日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

佐野の岩峰を登ったり降りたり     閑馬岩峰群/高鳥屋山 

2016-02-22 22:39:06 | 山行

2016年2月13日(曇) 単独         (金原集落から見る閑馬岩峰群)
13日は佐野閑馬地区の尾根歩きです。閑馬岩峰群は昨年12・20に5峰から南下して歩いていますが、今回は南1峰から北上してみましょう。さらに北上(北西方面)して高鳥屋山、そしてその北西に足をノ延ばして516pから下山と、少し前に見たあるネット仲間の先輩の歩きの完全コピーです。(いつも、写しばかりですみません。)しかしさすがナナ”だけあって、間違い尾根を少し下って地図見まくりとか、、、直前変に自信を持って他人の記事をよく読まないものだから、岩峰をどちらから降りたらよいか判らず、右往左往して変なトラバースをして木の枝に捕まって、セミになりかけたりしました。地図だけ見ていると、予定コースは少々距離は物足りないかなと思っていましたが、案外みっちり歩かせてもらった気持ちになりました。
林道を少しばかり登っていって最初のヘアピンを曲がった少し先から尾根に取りつくのは、瀑泉さんの記事を参考に。なるほど閑馬岩峰群を1峯から北上するにはうってつけの尾根が登っていっています。尾根は踏跡が薄くありますが、上のほうに登っていくと、少々ヤブだったりもしました。


コース: 松坂路駐 8:14 --- 金原・尾根取りつき 8:57 --- 岩峰群1峰 9:34 --- 6峰 10:26 --- 高鳥屋山山頂 12:32 --- 516p 13:07 --- スタート地へ 13:57
閑馬岩峰群、1峰直下は枯葉の積もった急登を少しがんばらないといけません。


登りたった1峯は急ではありますが、南からですと岩峰という意識はしないで登り立てます。周囲遮るもののないピークで、ここはかなり気持ちのよいピークで秀逸、一床山的です。南に霞んだ富士山が見えていて、天気悪化直前にしては、よい眺望です。



北方面にこれから進む岩峰群。この景色は約2ヶ月ぶりです。6峰までのうち5つのピークはよく見ると数えられます。




ちょっと雲が多くて霞んだ天候です。夕方から崩れるというので、今日はこれで十分でしょう。東に並行して走る尾根がよく見えています。この前踏んだ唐沢山のピーク(一番右)から大鳥屋山の稜線が長く見えていて。その左に小さく男体山が見えています。


最初に登りたった1峰から北上します。1峰は北から登ったので、前回と同じルートで降ればいいのですが、忘れていて右往左往します。正面に行こうとしますが、小枝がうるさそうなのと、急斜面で、東に回って少し下りますが、岩の急斜面をトラバースもできないので却下。一度ピークに戻り西側から巻きました。鞍部に復帰する途中に、前回はこんなことをしていないと気づきましたが、そのまま注意をして進みました。
               (ちょっとだけスリルのトラバースした地点)
               


鞍部に着くと、正解がすぐわかりました。やはり正面から降りるのがよかったようです。下から見ると難なく岩場の斜面を普通に登っていけるレベルでした。
(振り返って1峰)



2峰か、3峯から見た北の次のピーク。



でそのピークは、簡単に見た目より簡単に登れます。岩を右から巻いて登りました。(p ↓)




前回、閑馬岩峰群ってここだと知らずに登りたった第5峰に着きます。金原の集落が見えていました(ちょっとズームで)。今日も、あそこを歩いて登ってきたのでしょう。



その5峰から先の北側が、今回の未踏区間です。岩峰群の上り下りもお楽しみでしたが、ここからの歩きが本日のメイン。5峰の下りはロープが垂らしてある岩の稜線になります。瀑泉さんによるロープを使わないで降りることも可能との記事をみたので、ロープに手を触れず降りてみましたが、可能でした。ただ、このロープがなくて、事前情報も無ければ、このロープ沿いの尾根センターを、そのままは進まなかったろうとは思います。要するに、ロープは道しるべとして有効でもあるわけです。
(ちょっとゴチャゴチャして判りづらいですが、5峰からの下り)



6峰直下にはこんな岩場がありますが、(p ↓)ロープも垂らしていなくて、巻道もあるので、それを追い難なくピークに立てます。ここのピークは岩のテラスで休憩適地です。腹が少し減ったので、パンを食べます。



6峰から見た超えてきた岩峰群。



6峰から西に目を転じると少し前に歩いた小野久保山(中央左)とその右に見えるのが石尊山だと思います。



6峰からは急に穏やかな稜線になって、平凡なピークの7峰的な地点を踏んで、閑馬岩峰群歩きは終了。少しの区間西に方向転換して稜線を進みます。高鳥屋山への稜線から少しだけ寄り道して、瀑泉さん情報にあった520mピークの祠を見ました。
(520mへの寄り道尾根からの岩峰群)



520mピークにあった神社です。祠はちょうど金原集落に向いてます。その先に金原へ降りる踏み跡があったと推測できますが、確認を忘れました。


従来の稜線に復帰します。ぼけーっと歩いていて、北西に稜線の進路を転じるところを早く転じすぎて、間違え尾根を数分地図とコンパスを何度も見ながらも降りてしまいます。最初はあっていると思っていたのですが、踏跡はややありますが、結構急峻で、隣の稜線の大鳥屋山を正面にいつまでも降りていくので、間違いに気きました。ふーふー言いながら登り返しです。(p ↓)


