「雨は降るとも」
雨は降るとも濡らしはせまい 傘をかざして あい相合い傘じゃえ
雨は降るとも濡らしはせまい 傘をかざして あい相合い傘じゃえ
「濹東綺譚」初演から唄っている小唄で、 原作にはありません。 傘をすっとさし出してくれたとき…ふと、恋の花が咲く。
印象的なふたりの、雨の出会いの場面で唄ひます。そして作品の中ではもう二曲唄ひますが、どちらも切ないお雪の恋心を唄ふものとして入れました。
お雪さんの…言葉にならない想いを、爪びき三味線で唄ふのです。
玉の井の女性たちを想って… 明日の舞台で唄ひたいとおもいます。