つまずかないようにね

雑草や雑木がおもしろい

雪の下にもトキワハゼ

2024-12-30 16:12:01 | 山野草


トキワハゼは1年中いつでも咲いています。
とは言っても雪が降り積もった下でも咲いているか確認したことはありません。

当地では雪が積もることは稀でなかなか確認する機会がありません。雪が降ればトキワハゼのことなど忘れてしまって滑っ転ばないように歩くことで精一杯です。

もしトキワハゼの花ことを思い出すことがあったとしても、今度はどこに生えていたかを思い出せません。脳が狂牛病のようになってしまったかのようです。

シャクチリソバに出会う

2024-12-27 18:39:38 | 山野草


山あいの道を歩いている時にソバの花に出会いました。
でも近くに畑なども無い場所でソバが生えているのは腑に落ちない。

調べたらソバの仲間で シャクチリソバというようだ。薬用植物として移入されたものが逃げ出して野生化しているとのこと。

ソバ畑の近くに生えていたら疑うこともなくソバだと思うだろう。農家の方には区別がつくのだろうか。

本当は樹木だったコウヤボウキ

2024-12-23 20:45:46 | 山野草


コウヤボウキは細い枝を四方八方に広げて先端がクルっと丸まった花をつけます。背丈は小さいが草ではなく木です。
花が咲いた後に冷たい北風に吹かれている綿毛もかわいい。

この細い枝を束ねて箒として使うこともあるようです。箒といえばコキアの名で知られ紅葉が美しい草はホウキグサとも呼ばれて枯れたあとに根元で切って箒として使っていました。

このホウキグサの実はトンブリあるいは畑のキャビアとも呼ばれて食用になります。

ツキミソウは似合いますか

2024-12-19 22:39:01 | 山野草

富士には月見草がよく似合う

そう書いた作家がいます。しかし富士山に似合う花は草丈と富士山の遠景との比較から月見草とは別のマツヨイグサの仲間であろうと言われています。

写真の黄色い花はコマツヨイグサです。地面近くを這うような草丈で日本一の山と並べて見るには小さすぎます。
作家が月見草と文学的に表現した花はオオマツヨイグサだろうと言われているそうです。

ツキミソウは黄色ではなく白い花を咲かせます。草丈はコマツヨイグサと同じくらいで小さいです。下の写真は今年4月に撮影したツキミソウの花です。






ど根性 ケチョウセンアサガオ

2024-12-17 21:42:21 | 山野草
道路のアスファルトの小さな裂け目から芽生えたダイコンが「ど根性大根」と呼ばれて人気者になったことがあります。

テレビなどでも頻繁に取り上げられて他の場所でも見つかったり、大根以外の別の野菜も見つかったりと賑やかでした。

そのうち大きく育った元祖「ど根性大根」が誰かにへし折られてしまって、これまた大騒ぎ。
どこかの研究室がへし折られたど根性大根を組織培養してクローン大根を作ったりと無意味とも思える遊びも話題になりました。
植物体の切片による組織培養はシクラメンの苗の大量増殖などで実用化されている技術です。

長くなりましたが、ここまでは前置き。

先日、片側2車線の当地としては幹線道路ともいえる道を歩いていました。この道の先には高速道路のICがあります。

歩道と会社の駐車場の境い目、舗装の狭い隙間から生えた見なれない植物を発見しました。



トゲトゲの丸い実をつけたケチョウセンアサガオという名前のようです。野菜じゃないけれど、まさに「ど根性ケチョウセンアサガオ」です。