では、いつものようにオンエアーリストと、時間が足りなくて端折ったコメントの補足など…。
ブルーヨーデル・コーナー
1. Never No More Hard Time Blues/BOB WILLS & HIS TEXAS PLAYBOYS
ウェスタン・スイングの創始者=ボブ・ウィルス。作者クレジットはUnknownとしていますが、明らかにジミー・ロジャースの♪No Hard Timesのカバーです。
2. Treasures Untold/JIMMIE RODGERS
1927年ニュージャージー州カムデン録音のオリジナル音源から。珍しく1番、2番のいわゆる‘Verse'の部分にブルーヨーデルがなくて、最後のサビでやっとブルーヨーデルする曲。
3. I Will Always Love You/LEANN RIMES
今日の応用例はぐっと高度になって、ホイットニー・ヒューストンのカバーで超有名になった曲ながら、原曲はドリー・パートンのカントリー曲。ブルーヨーデル的な声の裏返り方が、恋に悩む女性の切なさを表現しています。
ワールドミュージック珍品音源コーナー
1. Orinoco Flow/SPIRIT OF EDEN
バンドのプロフィールとかのデータの少ない、謎のセルティック・ポップ・バンドがエンヤの出世曲をカバー。
2. Fisher's Hornpipe/YO-YO MA EDGAR MEYER, MARK O'CONNOR
feat. violin ALISON KRAUSS
2000年にアパラチアン・プロジェクト2として活動していたヨーヨー・マたち。今やカントリーの新女王のアリソン・クラウスをゲストに迎えて、Hornpipeスタイルのトラッド曲を楽しそうに弾いています。
3. ウルガの丘/元ちとせ
ユーミン(松任谷由実)作詞作曲。サビの♪ホーヤーレイホウ
ホーイーレイレイーホウをブルーヨーデル応用例に使おうか--と思ったほど。
4. Wayfaring Stranger/BILL MONROE AND HIS BLUE GRASS BOYS featuring PETER ROWAN and RICHARD GREENE
中東テイストのアメリカン・トラッド曲。'98年2月の3度目の来沖ライブの時に、ピーター・ローワンが沖縄の某芸術家の家でこの曲を披露したら、「詞の内容はよく分からないけど、声が裏返るところなんか奄美の民謡かと思ったよ」と某芸術家。このエピソード以降、ソギーマンもこの曲を得意なレパートリーにしています。
ノンジャンル・コーナー(ライブ・プロモ)
1. 伊佐ヘイヨー/玉城一美
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/53/9422e28da02f4f81c81a5979677239d1.jpg)
有名な女性唄者の玉城一美さんのちょうど10年前に録音した「天縁」は、アレンジが梅津和時さんで、エキゾチックな音使いが多いのです。この曲の印象的なイントロ、そして全編に独自の音階を披露している中近東の楽器はウード('oud)。その日本での第一人者の奏者=常味祐司(つねみ・ゆうじ)さんの沖縄ツアーがもうすぐ始まりますよ。
「南の島で聴く アラブ音楽II」
5日(木曜) PM 8:00 コトブキ(牧志 十貫瀬近く)
入場料1,000円(別途ドリンクの注文が必要)
6日(金曜) PM 8:30 アルテ普天間店「HALAKALA」
7日(土曜) PM 8:30 アルテ鳥堀店ウォーバホール
8日(日曜) PM 8:30 アルテ栄町店「GARDEN」
アルテ各店でのチャージは、いずれもワンドリンク付き 一般1,500円 中・高・学生1,000円 小学生500円
2. 涙そうそう/SISTER KAYA
日本レゲエ界のグレート・マザーのSISTER KAYAさんも、まもなく「BLAZING GIRLZ Vol.1」のガールズ・バンドたちを引率して沖縄でレコ発ライブです。待望の「たからもの2」は4日発売! そして、恒例化しつつあるこの番組のトーク・ゲストとして、来週出演してくれますよ。
7日(土曜)リリースパーティ
「RAM MAGGLY Vol.1」 @クラブmnD(OPAビル7F)
前売り 1,800円(1D付き) 当日2,000円(1D付き)
22:00開場
8日(日曜)@クラブSTEMMEN (前島アートセンタービル4F)
前売り 1,500円 当日2,000円
21:00開場
もちろん両方のライブに行くソギーマンには、嬉しいライブ攻め!ですよ。
♪ヨロレイヒ~