「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

VOICES OF HEART in マリンメッセ福岡 2003年 8月20日

2005年05月03日 | K.ODA
約2年前のライブですが、私の中ではとても心に残るステージです。
以前HPに載せたものを引っ張り出してみました。←最近これが多いm(__)m

ゴスペラーズ、スターダストレビュー、小田和正が出演するライブに行ってきました♪
ゴスの最年長二人が私より二才年下。私が生まれた年に小田和正はデビューしてるんで
ゴスのリーダーが俺らの歌は、小田さんやスタレビにどういう評価されるんだろう?と
心配していたのも頷ける。人生半分スマップ!と言っていた香取慎吾くんじゃないが
私は人生半分以上小田和正のファンをやっている。
時期的に熱狂してたことや彼の作った映画に正直がっかりして離れていたこともあるが
50才を過ぎてあの声量、あの声の艶は素晴らしいと思う。ファンとして誇りである。
失礼ながら今回小田さんのテープは持ってきておらず
ゴスは演奏されるだろう曲の入ったテープを行く道すがら聞いた。
まー20年ファンだから一応曲は頭に入っているし。
比べてゴスは去年末好きになったばかりで日が浅いので・・
スタレビは夢伝説や木蘭の涙、今夜だけきっと等好きな曲はあるけれど
テープは持ってないのです!もっと失礼かm(__)m

まず最初に出てきたのは、来年結成10周年になるゴスペラーズ。
新曲三曲(Right on,Babe・Full of love・旅の途中で)と、ひとり
Body calling、MO'BEAT 、星屑の街を披露。
このステージは楽しみと共にかなり緊張するとラジオでリーダー(村上てつや。サングラスかけてる人)
が語っていたのを思い出しました。小田さんの曲はよくカラオケで歌ってたとリーダー。
スタレビはアカペラのアルバムがあり、特に黒沢さんがよく歌ってたらしい。
路上のライブで歌ってたとYou're so charming ~♪と「Charming」を少し披露。
リーダーは東京ラブストーリー(小田さんのソロになってのヒット曲
「ラブストーリーは突然に」が主題歌だったドラマ)でヒロイン・
赤名リカの真似をしたとその場でやってくれてウケました!
酒井さんは(髪の一番長い人です)こういう広い会場
体育館だと天井に大抵バレーボール挟まってるんだと観客を沸かせる。
特に「ひとり」は彼らのハーモニーが天にそのまま抜けていきそうな感じで。きれいでした!

そしてそして登場したのは、スターダストレビュー☆
小田和正と何度か共演したのは知ってましたがなかなか見に行けず。
はじめて生で彼らの演奏を聞きました。
冒頭アカペラで「アメイジンググレース」ベテランの貫禄を感じさせるコーラス。
そこから「突然Fall in Love」(とサビが聞こえたのでこれがタイトルと思ったのですが
もし違っていたら、スタレビファンの方ごめんなさいねm(__)m)

「My Pride, your pride」「Step by step 」「Stay my blue~君が恋しくて~」
チャゲアスとの共作の新曲「デェラ・シエラ・ム」もやってくれました。
ボーカルの根本要さんいわく、店頭でジャケットを2分間眺めてください。
情が移って買いたくなる!そうです(^_^;)
チャゲアスはいないのでということでメンバーの柿沼さんがアスカ、ボー林さんがチャゲ!
ほんわかムードでありつつメロディラインはまさに「チャゲアス」の一曲でした。
要さんは私もラジオを聞いてたことありますが実にトークが面白い!
去年福岡で夏のイベントでたときは、話の長いアーティストばかりで
(Skoop On Somebody・チャゲアス・Sing Like Talking)
「最近のバンドは話が面白くない」と講座まで始まったらしい(^O^)
ギター弾きながら、足をバレリーナのように高くあげちゃうんですよ~。
バラード歌い終わった直後、何故かへらへら笑ってるし。もう可愛い人だなぁ!

いよいよ御大(おんたい)・小田和正が登場!今まで座っていた私もつい立ってしまった。
「いやぁ昼の1時からここに入ってるんだから。またされましたよ~」と開口一番ぼやく小田じい。
(小田さんが出てきた時間は定かじゃないけど開演が19時で多分21時前後だったんじゃないかなぁ)
要「小田さん、リハのMC(トーク)でもべらべら一人でしゃべってましたね~。
リハで話さなくてもいいんじゃないですか?」小「あれはスタッフも楽しませるためだよ。」
要「しかし年のせいか、天気の話が多いですね~。オレもそうだけど」
小「あれだね、チャゲアスとの曲、イマイチだと思ったけど・・ライブばえするね?」
とバッサリ。言葉を失う要さん(^_^;)
と名(迷?)コンビのやりとりで始まった「オダレビ」コーナー。

グランドピアノが出てきて小田さんが「言葉にできない」を弾き語りで。
次に要さんも入って「木蘭の涙」を小田さんのピアノで二人で。
もうすご~く美しくて。本当にいい曲だと人は目を閉じてしまうんだと思いました。
二人の高く甘い声が溶け合って。
要さんの要望で、73年に小田さんがお寺の境内をイメージして作った(?)という
「水曜日の午後」を二人アコースティックギターで披露。
♪どんなに小さくなった自分でも 夢さえあればなんとか生きていける~♪
♪暖かい雨の降る水曜日 少しだけ心も落ち着いた もう1度はじめよう~