で、従来稜線に復帰。その後、尾根なりに進んで、難なく北西に転じる地点も通過で、歩き続行です。


岩峰群から先の行程、高鳥屋山までは、やや短調ですが、登り下りも意外とあるし、岩場の上り下りもあるので、飽きは来ません。途中のピークから前方(左)に高鳥屋山と思われるピークが見えてきました。ピークがいくつか連なっていて、どれが高鳥屋山のピークか判然としませんでした。


岩の斜面を下る時、足を滑らせて横転して左ひざ下を岩斜面にぶち付けました。この日おろしたてのフェニックスのズボンをまずは気にしましたが、擦過傷もほとんどなくまず安堵。でも足が結構痛いです。歩けないほどではないですが、登り降りで左足の筋肉を使うたびに、ふくらはぎの筋肉をわざと思い切って固めたときのようなストレスを感じる痛みが走っています。まあでも、今日の行程は歩き通せるでしょう。
(横転してしまった岩場の下り)



高鳥屋山直下は樹林の中の急斜面を直登りで、明るい樹林間の高鳥屋山ピークに到達しました。スタートしてから4時間15分かかりました、途中尾根間違いのロスもありましたが、ほどほどいい運動ではあります。このピークには古い名板も含め2枚の名板がありました。



今回の歩きは2014年、瀑泉さんの歩きの後追いです。高鳥屋ピークから西の516pまで尾根歩き続行。で516pは植林混じりの普通のピークですた。(p ↓)今後、この先の北方面も歩いてみたくは、あります。


516pからは南尾根を下って、松坂集落へむかいます。南尾根の入り口を間違えて、ヤブ斜面を数分トラバースして本来の南尾根に復帰(p ↓)。本日はヤブ歩きなしのはずなのに、1峰のトラバースと今のトラバースと、うっかりもののナナ”には山は簡単に歩かせてくれんわい、って感じです。
(516p南尾根は、石尊山をこの方向に感じながら降りれば問題なし。)



で、最後は地形図に現れない尾根分岐にちょっと悩みながらも、適当に尾根を下るとこんな場所に降り立ちました。松坂の舗装路の終点216mの右股の道に合流のようです。


少し歩いて地形図にない神社を参拝します。狛犬がいました。八幡神社ってありましたが、狛犬はさほど古いものではなかった気がします。



買ったばかりのズボンの裾をたくしあげて傷箇所を確認すると、こんなになっていると思っていなかった擦過傷があって、赤くなっています。小野久保山下りの手のひら負傷といい、連続してまずいですね。何やってるんでしょうか。その後、紫のあざが少しできて、1週間後も鈍い痛みがあります。
             


松坂の舗装路の最奥近辺のとあるスペースに待たせていたXVに到着です。その周辺の駐車適地を探りながら歩きました、、。何企んでるんでしょう??。 地形図を見る限り、今回も距離は少しもの足りないかな、と感じていましたが、岩峰歩きが入ると意外に時間もかかり、歩き終わりで不足感なしですし、満足の行程でした。今回も瀑泉さんにはお世話になりまして、ありがとうございます。このあとは、傷を隠していつものS銭湯に立ち寄りましょう。 ■■




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4 コメント

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閑馬岩峰群 (瀑泉)
2016-02-23 18:19:30
お疲れ様でした。ちなみに第1峰は,登ると降りるとでは,やはり印象が違ったでしょう。それと,高鳥屋山手前の一つ目の岩峰でミスったようですが,アソコも,むしろ岩峰群より厳しいかも知れませんネ。
ルートミス,自分も444mへの分岐で正しい道を選択しておきながら,戻って人様に迷惑をかけちゃったから,人のことは言えませんワ(笑)。まして,この前の雷電山では,120mも登り返す体たらくですからネ(汗)。
何にしても,中々,充実したお歩きをしていただいたようでなによりでした。516Pから近沢峠へのルートも,展望地や峠道の標石があって楽しめますから,是非,歩いてみてください。
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Unknown (サクラマス)
2016-02-23 21:16:54
私も先日歩いてきました。概ね同じように辿りましたよ岩がちな山ですからちょっとバランス崩してしまえば怪我もあります。藪系はやはりサンキあたりの服がいいですよ。今回も災難でしたがご無事でなによりでした。
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瀑泉さん (ななころび)
2016-02-24 04:48:50
こんにちは。
第1峰は、北に下る今回は、前回登ったルートを完全に忘れていて、全く違った降りをしてしまいました。
高鳥屋山は、岩峰のイメージで考えていなくて、結構岩山っぽいな、とか思いながら下っていたら、コケました。
低山だと、距離が短めでルートの方向転換地点が出てくるので、今いる場所を地形図で確認しながら歩かないと、ミスしやすいです。
先日は、大鳥屋、唐沢山間を地図見ながら歩いてきました。
516Pから近沢峠へのルートって、地味そうだしどうかなー?て思っていましたが、瀑泉さんのコメントで、行ってみようかと思いました。
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サクラマスさん (ななころび)
2016-02-24 04:55:26
こんにちは。
サクラマスさんも同じルートだったみたいですね。今回ルートは、行程はボリュームもほどよく、いい周回ができますね。お花とか咲くんでしょうかね。
怪我連続のおっちょこちょいで、気をつけないといけないですね。
私は山の服も、だいたいはユニクロのようなものですますタイプですが、ズボンは希に山専門店から、それなりのモノを購入してます。
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