さりげなく復活
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本家のデトロイトはあまり良い話題を聞かない。
日本から見れば、T社やH社の攻勢が激しく景気の
良い話ではあるが、あちらの当事者から見れば、
ビック3がその体力をジリジリと失い、自分の
職場さえも無くなるかも知れない恐怖にさら
されているのてはなかろうか。
一方、お隣中国。「中国のデトロイト」を目指す
計画が乱立している。2000年には200万台の生産
量が今年は600万台を超えそうだ。毎年80万台
増えている。これが更に加速する勢いだ。
当然、日本のメーカーも参入している。
どちらにも共通していえる事は、それらの製造に
使われる主要な金型は 今だ日本で作られいてる
という事実。
最近は、メーカーの世界戦略として、世界同時発売
で新車を投入している。
当然、各国まったく同じ仕様で作られている訳では
ないので、それぞれの事情に合わせて金型を専用に
作る、同時に5型注文があっても、同じモデル、加工
データを使う訳にはいかないのである。
ここで、「当然」と書いたが、多分このきめ細かな
仕様は、日本車だけではなかろうか。
日本人特有の繊細な気遣いであり、金型政策においても
その技は生かされている。日本車の優秀さは、
ここからもきているのだろうか。
これから益々増える中国製の自動車。その影には
我々日本の金型メーカーの気遣いが下支えをして
いるのである。
https://ncc-m.jp/
https://ncc-robot.jp/