一通の年賀状

開店と同時にいつも来てくれる年配のお客様

「あけましておめでとう！
それと、年賀状ありがとう」

（私）「あけましておめでとうございます！」

あれっ⁈私 年賀状だしてないけど……

「今年きた年賀状、マスターからの一通だけだったよ」

（私）「◯◯さん、年賀状私からではないと思いますよ」

「えっ⁈
でも裏にマスターの写真も載ってたよ」

（私）「一度年賀状持って来て下さい、誰からきたか見てみましょう」

自宅に取りに帰る◯◯さん

10分後

「これこれ、誰からきてる？」

（私）「この年賀状、◯◯さんの娘さんからですよ」

〔年賀状の裏の写真は、私じゃなくて、小学生のお孫さん…〕

年賀状が娘さんからだとわかると、とても嬉しそうに年賀状に話しかける◯◯さん。


年末バタバタと書く年賀状、今年の暮れはしっかり時間をとって書かなくては。