こんにちは!泊まりが終了し外が明るくなってきた頃、夜飼いであるボスが来てお産泊まり終了です。今回は泊まり明け休みを貰っているのでそのまま家に戻り爆睡笑
普段の泊まり明けは午前中まで仕事して、午後からは休憩、振替?が貰えます。
泊まり明け休み最高!!午前中の仕事しないで帰れるのは嬉しいです!!若い子は泊まり明け休み取るのは勿体ないと言いますが、もうね、私はそもそも夜更かしが辛いのです
さて、前置きが長くなりましたが、今回は、レッドバック(早期胎盤剥離)のお産でした。
まず、レッドバックと言うのを、本当にざっくり説明します。
通常、胎児は胎盤を自分で破ります。その時に大量の羊水が外に流れ出し(破水)して羊膜が陰部から出てきます。通常この時胎盤は見えません。
しかし破水する前に羊膜ではなく赤い袋が陰部から出てきてしまうことがあります。その赤い袋こそが、胎盤でありその状態の事をレッドバックと呼びます。
ここでは、ざっくりとした説明しかしませんがもし興味のある方が居たら、私が説明出来る範囲で説明する場を設けます。
とにかく、レッドバックが発生した場合は馬に合わせた素早いお産を心がけています。外に出てきた胎盤を手で破り(用手破水)お母さんの陣痛に合わせてゆっくりと牽引します。
胎盤が早くも剥がれて出来ているために通常ヘソ膿から送られてきている酸素が胎児に来ていない可能性があるので、なるべく無理なく、早い分娩を心がけます。
無事に分娩した胎児は、元気よく、可視粘膜が少し白っぽかっただけだったので、少しの間酸素吸入しただけで済みました。
今回の場合はレッドバックが起こる前に破水前の馬の様子が変だったのでほぼ間違えなくレッドバックだと確信してたので、迅速な対応が出来ました。
獣医師や、お産に立ち会うスタッフによってレッドバックが起こる前に産道に、手を入れて用手破水させる人と、赤い袋が見えたら破けば良い、と考える人達も居ます。
何はともあれ、レッドバックの時はいつも緊張が走ります。ヒヤヒヤしました。😰
でも母子共に元気なので本当に良かったです!お母さんもおチビちゃんもお疲れ様!!✨
このレッドバックとは別件で同時並行して3頭のお産もありましたが皆んな元気です!!
今回は、慌ただしくて写真撮って暇がありませんでした😞