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ケアプラン作成と実施に関する介護用語

2020-02-20 13:43:32 | 日記
介護を行うには、要介護者の実情を適確に把握して最適の介護方法を選択しなければなりません。要介護者や要支援者の支援計画を作成するプロセスには、様々な介護用語が登場します。要介護者や要支援者の介護サービス計画は「ケアプラン」と呼ばれ、「ケアマネージャー(介護支援専門員)」が作成します。ケアプランを作成する前に、まず要介護者や要支援者と面接して聴き取りを行って実情を把握しなければなりません。

要介護者や要支援者との初回面接または受理面接を「インテーク」と言います。インテークの後、ケアマネジャーは「アセスメント」を行います。アセスメントとは、利用者の心身の状況を分析して課題を明確にする事前評価を指します。アセスメント作成の際には、ケアマネジャー単独の判断に任せるのではなく、医師や看護師などの医療従事者からサービス事業者や介護福祉士といった福祉関係者まで、介護に関わる専門家と協議しなければなりません。

こうした協議の場を「ケースカンファレンス」と言います。単に「カンファレンス」と略してしまうこともあれば、「ケース検討会議」と呼ぶこともあります。そして、アセスメント作成は主観に基づかず、客観的な根拠により利用者に最適なケアプランが考案されるように評価することが必要だと言えるでしょう。この場合に求められる根拠や証拠は、「エビデンス」と呼ばれています。こうして、エビデンスに基づくアセスメントが行われケアプランが実行されたら、「モニタリング(実施評価)」を実施します。モニタリングとは、ケアプランの実効性やサービス計画の運営実態を検証するなど、介護の実態を事後的に評価することです。

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