知り合いの知り合いから
聞いた話なんですけどね、と
前置きして語られる話というのは
たいてい怖い話なんですよ。
しかも又聞きだから尾鰭が付いて
壮大な物語へと発展します(笑)。
廃墟、トンネル、井戸、湖・・・
聴いているほうは東照宮の聞か猿みたいに
耳を塞ぎながら中指と薬指の間から
入ってくる声に楽しそうにぶるぶる震える。
一昔前は怖い話ってお盆の頃と
相場が決まっていましたが、
今は時期はほとんど関係ありませんね。
作家の藤野可織さんは幽霊を
今まで一度も見たことがないらしい。
だからというわけでもないのでしょうが
そちら関係に興味津々。
いろいろな方々から怖い話を聞きたがります。
そういった話に終始するのですが
ずいぶん可愛らしい作家さんだと思いました。
笑える部分もかなりあって読みやすいので
お読みになる方は退屈しないかと。
私もなにか怖い話を書いてみたくなりました。
ここだけの話ですが
私は幽霊もアダムスキー型のUFOも
芦ノ湖のアッシーもちっちゃいオジサンも
見たことあるんですよ~。