兎と云えば、泉鏡花です。

皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌸

きょうは大晦日。皆さんは、いかがお過ごしですか？
さて、来年は🐇卯年とのこと… やはり思い出すのは、泉鏡花ですね。

鏡花の “向かえ干支” がうさぎだったため、うさぎをたくさん集めていました。生涯集めていました。…なんでも自分の干支から７番目の動物がその人のお守りになるそうです。みなさんはどの干支でしたか？鏡花は西年だったそうです。


なので、兎と云えば、泉鏡花なのです。

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これは斎藤秀樹さんの兎です♪



ということで、写真で、鏡花みちをお散歩してみましょう。

泉鏡花 「化鳥」の風景、母の面影浮かぶ浅野川。


2016年に、朗読空間で語りをしました。絵本も取り寄せて、今でも大切に持っています。今年、金沢へゆくことができて嬉しかったです。近くに浅野川が流れていたからです。２日目には雨が降っていて「化鳥」の世界を思い浮かべながら、川を眺めていました。泉鏡花記念館にも行くことが出来ました。随分前に訪ねて、二回目でしたが、こういうところはさまざまな企画展をしているので、いついっても新しい発見があります。


「照葉狂言」（てりは・きょうげん）
主人公の貢は、鏡花とおなじで母を亡くしています。鏡花は自分の身の上を重ねているのでしょうね。小説を書くことによって自分を励まし、貢とともに成長して立派に生きたのかもしれません。少年時代の鏡花が、この川に、ひとりで石投げをして遊んだこともあったかもしれないと、しばらく瀬音に耳をすませていました。



これは、「暗がり坂」といって、これを降りて、主計町 (かずえまち) 茶屋街をぬけると… 浅野川が目の前に広がります。


主計町 (かずえまち) 茶屋街。迷路のようになっていて、風情のあるところ。曲がりくねって、並ぶ家々を抜けて、広々した浅野川に出るわけですが、逆に迷路に入りこむ面白さがあります。

泉鏡花の幻妖世界へ、迷いこみたくなる感じです。鏡花の原風景を訪ねるお散歩でした。



なつかしいお話ですが、2016年、新春の語りで、泉鏡花の「化鳥」を語りました。

朗読空間　其の二十二～長浜奈津子 三味線語り～ 1月 9日 (土)／10日 (日)開演 15時、午後の公演。3階のギャラリーでしたが、冬の午後の公演は暮れゆくさまが大きなガラス窓にうつろいで、なんとも良い雰囲気でした。この頃は「高野聖」「人魚の祠　紫陽花　星あかり」「貝の穴に河童のいること」「化鳥」「眉かくしの霊」と泉鏡花の朗読を、三味線語りでよくしていました。


今年も最後に、おとがたり朗読公演、幸田文『おとうと』をストライプスペースB2で朗読公演をさせて頂きました。

ストライプハウスHP
館長さん、瀬知さん、池田卓哉さん、ありがとうございました。きょうまで朗読を続けてくることができました。まっすぐ歩いてこられたことに、感謝しています。来年もストライプハウスで語りたいとおもっています。あれこれ演目を浮かべていますので、新年の夢につなげます。

＜関連ブログ＞

幸田文 『おとうと』 おとがたり朗読会、公演後記。 12/28 - 銀の河 ～ 長浜奈津子のブログ ～

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おとがたり朗読とヴァイオリン

最後までお読み頂きましてありがとうございました。
皆さん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎え下さい🐰

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