つまずかないようにね

雑草や雑木がおもしろい

ツキミソウは似合いますか

2024-12-19 22:39:01 | 山野草

富士には月見草がよく似合う

そう書いた作家がいます。しかし富士山に似合う花は草丈と富士山の遠景との比較から月見草とは別のマツヨイグサの仲間であろうと言われています。

写真の黄色い花はコマツヨイグサです。地面近くを這うような草丈で日本一の山と並べて見るには小さすぎます。
作家が月見草と文学的に表現した花はオオマツヨイグサだろうと言われているそうです。

ツキミソウは黄色ではなく白い花を咲かせます。草丈はコマツヨイグサと同じくらいで小さいです。下の写真は今年4月に撮影したツキミソウの花です。






ど根性 ケチョウセンアサガオ

2024-12-17 21:42:21 | 山野草
道路のアスファルトの小さな裂け目から芽生えたダイコンが「ど根性大根」と呼ばれて人気者になったことがあります。

テレビなどでも頻繁に取り上げられて他の場所でも見つかったり、大根以外の別の野菜も見つかったりと賑やかでした。

そのうち大きく育った元祖「ど根性大根」が誰かにへし折られてしまって、これまた大騒ぎ。
どこかの研究室がへし折られたど根性大根を組織培養してクローン大根を作ったりと無意味とも思える遊びも話題になりました。
植物体の切片による組織培養はシクラメンの苗の大量増殖などで実用化されている技術です。

長くなりましたが、ここまでは前置き。

先日、片側2車線の当地としては幹線道路ともいえる道を歩いていました。この道の先には高速道路のICがあります。

歩道と会社の駐車場の境い目、舗装の狭い隙間から生えた見なれない植物を発見しました。



トゲトゲの丸い実をつけたケチョウセンアサガオという名前のようです。野菜じゃないけれど、まさに「ど根性ケチョウセンアサガオ」です。

カラスウリはどこへ

2024-12-15 10:06:23 | 山野草


崖の上から垂れ下がったカラスウリのツルに真っ赤な実がぶら下がっている。

カラスウリの実を見るとまだ若かった頃に聴いた懐メロを思い出す。

♪窓の外にはカラスウリ ♪声を嗄らしてカラスウリ ♪きっと誰かがふざけて ♪カラスウリの真似をしているだけなんだろ♪

というような歌で小売の世界の厳しさを表現しており、当時はフォークソングと呼ばれていたジャンルだった。シンガーソングライターと言われる人が増えてきたのもこの頃だったように思う。
音楽業界に疎い自分勝手な記憶だからあまりあてにはならないが。

カラスウリより小さなスズメウリもあるけれど、こちらのほうはなかなか見つからない。カラスウリほど目立たないせいかも。

菊の花を食べてもいいの?

2024-12-14 14:56:16 | 山野草

東北出身のご近所さんから菊の苗をいただいて育てています。

菊の名前は もってのほか というそうです。
食用菊です。紫色の花びらをサッと軽く茹でてポン酢などで食べます。美味しいですよ。

菊の花には毒がないので、どの種類の菊でも食べられるそうです。
ただし菊に限ったことではありませんが、食べられると美味しいとは別の話です。


ホオズキを食べてみると

2024-12-12 15:26:38 | 山野草
普通に見られるホオズキはホオズキ市に出品される種類で、まん丸い実が真っ赤に熟してその実を覆う袋状のガクも真っ赤に色づきます。

この観賞用のホオズキの実は、子供の頃に液体状の中身を皮が破けないように取り出して、空になった袋を口の中で空気を出し入れして音を出して遊んだものです。
口の中で袋の中身を出した時にそのまま飲み込んで食べてしまいました。



写真のホオズキは観賞用ではなくて食用ホオズキです。真っ赤には熟しません。熟すと袋は枯れ葉色に中の丸い実はオレンジ色になります。
右側が1つだけ熟した袋、左側はまだ未熟です。

丸い実の中は液体状ではなく少し硬めのゼリー状とでもいいましょうか。この実を皮ごと食べます。おいしいですよ。

旅先で初めて食べて気に入ったので自分でも育ててみました。しかしうまくいきません。

生産者が育てると、たぶん6月頃から花が咲いて7〜9月頃に収獲になると思います。

私が育てると、やはり6月から花が咲き始めます。しかしこの花は実にはならず落ちてしまいます。その後は草丈はどんどん伸びますが全く花が咲きません。

そして次に花が咲き始めたのは昨年は9月中頃、今年は10月になってからです。この花たちは実になって徐々に大きくなります。しかし時すでに遅しですぐに寒くなります。なかなか熟すまでいきません。

たぶん当地の真夏の暑さが生育に適していないようです。もう少し涼しい地域が好みのようです。