ちょっと E オッサン

目指せ日本の正しいオッサン

答えは無い

2009-06-09 21:52:22 | Weblog
近ごろ会社では人材育成の類のことばかりしてます。
その大部分は新入社員2人の面倒を見ることなのですが(明日は山奥の試験場に挨拶に連れて行く予定)、もう一つ、存社員の教育があるのです。私が異動してくるまでも、エンジニアとして部門が責任を持つ領域の基本的知識が足りていない事が常に言われていたようなのですが、いざ教育をするという行動となると結びついていなかったのです。
そもそも人材が不足した原因は石油ショック以後の数年間に採用人数を練らしていた事と、数年前に早期退職でそれでなくても少ない石油ショック世代のエキスパートを辞めさせたことにあるのです。そのせいで技術の伝承どころか人がいなくなったのです。計画的な人材育成って大切ですねえ。
それは良いとして、教育内容の具体化をしないことには先に進まないので、私なりの勝手なストーリーを作って、今朝エライさんの合意(費用承認)を頂きました。早速、明後日の午後から近くの国立大学の先生に講師のお願いに行ってきます。だいたい人が人を教育する方法論に絶対的な正解なんて無いんだから、自分でしっかり考えた筋があれば、それで行くしかないと思うのです。これを日和見的に意見を聞くと言う建前のもとに、人に決めてもらおうとしたりするから何も決まらないのです。猫に鈴を付けにいく気分で、GO!です。
ちなみに私が考えたストーリーは、初級・上級の2段階に教育順序を設定して、初級では業種によって左右されない原理現象の基本を教え込む、上級で私達の開発している製品のエンジニアだけが携わる具体的現象の解明を行なおうと思うのです。と言うことで、初級は教科書的な内容になるので、大学の先生に講師をお願いすることにしました。あくまで私達はエンジニアなので、物事の真理までは追究する必要はなく、科学的知見によって再現性を保障することが出来れば良い、その再現性を保障するのに最低限必要な原理現象のメカニズムを理解させてくれと先生にはお願いするつもりです。言い方は悪いですが、学者になるつもりは無いと言うことです。そう言ってもお願いが抽象的すぎると講義内容も組みにくいでしょうから、定量的な理解目標は考えてあります。あと気になるのは、契約内容をどのように結ぶかですが、まあ何とかなるでしょう。

明日は山奥までの往復ドライバー役なので、早めに寝ることにします。
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2 コメント

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組織は人なり (mamekichi)
2009-06-10 09:39:15
病院で働いていたときに、「組織は人なり」という言葉を聞いたことがありました。当時は、福祉関係の業界についていわれていたことだと理解していたのですが、今日のエントリーを拝読すると、どこの組織にも当てはまりそうですね。在籍人員の2割しかきちんと働いていないというナントカの法則があったと思いますが、それが確かだとしても、いたずらに人員削減に走ってしまうのも、中・長期的には影響が大きいのですね。
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同感です (bvauzuu)
2009-06-13 21:49:35
組織は人なりって良く言いますが本当にそうだと思います。どちらかと言えば、個人を支えるために組織があると考えた方が、一個人の心得としては良いのではと思います。
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