
p2016年4月10日(日) 曇(なので写真にキレがない。って言い訳)
古賀志町で孝子桜を見物して、森林公園の駐車場に到着してまだ8時前でした。午前だけに限られた山歩きですが、目的は赤川ダム周辺の桜他の花々、中尾根序盤のかたくり、中尾根中段からのアカヤシオ、です。 559pに登ったらどうするか、その時の気分次第で決めよう。たぶん鞍掛山のほうに向かうんだろうな、その程度の計画でスタートしました。
森林公園の駐車場からスタート。ダムからは、この風景を見ないわけには行きません。ダム周囲の桜は、どうやら盛りのようです。
コース:森林公園p ーーー 中尾根取りつき --- 二枚岩 --- 林道 --- 559p --- 中尾根の最高点 -(中尾根で下山)--- スタート地へ
林道を少しだけ歩いて、あづま屋の所から中尾根に取りつきます。林道の昨年秋に来た時の北関東豪雨の影響の大崩落の傷跡は片付けられていました。北尾根取りつきの路肩崩落地点はどうなったのでしょうか。この日は行かなかったので、ちょっと判りません。
大岩を右に巻いて、トラバース路を進むといつもの所にたくさん咲いていました。
かたくりの花自体は、終盤に近いのか、傷んでいるような雰囲気のお花も目立ちます。でも色彩は綺麗なので、十分楽しめます。かなりの区間で紫色を楽しんで尾根センターに合流でかたくり群生地はおしまいです。その尾根合流地点付近で、前を歩いていた撮影中の単独男性に追いついて、ご挨拶。私と同世代の雰囲気の宇都宮のそのかたで、花が好きなようで撮影をよくされていました。
その単独さん(以後宇都宮さん)の、今日の目的はヒカゲツツジと言っています。なな”はその花がこの山のどこかで咲いていて群れていることも聞いたことがありますが、見たことはないのです。宇都宮さんは連れて行ってくれると言うので、ご一緒させてもらうことにしました。
(上からの赤川ダムです。)
自分としては馴染みの中尾根を登ります。496mの周辺では、アカヤシオが期待したとおりに咲いていました。ここは昨年もでしたが、本当に美しいです。もっと上がっていくと見出し写真のようにアカの向こうに559pが望めてきます。
古賀志山の主稜線(559p、古賀志山山頂間の稜線)の手前のピーク490m級で、北に折れて尾根通しで一旦下るようです。その先に二枚岩というスポットがあるそうです。490mピークからは初歩き尾根ですが、知らないと入っていかない尾根です。その尾根下り始めこそ、最初だけ急ですがすぐ平穏な尾根になります。
(先ほど歩いていた中尾根の斜面にアカが咲いているのが見えていました。)
559pを左手に見ながら北に尾根を進みます。山桜やミツバツツジも少しさいています。アカヤシオが増えたなと思ったら、ふいに二枚岩に到着しました。ヒカゲツツジやアカに囲まれた岩のたもとにベンチまで作られていて、休憩所兼展望台のようになっています。
これが二枚岩、南のほうからの図。北(下方向)から見ると、形や印象がまた違います。
でもって、ヒカゲツツジって自分はちゃんと見るのは、初めてではないでしょうか。薄い黄色がとても綺麗です。この二枚岩の周辺には群生していました。
二枚岩で少しゆっくり撮影、お茶を飲んだりします。宇都宮さんは、この尾根を尾根なりに下って林道に出て、林道を少し西に歩いて、適当な所から登り返して559pに行くようなので、地形図を見てなな”も納得。その後も一緒させてもらいます。
(一旦り下る林道が見えてきました。)
尾根を下りきって林道に合流して西進して林道分岐地点から、目的の559P北東尾根末端に取り付きます。舗装路に挟まれた尾根末端にはテープが1本ひらひら。その先は細い枝のヤブで、薄い踏み跡を辿って尾根を登っていきます。最初だけうるさいヤブでしたが、すぐに植林間の急登りになって、その先岩と自然林も混じる急登が続きます。ヤブ尾根に入ってからは、なな”が先導します。
大きな岩を乗り越すように進んでいく尾根になってきます。この先大丈夫かいなってきがしてきました。
この尾根、岩混じりで急ではありますが、心配はよそになんとか安全に登っていけるレベルのようです。尾根脇は結構急に切れていますが、アカヤシオやヒカゲツツジもまばらですが咲いています。
更に高度を上げていくとアカヤシオの花が密集して咲いている地点が出てきます。結構急な岩場の登りには、ロープが垂らしてあります。この山域にいくつもあるマニアックルートに合流したようです。
(岩のロープ場をつめる宇都宮さんとアカヤシオ)
北に走る尾根が見えています。これは鞍掛山への主稜線のピークでしょうか。
すぐ足元は急に切れている崖です。
もう559pは近いはずですが、この辺はもうゆっくり花見物をするしかないです。足元は危険地帯なので、注意だけは怠れません。
(559p方面の斜面 )
今日は、普通に知っている尾根を登って、知っている尾根を少しだけロングに歩いて帰るつもりでしたが、二枚岩の尾根を歩けて、559pの北東尾根を上れて、美しいアカヤシオの数々を見られて、宇都宮さんには感謝するしかないです。
花を撮っていて、80すぎくらいのおじいさんに抜かれて559pに到着です。559pは意外にも静かで、そのおじいさんと宇都宮さんとお話をしながらゆっくりしました。姿は見えませんが、下のほうから大勢のハイカーの声、皆さん狙いは同じようなものなのでしょう。
(559pから鞍掛方面の稜線。)
あまりゆっくりしていると、自宅に13時くらいまでに戻れなくなりそうです。下りは中尾根の頭まで行って、そこから普通に中尾根を下りましょう。
(古賀志山山頂部に向かう尾根はヤマツツジが綺麗でした。)
(中尾根の下りも、アカを鑑賞しつつ。。。)
中尾根の496pを過ぎて、次のピークを巻道が走っていて、初めてその巻きを利用していて、中尾根の北の枝尾根に引き込まれそうになりました。結構急峻のなっていくような尾根なのと、変なチャレンジをして帰宅が遅れるのもまずかろうと判断、。中尾根に戻りました。
(引き込まれそうになった尾根です。遠目に見ると岩の連続で急傾斜、古賀志山、怖わー。。今度上りで歩いてみましょうかね。)
かたくりの群生地をみながら下って、上を見上げると新緑も鮮やかです。
最後にはまたどうしても、この景色を覗きに行ってしまいました。(p ↓)古賀志山って、この時期いろいろな花が一度に見られて秀逸です。それとこれだけいろいろな尾根を歩いてもまだまだマニアックルートがあるようで、マニア心をくすぐります。まだこの先の季節ツツジが咲いていったり、新緑がきれいになっていくでしょう。私にとっては、こんなあまり時間を取れない日にはうってつけの山です。さあ、帰宅して、母親を花見に連れて行きましょう。 ■■
私が古賀志に行ったのは10日ですから、もうアカヤシオは厳しいかも、でもあの山はこれから順次つつじが咲いていきますね。
今回初めて行った二枚岩は結構お勧めスポットで、お茶休憩にうってつけです。