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私と言う人間性の低さ、底上げしたい。

2021-03-28 17:43:00 | 自分について考える

 こんにちは。前回の投稿に思いの外、反応があって驚きと、嬉しさが込み上げてきました。

 誰かに聞いて?見て貰えて、反応を貰えるって嬉しい事なんだな。ありがとうございます。

 さて、私の下には3年目の若い子ピョン太と、6年目の年上男性チョビンがいます。

 ピョン太は、まだまだ若い男の子。直ぐにムスッとした態度をとるし、仕事を頼んでも行動は遅く、急いでいる時、忙しい時正直イライラしてしまいます。

 そして一番私が苦手なのはチョビン。チョビンは私よりざっくり10歳程歳上の男性なのですが、精神障害を持っている方で、言動が5歳児と変わらないことが多々あります。

 そして、この厩舎で1番の問題点はウサミである私自身。元より攻撃性が高く、気性が荒い所があり…それを少しでも治したいのですが、イライラしてはダメだと分かりつつもイライラしてしまう自分が本当に情けなくて、ピョン太にもチョビンにも申し訳なく思っています。

 • 厩舎長であるボスがいない時は厩舎メンバーを引っ張って行く事

 • ボスと下の子達を繋ぐ円滑剤の様な存在である事

 •ボスの仕事上の相談相手や、ささやかながらでも支えていける様な人物でなければならない。

 など、副厩舎長として求められている人材に私は残念ながらどれにも当てはまっていません。

 数年前、まだ私の上にボスと副厩舎長がいた頃その副厩舎長に言われた言葉があります。

 「ウサミの事は信用していないが信頼してる」
   
 信用と信頼。当時は何が違うのか分からなかったです。ただ、“信用していない”の言葉が深く深く心に刺さりました。

 現在、この言葉をくれた先輩は自分の厩舎を持つ厩舎長となり、私はその先輩から引き継いだ形で副厩舎長になりました。

 その先輩、シバさんが居なくなって視界が広くなった途端に、どれほどシバさんが有能な副厩舎長で今まで…シバさんと働いたのは2年程ですがどれほど外敵から守ってくれていたのか、仕事を教えて貰ってたのか。そして自分の人間性の低さに嫌でも気付かされました。

 今は、信用と信頼の違いを分かっているつもりです。分かった上で私はシバさんが信頼してくれていたのが不思議で、そのゆういつの信頼を裏切りたくなくて、欲張りですが現ボスや、他の方々に信用される人間になりたいと強く思います。

 理想

•馬のために

•ボスが安心して厩舎を任せれる様になる事

•非常事態時の冷静な対応

•下の子達への思いやりのある対応

現実

•とにかくミスが多い

•キャパシティが狭く非常事態になればなるほど周りが見えなくなる。

•更に心も狭くなり、イライラ状態になる


 今のところの理想と現実を書いておきました。自分への戒めです。



楽しい事ばかりじゃない(閲覧注意自己責任)

2021-03-28 11:41:00 | 日記

 最近はお産シーズン真っ只中。次々に可愛い仔が生まれてくる反面、残念な結果になってしまう事もしばしば

 さて、私はお産厩舎と呼ばれる厩舎の2番手、副厩舎長?を勤めています。

現在の厩舎メンバーは、

 厩舎長(ボス)、ウサミ(私)、3年目の若い子(ピョン太)、定年過ぎたおじいちゃん(ジジさん)6年目の年上男性(チョビン)

そして愉快なパートさん達です。

 先日昼昼前に放牧地を見回りしていたピョン太が破水したと連れてきた繁殖牝馬。とっても安産でしたが一つ問題が。

 鼻曲がりの奇形でした。もちろん多少の鼻曲がり程度なら問題ないのですが、生きて行くのに支障が出るほどの曲がり具合。その場で安楽死が決定しました。

子供をなくした母馬には2日前に生まれた別の仔をあてがう事に。乳母付けです。

 生まれた仔は、すぐさま母馬が見えない所に隠して母馬に鎮静剤を投了、両目を隠します。

 連れてきた仔にも鎮静をかけて母馬の羊水を仔になすりつけ羊膜を身体に巻きつけて、母馬にあたかも自分が今しがた産んだ仔だと錯覚させます。

 スピードある行動と、しっかりと自分の匂いのついた新しい仔に乳母付けは大成功でした。

 この仔の本当の母馬は、産後体調を崩し芳しく無い状態でした。産後の育児は体力を消耗するのは馬も人も同じこと。仔と離れた母馬には治療に専念してもらう事になります。

 一方で奇形で生まれて来た仔は、静かに施しが行われました。誕生して来たはずなのに。10年間決して少なくない頭数生後ままない仔を見送りました。もう、涙は出ません。悲しんではいけないと思うからです。ただやはり辛い気持ちは込み上げて来ますが、表には出さない様に気を付けてます。

 だからここでは言わせて下さい。

 生まれてきてくれてありがとう。お母さんの愛情をあげられなくてごめんなさい。

 お母さんのお腹から狭い産道を通って破きにくい筈の胎盤を自ら破りお母さんと共に頑張って誕生して来てくれたね。

 私にはお空の上でのびのび走りまわってね、なんて言葉は出てこないけど、

 君が卵の頃から成長を見守って、せめて君の顔が見れて良かったです。ありがとう。お疲れ様でした。

 
いつも奇形を施すときに思います。
どうして奇形になってしまうのか?
管理方法がいけなかったのか?
少しでも奇形を減らす事は出来ないのか?

 組織の平社員の一員でしかない私が出来ることは今を生きている馬達にこれから生まれてくる馬達を出来る限り世話して行くしかない事は、重々承知しています。

 ☆見出しの写真はすっかり親子関係を築いた母馬と仔