Asterisk 電話 日誌

AsteriskとKX-UT136を使った小規模電話システム構築まで

「0800」「0120」などからの営業電話

2021-08-03 16:01:10 | Asterisk
最近 営業電話が多く、困ります。
Asteriskの設定で、前方一致なら、着信拒否できるのではないかと、設定してみました。
たとえば 0123-23-4567 「0123」 からの着信をすべて拒否設定

extesions.confの着信処理に次を追加しました

exten => ${MYNUMBER1},n,GotoIf($["${CALLERID(num):0:4}" = "0123"]?blacklisted)
上記命令によって、着信番号の0から4桁までが"0123" に一致したら blacklistedへ送る。


尚、extensions.confは、高橋隆雄さんが作られたマクロを利用しています。
Voip-infoに詳しい説明があります。
ブログの「Asterisk 構築 extensions.conf」の中にある、ひかり電話着信例のところにマクロがあります。

;ひかり電話着信例
exten => ${MYNUMBER1},1,NoOp(うちの代表番号)
exten => ${MYNUMBER1},n,GotoIf(${BLACKLIST()}?blacklisted)
exten => ${MYNUMBER1},n,GotoIf($["${CALLERID(num):0:4}" = "0123"]?blacklisted)
exten => ${MYNUMBER1},n,SipAddHeader(P-Called-Party-ID:)
exten => ${MYNUMBER1},n,Macro(cidnamecheck)
exten => ${MYNUMBER1},n,Dial(${GROUP1},120)
exten => ${MYNUMBER1},n,Hangup
exten => ${MYNUMBER1},n(blacklisted),Answer()
exten => ${MYNUMBER1},n(loop),Zapateller()
exten => ${MYNUMBER1},n,Playback(ss-noservice)
exten => ${MYNUMBER1},n,Goto(loop)

3行目に追加してみました。

WI-100HC バッテリー

2020-02-03 11:11:28 | Asterisk
WI-100HC バッテリーをその後も検索していますが、見つかっていません。
型番はNTT 電池パック-097(デンチパック-097)のようですが、製造が収束しているようで互換品も見つからないので、097なのか不安も残ります。
バッテリーも古くなると 「通話中に途切れたり電源が突然切れる」とか「膨らんだ」とかの報告もあるようですので、劣化して使えなくなってしまうのかもしれませんね。


ダミーの方は、1ヶ月使ってみましたが、不格好ですが、使えています。
思ったよりノイズも無く、通話も問題無いです。



ひかりパーソナルフォン WI-100HC を入手 ダミーバッテリーを作る

2020-01-09 17:23:43 | Asterisk
今更ですが、ひかりパーソナルフォン WI-100HC を入手しました。
NTTにバッテリーを注文してみましたが、残念なことに生産を終了してるらしく、在庫も無いとのことでした。
仕方ないので、同じようなバッテリーがないか調べましたが、同型のバッテリーを見つけることができませんでした。

そこで、スマホにダミーのバッテリを作りアダプタから直接接続している記事を見つけ、調べてみると、その中に秋月のニッケル水素電池パック3.6V830mAh HHR-P104
を使って、スマホのバッテリー代わりにする記事がありました。
充電はリチュームバッテリーより安全と思い、接続して見ました。あまり長時間は使えないとおもいますが、とりあえず使えるようになりましたので、その記録です。

ただし、改造ですし、充電による危険性もありますので、くれぐれもまねはしない方がいいとおもいます。
また、責任も負えません。参考のためということでお願いします。


小さくて素晴らしい電話機なのに、なぜ生産しないんでしょうかね? 残念に思います。


まず、両面基板を形に合わせ、カッターでだいたいの形をとり、やすりで削りました。

端子と基板のホールを合わせるのが緊張しました。
端子の位置が少し左にずれているんですよね。

端子が合えば、両面基板なので、裏に半田付けしました。

バッテリーのケースも購入しましたが、つけるとクレードル?充電台に入らなくなってしまうので、仕方なく、半田付けしてしまいました。
電池は基板に両面テープで貼り付けました。

真ん中の端子には、NTCサーミスタ(10KΩ)を付けました。

充電台の端子と、電池の端子の向きが反対になっているので、+-は間違えないよう十分注意が必要です。テスターでアースを探り、印をしました。

ふたは閉まらないけど、養生テープででもふさいでおくしかないかもしれません。

Asterisk13を13.25.0へアップデート システム移行

2019-03-22 20:02:49 | Asterisk
Asteriskがインストールできたら、設定ファイルを移行します。

まず、現在のシステムからファイルをbackupします。
同じasterisk13なので、そのまま上書きでいけると思います。
尚、注意ですが、動かなくても当方は責任をとれませんので、十分ご注意ください。

