カラスウリの次はリンゴ売りの話題です。
果物屋で4個入りパックのりんごを買ってきた。当店大人気のりんご スターキング という種類。
スターキングとは懐かしいりんごだ。私が子供の頃に既に栽培されていて、名前が示すように当時一番うまいりんごだった。
その後新しい品種のりんごがどんどん出てきてスターキングは目にすることがなく忘れていた。おもいがけず見かけたのですぐに手がでた。
家に帰りさっそく食べてみた。ハズレだった。ボケていて不味い。1つだけがボケているのかと思い他のも食べてみたが4つともボケている。
ところで「りんごがボケる」とは、どういう状態かわかりますか?
熟したりんごを常温で放置しておくと、スポンジのようにパサパサで水気がなくなります。
昔、歯磨き剤のCMで「りんごをかじると歯ぐきから血が出ませんか」というのがありましたが、りんごは果汁たっぷりで固くないとうまくない。
私が育った地域ではスポンジのようにパサパサになったりんごを「ボケている」と言っていた。この表現はどこでも通じると思っていたが、テレビだか新聞でボケりんごという言葉が通じるか調べた結果が紹介されていた。
それによると日本の3分の1くらいでしか通じないらしい。
ショックだった。世界中で通じる標準語だと思っていたのに。
追伸:スターキングというりんごが不味い訳ではありません。ボケたりんごを売っていた店が悪いのです。念のため。
近くの店だったら返品なり交換を依頼するところですが、少し遠いので交換してもらったとしてもバス代とか電車代とか飛行機代のほうが高くなっちゃう。