この曲が聞けるとは思わずちょっとウルル。要さんも「こんな曲を作れる人が
日本にいたんだ」と感動したそうですが私も大好きな曲!
その後、この曲には泣かされたと小田さんが苦笑いした「さよなら」
オフコース=暗いを世間に植え付けた曲だよなぁ。
高校の時オフコースファンって言って「暗い」「落ちこむと聞きたくなるよね」
とさんざんないわれようだった。十五、十六・十七と~私の人生暗かった~♪
(誰の歌かわかんない人ごめんね。宇多田ヒカルのママ・藤圭子さんの歌です)
オリジナルのバージョンで聞かせてくれました。
この曲を嫌ったこともあったけどやはりメロディラインの切ない名曲であります。

ここからスタレビ全員でバックバンドを担当してくれて「ラブストーリーは突然に」「キラキラ」
スタレビの曲で「トワイライト・アヴェニュー」(この曲も好きです!)を小田さんとジョイント。
オフコースファンになったきっかけの曲「Yes-No」もやってくれて。
まぁ予測はついてたけどでも幸せ!ステージの端から端まで走り皆の声援を浴びる小田さん!
小田さんは時々「ゴスファンに」と言って自分のことを説明してましたが
小田さんがオフコースをやっていたこと、解散する前に武道館10日間コンサートやって
当時としてはすごい観客動員数(ちなみに約20年前)だったこととか知らない人も多いわなぁ・・
そして小田さんが「オレなんか『キラキラ』だもん、こんなタイトルつけたら事務所のスタッフ
驚いちゃう!」と言ってスタレビの「夢伝説」を!私もこの曲でスタレビを知ったのでした。
かっこいい曲ですよね~。

今回セッションするに当たって、要さんは小田さんの曲で一緒にやりたい曲を
色々提案したそうですがことごとく却下されたらしい。
要「あんたの作った曲でしょうが!もう小田さんの家の前でオレはずっとラジカセで
小田さんの曲かけて聞かせてましたよ~」←このネタがウケたためか再度言ってました!
要「(中略)もう小田さんと共演できるなんて最初は夢のようで。会うまで大変でしたよ。
手紙を書いては破り書いては破り・・すごい高いところにいるんですもん」
いつの間にか、要さんが「どうしたら売れるんですか」と小田さんに問い掛けており
「人生きちんと帳尻があうようになってるんだよ。頑張ってりゃ・・」
「でもオレ、70,80(才)で売れたって嬉しくないですよ」「そりゃ一理あるわな」
「いい音楽をこれでもかって作るしかないんじゃないの?ね?」(と客席に小田さん。お客さん拍手)
「運と人徳かな~オレはほんとに運がいんだよ、ウン」

オダレビはひとしきりトークした後、小田さんが「で、その曲は?」とたずね、
要さんがタイトルを発表して曲がかっこよく始まるという段取りだったらしいんだけど
小田さんの言い方がいたずらっこのようであり、ちょいとわざとらしくもあり。
その言葉で皆笑ってしまうのでした。何度同じ手を使われても不覚にも笑っちゃった!
「Yes-No」や「さよなら」をオダレビで聞けただけでも十分だったのだけど
ゴスとの共演も是非是非見たかった!要さんが「これだけじゃ終わらないのが今日のすごいとこ」
と言ったので期待!ゴスペラーズも出てきました!
村上さんは「もうお客さんと同じ状態で楽しんでました。今日は勉強になったし悔しかった」と。
そう言いつつも彼がちょっと嬉しそうに見えたのは気のせいかな。
憧れの先輩がいてその人と共演できるなんて素敵やん。
(ナイナイ岡村君が真似する島田紳助風に)うらやましいよ!

「悔しいから俺たちの曲もやってくださいよ~」要「お前らの曲難しいんだよ」といいつつ
始まったのは「永遠に」ゴスぺラーズが一躍有名になった曲ですね。
小田さんが歌い出すと深くうなずきつつ拍手を贈るゴスのメンバー。
すごい!贅沢!皆好きだから私は一体どこを見たらよいのやら。
しあわせ過ぎる~!ちゅう感じでした。
そうそう、村上てっちゃんは「小田さん、ゴスファンゴスファンって言ってましたけど
ぼくらのファンはいい曲は聞きますから。大丈夫ですよ!」とも言っておりました。
ラストを飾ったのは「今夜だけきっと」スタレビのこれも名曲♪
あ~ゴスの「今夜だけ・・」が聞けるなんて!!一人ずつワンフレーズ交代で歌ってました。
大サビがアカペラだったんだけど声の層の厚さ!
メインボーカルの要さん以外誰が誰の声だか??でしたが。
終わったときは既に23時近く。長く熱く楽しい夜でした。
博多まで来て良かったと心から思いました。

帰りの飛行機の窓から、会場マリンメッセのカモメをモチーフにした建物が見えて。
涙がぽろぽろ出ました。長く続けることの偉大さ・大切さ。
世代を超えていい音楽はいいと思う素晴らしさを強く感じたステージでした。
ゴスペラーズの五人・スターダストレビューの皆様、そして大好きな人生の先輩・小田さん
本当にありがとうございましたm(__)m

そう!何よりこのビッグなコンサートを50周年記念で企画してくださった九州朝日放送さんに感謝!
オフコースファンのためのラジオをここの放送局は以前10年間続けてくれ
私も雑音と闘い毎週聞いたものでした。ハガキも何回か読まれたしいい思い出です。

この日のオープニングアクトは河口恭吾さんで、「桜」いい曲だし透明感のある声だな~と
思っていたらあっと言う間に彼もこの曲で有名になったんでした。


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