SES契約は準委任契約!

IT業界で働くなら理解しておくべきSES契約について

SES契約で働くということ

2021-07-02 00:11:23 | 派遣

自社で利用するシステムの開発や運用、保守をしなければならないときに、人材不足に悩まされることがあります。それを解消するために、業務委託によってシステムエンジニアを派遣してもうことが多く見られます。この場合、派遣された担当者は、業務に関する指示をクライアントから受けることになります。実際にはクライアントはシステムを利用できるようにしたいだけなので、細かな指示ができるわけではありません。そこで外注と同じような委託方法で個人のシステムエンジニアに担当してもらうのが、SES契約です。
SES契約の場合、担当者は雇用されている会社の指示により業務を行うことになります。だからクライアントとの業務に関する直接的なやり取りはありません。業務の進捗管理や成果の報告は、雇用会社に行い、会社としてクライアントに納品するような方法が取られます。SES契約で働く担当者としては、クライアントごとに変わる働き方に悩まされることなく、会社からの指示で働くことができます。
SES契約は準委任契約なので、クライアントが直接指示して働かせるというような派遣とみなされる扱いがないように注意が必要です。依頼したいことが変わったり、増えたりしたときには契約の内容を変更するなどの企業同士の話し合いが必要です。勤務場所がクライアントの会社だとすると線引きが難しくなりますが、クライアントから指示があったらそのまま受けるのではなく、雇用されている会社に相談するような働き方になります。
ここまで読んで少し難しいと感じた人は、SES契約の基礎知識がわかるこちらの参考サイトをご確認ください。