普通に見られるホオズキはホオズキ市に出品される種類で、まん丸い実が真っ赤に熟してその実を覆う袋状のガクも真っ赤に色づきます。
この観賞用のホオズキの実は、子供の頃に液体状の中身を皮が破けないように取り出して、空になった袋を口の中で空気を出し入れして音を出して遊んだものです。
口の中で袋の中身を出した時にそのまま飲み込んで食べてしまいました。
写真のホオズキは観賞用ではなくて食用ホオズキです。真っ赤には熟しません。熟すと袋は枯れ葉色に中の丸い実はオレンジ色になります。
右側が1つだけ熟した袋、左側はまだ未熟です。
丸い実の中は液体状ではなく少し硬めのゼリー状とでもいいましょうか。この実を皮ごと食べます。おいしいですよ。
旅先で初めて食べて気に入ったので自分でも育ててみました。しかしうまくいきません。
生産者が育てると、たぶん6月頃から花が咲いて7〜9月頃に収獲になると思います。
私が育てると、やはり6月から花が咲き始めます。しかしこの花は実にはならず落ちてしまいます。その後は草丈はどんどん伸びますが全く花が咲きません。
そして次に花が咲き始めたのは昨年は9月中頃、今年は10月になってからです。この花たちは実になって徐々に大きくなります。しかし時すでに遅しですぐに寒くなります。なかなか熟すまでいきません。
たぶん当地の真夏の暑さが生育に適していないようです。もう少し涼しい地域が好みのようです。