私が「お正月飾り」制作にはいった35年前、縄を丸く丸め、お花を取り付ける
方法が主流でした。(主流といっても全国的にこのリース型を作る方は
殆どいらっしゃいませんでした)
何か自然に「松竹梅」を選んでいましたね、ある日、インドに詳しい友人が
「松竹梅」とは何なのかを説明してくださいました。松竹梅は中国から起こったものだ
という説がありますが、実はインドから中国に渡ったものとのことでした。
それはインド医学の考え方で松は“不老長生”梅は“病気平癒”竹は忘れましたが
松竹梅3つ合わせ、「不老長寿」ということで、それを願ってのお正月飾り作りでした。
最初の10年は殆ど「松竹梅」+赤い実とか黄色の福寿草や寒菊などで制作していましたが、
シンプルに数を絞って松と赤い実だけにしたり、水引をふんだんに使ったり、
シックなお花を使ってみたり今日に至ります。その当時「お正月リース」という
言葉は百貨店ではNG(お客様が理解できないだろうと)でした。
本日のトップから4点はまさに「松竹梅」です。長さ70センチくらいです。
次の2点も本日制作ですが、写真を撮る前にお客様がいらっしゃり、
事情を話し、お包みする前に写真を撮らせていただきました。
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