの遡上になってしまいます。ここからは右の急斜面を登って、滝壺に登っていくようです。
滝壺への登りは急です。積もった雪はありますが、凍ってないし、踏まれているのでさほど危険ではなかったです。ただ、すれ違いもありますし、滑ったらと思うと気が抜けない最後の登りでもあります。
(振り返ると登ってくるブロッケンさん、その右下の黒いアリのように小さいのは人。急なのがわかります。)
雲竜爆滝壺に到着です。すでに多数の人が休憩中です。滝の左の少し小高い地点に登って、大鹿滝方面の渓谷の断崖を眺めてきました。これが七滝の一部なのですね。
ここからは初めて見る凍りの滝の写真を・・・。 これは、多少高めの地点から、下にいる登山者がいることで、滝の大きさがわかります。
崖部分をクリアーにすると、氷の陰影が多少死にます。
滝の下部。。
氷だけを中心に・・・
真正面から。
滝の左の崖のつらら群。これは時々崩落して、落下していました。
ブロッケンさんと交互に記念写真。若者の撮影も始まっちゃって、こんな感じだけどいいでしょう。
滝壺でゆっくり食事して、下山開始です。滝壺登り口までは、気が抜けない下りになりました。
渡渉。
友知らず”を振り返ります。
雪原には自然の作った造形がいくつも。
渓谷入口付近まで帰ってきて、岩峰群ともお別れです。
渓谷入口、夏は広い林道のUターン場所かなにかなのでしょう。こんな感じで登山者がごった返してます。
また沢コースに入って、多少注意する急降下を実施中。
(振り返ります。降りてきた斜面。)
稲荷川展望台に着きます。ここでは携帯電話が使えると書いてありました。撮影していると、ブロッケンさんが「ジャケットがない」って叫んで、ザックの後ろにくくりつけていた厚手のジャケットをどこかに落としたようです。前回休憩した人のたくさんいた渓谷入口まで戻って見てくると、から身で登っていってしまいました。50分位かけて降りてきた所へ登り返して、ジャケットを見つけてまたここまで降りてくる。彼のザックの番もしなければいけませんし、服、手袋を着込んで防寒体制をとって、待ち状態に入ります。展望台からの、前女峰、赤薙方面の稜線の色が刻々と変化する写真をたくさん撮るしかないですね。
ここの事はちょっとお互い反省材料ですね。別行動をとるのなら、何時まで待つかとか、何時まで探して、何時に帰ってくるとか。決めておくべきでした。あと、軽装で登り帰らしてしまったのも失敗で、自分の雨具でも着せるべきだったかと。結局80分後にジャケットを見つけて、降りてきたんですが、結果はよかったですが、ちょっと再考ですね。
ここで気づいた事: 歩いていると全く足先や手先は、何時間でも雪の中でかじかんでこないのですが、80分停滞して雪の上で立ったり(ベンチに)座ったりしていたら、手と特に足先が極度にかじかんできて、やばかったです。もう少し待っていたら、本当に耐えられない辛さになったのでは、と思います。仲間が帰ってきて、歩き始めると、やはり冷たさは消えていくのです。これは、勉強になりました。
それにしても、これでBさんは、これから.私らに会うときは、靴持った? 服落としてない?って、イジられること必須ですね。、(笑) 前園が「今日、酒飲んでないよね。」って言われるのと同様です。このコンビでは、どちらかというとなな”がボケ担当なので、二人でボケたら収集つかないでしょう。
(あの稜線も、結構西日になっちゃってます。)
ブロッケンさんが復帰して、安堵して林道を下ります。前後にハイカーもほとんどいなくりました。赤薙山、南東尾根は長大ですね、夕方の風景です。
赤薙山とも今日はお別れ・・・。
と、7時頃歩きだしてゆっくりしても14時頃戻ってくる算段でしたが、出発が2時間遅れ、でトラブルもあって、XVへ帰ってきたのは17時ちょっと前。林道で遭難もないでしょうけど、雪と氷の山でももっとずっと早く歩きは撤収しないとね。今後、仲間皆で注意しまSHOW...。
トラブル続きでしたが、雲竜氷瀑。東京のほうから人がたくさん入るだけのある珍しい風景を初めて観て、家からこんなに近いのに(滝尾神社まで自宅から車で15分程度)なんで今まで来なかったのかな、って思います。今度来る時は、もうすこし早発ちをするとか、穴場的な日程で歩くとか、考えて、コースを変えて滝につめてみても面白いかな、と思います。 ■■
(ツルンつるんの氷の上で待っていてくれたXV)
ちなみに,自分のはマニュアルだから,坂道で前の車にスピードを落とされるのが,一番イラっときますが(笑)。
雲竜渓谷も,テレビカメラが入っちゃったから,もう土日はダメですネ。観光バスが乗り付けてくるくらいだし,行くなら平日しかないから,今年は,ななころびさんの記事で満足させていただきますヨ。
それにしても,80分とは我慢強いですネ。自分なら間違いなく動き出してますヨ。
神社近くになって、車を降りて道をあるくとよく判ったのですが、傾斜が少しキツくなる場所があるんです。FITはそこのツルツルで滑ってしまってました。もう前には自力で進めなくて、後続が10台以上という、言わば地獄です。
埼玉のほうの人なので、雪道もあまり慣れていなかったようです。
80分待ちの件ですか。一応パーティ組んで歩いていて、それじゃお先にっ、ともいかないので我慢して写真とってました。ああいう場所で停滞してしまうと、どうなってしまうか、危機管理の面でいい予行演習ができました。
雲竜も私が行った時よりはだいぶ成長したように見えます。
まぁ忘れ物はお互い様なので多めにみましょう^ ^
雪の中で停滞して、1時間以上経つと足先から冷えてくるのは、いい勉強になりました。
パーティ行動での基本、耳の痛い話です。私らはもともとソロで勝手に歩いていた登山者なので、今後反省材料です。
サクラマスさんも少し前に行かれたんですよね。それでも、毎年言ってる人は、今年は氷がかなり少ないと言っておりました。
私は北アに行くのに、カメラを忘れているので、人のことは言えません。
庵滝もそうですが、雲竜の人の多さにはビックリですね。とても落ち着いて景色を楽しんでいられないですね。今冬は行くこともないでしょうが、来年以降も行くなら平日にしようと思います。
自分はFITと兄弟車のフリードですが、タイヤがすべって滝尾神社までも行けなかったことが今まで2回ほどあります。どんなに助走をつけても傾斜が増すとタイヤが空回りするし、下ろうにもABSが働きっぱなしでガードレールに突っ込みそうになりました。車種は関係ないのでしょうが、今後自分が行くなら誰かに同乗させてもらうか、市街地から歩くしかないかなぁと思っています。
行動停止中の冷えは辛いですよね~。陽が当たるところにいるとだいぶ違うのですが、自分も撮影で一箇所に2,3時間いることがあるので、いつも寒さと闘っています(笑)
雲竜渓谷は話には聞いていましたが、すごい人出でした。地元のタクシー会社もフル稼働なんですね。自分は始めて入ったんで、混んでいても結構楽しめちゃいました・・・。
きりんこさんはフリードでしたね。あれ、背が高くて、コンパクトでいいですね。
プリウスαなんかが、チェーン巻いてゲート付近まで入っていて、なるほどと思いました。私のXVですら、下りで軽くブレーキを踏んでいると、制御がきかなそうになったりして、ちょっと恐怖心を味わいました。
日陰での雪上の停滞中の寒さは、今回実感しましたので、2,3時間停滞って、自分にはちょっと驚きです。