津軽の6ッくん・ボーダー

青森県の津軽地方で暮らす、6頭のボーダーコリーファミリー
気まぐれママの勝手な思い込み~~~が満載♪

Back to the 2007☆パピ子Part2♪

2012-01-12 | 6ボー日記
初めての妊娠・出産で、テンパっていたママとキャンディ。

でも、本当にテンパっていたのはママだけで・・・

キャンディさんはちゃんと母親になる準備も覚悟も出来ていたみたいです。

第一子、マルスを産んだ後、キャンディはオロオロして何もしないように見えました。

それはママがそう見えただけであって、キャンディにはキャンディのちゃんとした順序があったようです。

それを分からなかったママは焦ってしまい、マルスに手を出してしまいました。

せめて頭の部分だけでも・・・と思い羊膜をふき取ってしまいました。

結果キャンディは、とても丁寧にマルスを舐め、ママの匂いを消そうとしたのかもしれません。

3日後、体重を測る時に気付いた時には、マルスの脚はパンパンでした。



急いで動物病院に電話をし、青森まで車を飛ばしました。

診断の結果、キャンディが舐めまわした時にとても小さな傷ができ、そこから菌が入って腫れたようです。

生後3日ということもあり、強い薬は使えず・・・

このまま腫れが引かなければ、脚は壊死して切断しなければならないと言われました。

ショックのあまり・・・言葉を失いながらも、どうにかならないものかと先生に泣きすがり・・・

先生の言ったひと言。『民間療法だけど・・・信じるならやってみなさい。』

それは温冷浴でした。

冷たいお水と熱いお湯とを交互に浸かり、血管の収縮・拡張を促し、神経を刺激する方法でした。

先生は『最低1日3回。でも、やればやるほど良いけどね。』

普段のママなら絶対にやらないし、絶対に信じないと思います。

だけどこの時は本当に、藁にもすがる思いで、寝る間も惜しんで3時間ごとにやりました。

すぐに結果が出る訳でもなく、毎日病院に通い、やっと3日後くらいから腫れが引き始めました。

先生に『このまま腫れが引けば、脚切らなくても大丈夫だよ。』

ちょっと安心。だけどまだまだ油断は禁物。

それからも3時間おきに温冷浴を繰り返し・・・やっと腫れが引きました。

正直何日間この生活をしていたのか・・・記憶が曖昧です。

ママはこの時夜勤の仕事をしてたので、ちょっと寝ては起きる、ちょっと寝ては起きる。

他の子ボー達やキャンディ、ボブの事もあり、おまけに冬だし雪かたずけもあり・・・

どうやって生活してたのか?毎日いっぱいいっぱいだったと思います。

なのでこのかわいい盛りの貴重な写真もほとんど無い。これは本当に残念です。

さて、信じるものは救われる。

先生もビックリするほど腫れも引き、心配していた後遺症もなく、無事マルスの脚を守る事が出来ました。

後から先生に聞いた話では・・・先生もこれ程温冷浴が効くと思ってはいなかったようです。

ポイントは、やればやるだけ良いと言った言葉を信じてやったこと。

本当に1日3回くらいしかやらなければ・・・多分腫れも引かなく、最悪の結果だったということでした。



過保護過ぎるほど、母性に目覚めたキャンディさん。

ママが病院に行くのにマルスを連れ出すと後を追いかけてきたり、

温冷浴させようとすると、ジャンプをして何をしてるのか監視して、終わるまでずっと後ろでウロウロ。

ボブが近寄ろうもんなら、めちゃくちゃ威嚇して・・・

完璧なまでに子ボーを守り、育てました。

本当に本当にありがとう。 ママは心底感動しました。

今でもこの時のキャンディを思い出すと涙が止まりません。キャンディはスゴイ!!

すっごい長くなっちゃったけど、生後12日目の

 マルス 



 サン 



 ルナ 



 ジュピ 



みんなブサイクでめっちゃカワイイ

こんなに小さかったんだよね。