Asterisk.confをバックアップしました。
cd /etc/asterisk
tar cvf confback.tar *.*

tera term を使い、ssh scp でコピーしました。
コピーできたので元ファイルは削除しました
rm /etc/asterisk/confback.tar

保留音のbackup
自分で作成した保留音がある場合は下記のファイルを保存しておきます。
/var/lib/asterisk/moh

データベースのバックアップ
cidnameとか、着信拒否とかを使用してる場合は、保存します。
/var/lib/asterisk
にある、astdb.sqlite3をバックアップして、そのまま戻せば大丈夫でした。

sound 音声のバックアップ
着信拒否の時独自の音声を流しているので、音声もバックアップしました。
/var/lib/asterisk/sounds/ja の中にあるので、
tarでまとめてコピーしました。
tar cvf kyohi.tar kyohi.*

上書き方法

保存してあるconfback.tarを/etcにコピー
cd /etc
mv asterisk asterisk.bak
mkdir asterisk
cd asterisk
tar xvf /etc/confback.tar

音声の場合は、/var/lib/asterisk/sounds/ja の中に
kyohi.tarを入れて、展開しました。
cd /var/lib/asterisk/sounds/ja
tar xvf kyohi.tar

他は、コピーするだけで大丈夫でした、

再起動して問題なければ、IPアドレスを固定して、現在のサーバーをシャットダウンして入れ替えました。

ipアドレスは、
ip addr show で確認
nmtui
によってGUIで簡単に設定できました。

systemctl restart network.service ネットワーク再起動




Asterisk13を13.25.0へアップデート(CentOS7)

2019-03-21 11:29:23 | Asterisk
久しぶりに、Asterisk13を今の最新バージョン13.25.0に更新しました。OSもCentOS6だった物を、CentOS7に入れかえましたので、その様子です。

実際には、別のマシンにAsterisk13.25.0を入れて、設定のすべてを上書きしました。


流れ

CentOS7が最小限(minimal)インストールでインストール完了した状態から始めます。
ipアドレスは自動取得のdhcpにして、完成後固定して現在のサーバーと入れ替えました。


nanoのインストール これは好きなエディタをどうぞ
yum install nano

まずは、時刻設定
nano /etc/chrony.conf

サーバーに次の行を追加
server ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst
server ntp.nict.jp iburst

自動起動を有効化
sudo systemctl enable chronyd

chronyを起動します
sudo systemctl start chronyd

ここからのインストールは、VoIP-Info.jpのAsterisk_13 に従っています。

yum groupinstall "Development Libraries" "Additional Development"

yum install gcc gcc-c++
yum install libxml2 libxml2-devel openssl-devel ncurses-devel sqlite-devel newt-devel libuuid-devel uuid-devel
yum install json-c json-c-devel

yum install subversion

yum install unixODBC unixODBC-devel mysql-connector-odbc
yum install libtool-ltdl libtool-ltdl-devel

yum update

yum install wget (最小インストールでインストールされないので追加)

cd /usr/src/
wget http://www.digip.org/jansson/releases/jansson-2.7.tar.gz
tar zxvf jansson-2.7.tar.gz
cd jansson-2.7
./configure
make
make install

CentOS等の場合には /etc/ld.so.conf を確認します。nano /etc/ld.so.conf
/usr/local/lib が参照されていない場合には以下のように修正します。
include ld.so.conf.d/*.conf
/usr/local/lib

yum install bzip2 (最小インストールでインストールされないので追加)
yum -y install patch (最小インストールでインストールされないので追加)

# cd /usr/src
# wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/asterisk-13-current.tar.gz
# tar zxvf asterisk-13-current.tar.gz
# cd asterisk-13.x.x ( cd asterisk-13.25.0 )

# ./configure
# ./configure --with-pjproject-bundled
# make menuselect

メニュー画面から Core Sound PackagesでCORE_SOUND-JA-....の必要なフォーマットのファイルを選択し、[Save & Exit]でmenuselectを終了します。

# make
# make install
# make samples
# make config

# cd /etc
# mv asterisk asterisk.bak
# mkdir asterisk
# cd asterisk
# wget https://voip-info.jp/downloads/asterisk/conf/conf-sample-13_0627.tar.gz
# tar zxvf conf-sample-13_current.tar.gz