
入山日 2014年9月7日(日) 曇り 単独 (毘沙門山山頂から見た、歩いてきた尾根と茶臼山)
こんばんは。今市のななころびです。こんなタイトルの唄って誰も知りませんよね。
今市の夜はすっかり秋の気配、涼しい中虫の音が心地よいです。家の周りは稲穂の匂いが感じられています。夏の山歩きをおきざりにしたような気分の中、今年の秋山はどんな風景と出会えるのだろうかなどと思いをはせています。
6日は仕事、7日(日曜)は悪天候予報。7日はすっかり山歩きを諦らめていたら、正午ごろ空に青空が見え出してきました。今週歩きをやらないと、来週の2500m超へ行く歩きにこたえると思い、超地元の低山歩きに繰りだしてみました。
コース: 大谷向の駐車スペース ・・・ (ヤブの北尾根経由で)茶臼山 ・・・ 毘沙門山 ・・・茶臼山 ・・・ スタート地へ
今回は午後のスタート、山自体に何も期待していない。ただ脚力の衰えを多少でも防ぎたいだけ、というか気持ちのよい汗がかきたかっただけなのかもしれない。
コースは昨年の3月に辿ったコースで茶臼山、毘沙門山と行き、復路車道歩きも面倒なので、ピストンを予定した。
(スタート地には立派な道標がある。ここまでは前回同様)
茶臼山登山口の道標のある駐車場に前回同様 車を停めてスタート。道標はあった。入っていく道がよくわからない・・・。ヤブが密生していていけそうな道が見つからなかった。あれ?、1年ちょっと前に自然に歩き出せた道がよくわからないとは。なんとか踏んでいけそうなヤブを超えて、植林帯に出たけれど、正解の一般コースはもっと明瞭な踏跡があるはず。自分の今いる斜面はただの植林急斜面だ。(P ↓)
歩き始めで、すぐ一般ルートと外れているのはわかった。登っている斜面の左手に小沢を挟んで尾根型が見えたので、そちらの方向に正解の道はあったのだろう。戻る気は起きなかったので、予期せず茶臼山のヤブ尾根歩きをしてしまおう。急斜面を枝につかまりながらなんとか10分ほどのぼって尾根の上に乗れた。
意外にも獣の踏跡が薄っすらある歩きやすい尾根が緩やかに登っていっていた。
それにしても、こんな時期に茶臼山とはねえ。背中はすぐ汗でびっしょりになった。樹林帯の尾根上にはあちこちにキノコが生えていた。
これは実物はもうちょっと茶色がつよかった気がする。(P ↓)
明瞭な踏跡は鹿のものだろうか、よくわからない。糞はほとんど見なかった。今歩いたばかりのようなえぐれた細い足跡もあったけれど・・・。こんな町近くにも動物がたくさんいるのは意外だ。
登って行って一般ルートには稜線上で合流すると予測。その上部付近は少しヤブっぽくなったりしたが、歩行に障害はなかった。途中に黄色テープを二つ見つけた。
日陰のじめっとした東面の尾根。こんな鮮やかなキノコも群生していた。
約25分強、道尾根をのぼってようやく一般ルートに合流。茶臼山の登山口よりのひとつ隣の小ピークのすぐ近くでの合流だった。
(一般ルートが南方面から上がってきていた。合流。)
合流点からはあっという間に茶臼山山頂に到着。ここは単なる通過点的なピーク。
茶臼山からは、ほぼ平坦な稜線を辿って、毘沙門山へ向かう。そのくらいまで歩かないと、運動にもならない。今日は、毘沙門山からの帰りは車道を歩かず、山中をピストンするつもり。
車の往来や人目を気にして町なかを歩くのが面倒だったから。
(こんな生々しいキノコもあった。てりやき風か。)
チェスか何かの部品のようなキノコ。
現物はもう少し色が濃かったようなきがする。これは少数派のキノコ
これはでかかった。手のひらを広げたサイズより大きなマン丸だった。
毘沙門山に近づくと、ようやくこの山中で唯一の険しいそうな雰囲気のある岩混じりの場所が出てくる。
毘沙門山山頂直下はこんな岩の傾斜がある。始めてきた昨年3月には最初、この岩を直登して途中でやめて、右にある巻き道というか正規ルートに戻るときにこけて転んだことを思い出した。今回は最初から正規ルートで巻き。
毘沙門山山頂にあっさり到達。南方面に立派な山容の鶏鳴山が見えた。
日光連山方面は麓より上は真っ白な雲に隠されていた。月山、夫婦山らしい山が見えていた。
毘沙門山山頂でだけ休憩して、来た稜線をピストンで戻る。稜線を歩いている局面は風が吹いてきて、多少涼しく感じる。風のない場所に来ると、汗ばむ感じになった。
(茶臼山周辺は自然林に囲まれている。いまだ夏の盛りのような緑が綺麗だった。)
茶臼山山頂部を通り過ぎて登り口の駐車スペースに向かう。上方からルートを辿れば、一番最初にどこから道を誤ったのかわかるはずだと思った。最後、里に近くなり、付近の家が見えてきて自分のスバルがすぐ下に見えた。降りてきてみれば簡単。駐車スペースの脇にあるコンクリの側壁に沿って斜面を登っていけばよいだけの入口だったのだ。その地点が全く刈払いもされていなくて、雑草が伸び放題だったために、1年前に普通に入っていけたそのルートを探せなかった。
それにしても、なんという荒れた登山口。足利方面のおやじさん達の毎日登山の対象になっているような山に比べると、違いは歴然。この山はこの時期ほとんど人が入っていないのか。よほど麓の町内に山好きおじさんがいないのかなのだろう。
入口を見つけずに入って、ヤブのショート尾根を歩いていい汗をかいて、来週からの秋シリーズに仕切り直しですな・・・ ■■
(登山口はこのコンクリの壁の角の向こうに伸びていたのだ。)
2500m超の山とは、地元のあのお山です。せっかくなので、晴れの大展望を期待したいです。
今になって思えば古賀志山のほうがいいですね(笑)。その時の自分の思考を振り返ると、午後スタートだし、家から10分で登山口の茶臼にしたのだと思います。
私、この歌一番好きなんです。拓郎の中で。
通常ルートで登らない所がななころびさんらしいです。
連休は県境のあの山ですか。360度の好展望が見られたらいいですね。紅葉はもう少し先でしょうか。
自分は、後追いですがこのシングル盤、家のどこかにあります。懐かしいです・・・。
通常ルートで登ろうにも、山への道が見つけられず、登山口の板から20メートルの間を行ったり来たり2,3度繰り返しました。地元茶臼山で撤退かと一瞬思いましたよ。
今度の休みは、日帰りで県境のお山です。県外の山友の初登頂でのガイド役です。好展望が見られないと、行く意味が半減します。