1/俺sec

我撮る 故に我在り

高速連写で花道を:1

2018-03-10 06:47:42 | 撮影<遠征>


ジェットエンジンの排気で吹き飛ばされるタキシーウェイの雪、まさしく粉のような砂のような。
あ~俺の借金もこんな感じで吹き飛んでくれたらな~というのは満更でもなかったりします。














モイスチャーミルク配合!













いきなりですが場面はフロアをリニューアルした新千歳空港の到着ロビー。


何度も来ているはずなのに見ようによってはがらーんとした光景に目が泳いでしまいます。
ラウンジで天気と相談しながら撮影計画を立てたいが、3階に上がるエスカレーターが視界に入らない。


しかし、歩を進めて間もなくするとあんなところにエスカレーターあったっけ?てな具合で発見。
カウンターに隠れて見えなかっただけですが、肝心の賑わいがあるようには見えません








女性旅行客が、新千歳空港駅ホームへのエスカレーターで寒さ初体験なのか悲鳴を上げていました。


そりゃまぁ、左に立っている職員がドカジャンを着用している事からも、その寒さは見て取れます。
地上の冷気がそのまま入り込んでいるので東京の真冬日と同じくらいの気温かそれより少し低いくらい。







ホーム上の除雪は進んでるようですがまだまだ雪解けには時間がかかりそうな北の大地です。


積雪(残雪)の量が寒さを物語るなら3月でこれですから道理で去年来た時より寒いわけです。
千歳って地域柄もあるでしょうが去年の同じ日に来た時はこんなに寒くなかったですから。






てなわけで今回の主旨、キハ183系北斗の去年以上の写真を撮るべく撤退と誓った筈の北広島で下車


去年の今頃、植苗駅で踏んだり蹴ったりの結果に終わったワースト写真の2050列車をリベンジする為でもあります。
もちろん、ベストではないけどベターな結果だった去年の北斗もそれ以上の写真を狙うべくいつもの撮影地へ。






2015年度から北広島界隈を騒がせていた工事は、実はこの工場を建設だったんですね。


腹ペコテロリストと化した香ばしい匂いが漂う東武野田線・野田市駅前の醤油工場と同様にお菓子の匂いがプーンと。
下の社名を見て一体何の会社だかピンと来なかった私も本通りに面した要塞の中に浮く白い文字を見れば一目瞭然です。


この社名が掲げられているのは駅前から本通り方面に小路地を入った所の門で、お恥ずかしいことに社名を初めて知りました。






徒歩25分ほどで撮影地に到着、足場を作って綾鷹を放り投げれば撮影臨戦態勢が整います。


因みに、この足場を作る前にも除雪車で踏み固めて丘の形に成形してあるとは言え、ズボっと行く危険はあります。
バッグ左側に見える足で削いだ断面から向こうは徐々に斜面になっている筈なのでこの辺りで歩を止めておくことにしました。






そしてバッグを置いた場所は今期(除雪時の)最もハイアングルな場所でもあり、身長184の私が立って狙うとこんな感じに。


屋根が見渡せるくらいの高さからフルサイズ換算600㎜級で狙うとスカっとする圧縮具合で、これが冬でも通い続けた理由です。
この快速エアポート・・・・否!733系3000番台の詳しい事は後で触れるとして、これがここでの駆けつけ三杯的な一枚目の写真。






2050列車のリベンジを少し早い時間帯に走る隅田川行き3056列車に託す事にしましたが、ご覧の通りの天候。


一瞬の晴れ間を信じてやってきたけれど、結局は丘陵区間の真っ只中に位置するので好天など夢のまた夢
しかも貨物列車は長いので巻き上げる雪煙の面積も自ずと広く、それが道内の粉雪なら露骨に表れる事を実感、今回も撃沈。






まぁ札幌圏の区間なので列車密度は高く、他にも色々通過していますが先述した733系3000番台の快速エアポート。


はぁ?!お前バカじゃねーの?と言われそうくらいこの撮影地で油を売っていた私にようやく現実という名の鉄槌が下される時が。
なんと!OMG!一発目に撮ったB-3101編成が新千歳空港と小樽を一往復して戻って来ちゃターヨ!しかも同じ運転士だったりして






そして12時半過ぎ、定時で現れた北斗12号函館行が荒天の為か4灯ハイビームという出で立ちで力強く見参!


B-3101編成と2回目の遭遇を果たした直後、2時間以上もこの吹雪の中でカメラを構えた自分のアホっぷりから、
細川たかしの「心のこり」が脳内エンドレスで流れ始めたのは、はっきり言って違和感が無さすぎて卑屈になりました






私バカよね おバカさんよね 後ろゆび後ろゆび指されても あなた一人に命を懸けて 耐えてきたのよ 今日まで


せっかくの増結8両編成だというのに、イマイチな構図の理由は実は画面の右端に伸びる小枝がある為で、
快速エアポートの写真の通り欲張って前面を手前に引っ張るとカメラを右にパンニングせざるを得ず、小枝が入っちゃう。






撮るモノ撮って駅に向かって白い恋人の要塞の横を歩いていたらこのタイミングで晴れ間が。


まぁこうゆうイマイチやりきれない感覚は今に始まったわけじゃないけど、何も私が撤収した直後にこんなに晴れなくてもねぇ・・・・
これなんかコンデジでパチリと撮った1枚ですが露出なんかISO100で1/2000秒、絞りがf4.5、何ですかこの回復具合は






しかもエスカレーターがメンテナンス中とか。


ちょっともう、、、精神的ダメージもデカいしダメージを受ける量すら無い髪の毛の私にはこの階段、途中で挫折しそうです






そんな私をあざ笑いながら晴れ間の下をのこのこと駆け抜けてゆく2050列車・・・・


尤も、千歳線ではなく室蘭本線辺りなら幾らでもDFを狙える環境はありそうですが、
あちらを立てればこちらは立たずって奴で、「二兎を追う物を一兎も得ず」が如実に出た初日でした。



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