プロ写真家のkenさんから企画を頂戴いたしましたので、早速やっちゃいます!
キャンプに行く方法として、徒歩、自転車、車、バイクとありますが、一般的大多数の方は車で行きますよね。そこに「0から」、「ずぼら」という2つの要素が加わります。
それでは0から参ります。
そもそも「キャンプ」の定義って何でしょうね?
昔は「簡易的な設備で宿泊を伴う野外活動」の事をキャンプと言っていた気がします。しかし今はデイキャンプ、キャンピングカー、グランピング、ベランピング、何ならコテージ泊も含めて「キャンプ」と言っている気がします。
つまり!
「キャンプ」は現代においては、定義が曖昧で、特に何をしないといけないとか、どう過ごさないといけない、という決まりは無い訳です。
しかし!
ここではやはり、「簡易的な設備で宿泊を伴う野外活動」の事を「キャンプ」と呼ぶ事にします。
さて、初めてキャンプに行く時期は、4〜5月、もしくは9〜10月にしてください。まず快適に過ごせます。もし寒い時期、もしくは暑い時期にずぼらすると、最悪体調を崩します。
初キャンプの日が雨予報の場合は、勇気を持ってキャンセルしたほうが良いです。
次に、必ず「キャンプ場」、できれば「オートキャンプ場」を利用してください。
キャンプ場にはトイレがあるのは当然ですが、キャンプに必要なものが売っている「売店」や、何か忘れたときに貸してもらえる「レンタル」があります。忘れ物しても、なんとかなります。親切な管理人さんもいます。キャンプを安全に、快適に過ごせるよう整備してくださっているのが「キャンプ場」です。
キャンプ場でテントを張る場所の事を「サイト」といいます。テントを張る場所を区画指定している場合を「区画サイト」、決められた範囲内であればどこでもテントを張って良い場合を「フリーサイト」といいます。
さらに、区画サイト内に自分の車を停めても良い事になっているキャンプ場を「オートキャンプ場」と呼んでいます。
オートキャンプ場じゃない場合は駐車場とサイトが離れていて、荷物を運ばないといけないので、地味に面倒くさいです。
初めてのキャンプ場は、ぜひ「オートキャンプ場」を選んでください。
ほとんどのキャンプ場は予約制です。空いている場合は当日でも受付けてくれるのが一般的です。
予約方法はキャンプ場によって違います。電話、ネット、申込書の送付…。いずれにしても、とりあえず電話すれば、丁寧に教えてくれます。
次に、キャンプに必要な最低限のものですが、
①テント
②寝袋(シュラフ)
③照明(ランタン)
④マットレス
⑤食料
です。
それ以外は、「快適に、または楽しく過ごすために必要なもの」という事になります。
各々の詳しい解説は昔に記事にさせて頂いていますので省きます。ここでは「とりあえず車でキャンプを始めたい人にオススメ」のものを紹介させて頂きます(一人、もしくは二人でのキャンプを想定しています)。
①テント
初めてのキャンプでテントの設営に手こずる方は意外と多いです。テントの収納袋から色んなものが出てきて、何をどうしていいのかわからない、みたいな。
オススメはワンタッチテントです。
折りたたみ傘のように、設営は「開くだけ」です。その割に、居住性も高く、テントとして必要な要素は押さえられています。もちろん、収納も「畳むだけ」。多少かさ張りますが、車なら問題ありません。
②寝袋(シュラフ)
キャンプ場で過ごす時間の1/3は寝てます。快適に寝るというのはとても大事で、快適に寝られる=良いキャンプと言っても過言ではありません。
一番良いのは、ご自宅から、布団を一式持ってくる事です。どんな寝袋も、布団の寝心地にはかないませんので。実際に、そのような方もいるそうです。
寝袋には、「封筒型」と
「マミー型」
があります。布団の寝心地に近いのは封筒型ですので、そちらをオススメします。安いので十分です。
あと、枕はあった方が良いです。
③照明(ランタン)
キャンプのランタンといえば、
こういう、ガスランタンをイメージしてしまいますが、これは重い、かさばる、手入れが面倒と、よほどこだわりが無い限り、使わない方が良いです。
最初は安い、
このような充電式のLEDランタンで十分です。軽い、小さい、明るい、メンテナンスフリーと、良い事ずくめです。
④マットレス
サイトが芝生のところは珍しく、大抵は石の混じったデコボコの土です。
テントの床はただの布ですし、寝袋も、ただの布ですので、マットレスが無いと固くて痛くて眠れません。
オススメはフォールディングマットです。
拡げるだけなので、簡単です。地面の冷気を遮る効果もあります。
しかし、これだけだと地面のデコボコを防ぎきれないので、その上に、インフレータブルマットを置くと、完璧です。
半分空気、半分スポンジで膨らむマットレスです。
パンパンに空気を入れないで、少し抜くのがコツです。サイトが傾斜地でなければ、これで安眠出来ます。
ちなみに、インフレータブルマットが厚さ8cm以上のものであれば、フォールディングマットは必要ありません。
⑤食料
最初はお弁当が良いと思います。外で食べるお弁当は、やたら美味しいです。下手に調理して出来損ないを食べるより、よほど良いです!
まわりはワイワイと調理していますが、たぶん、それより、お弁当の方が美味しいですw
翌朝の朝食は、おにぎりや、お弁当を買うと、食べる頃にご飯がパサパサになっていて美味しくないので、菓子パンや惣菜パン、サンドイッチ等が良いと思います。
とりあえず、この5点セットでキャンプは可能です。まずはキャンプの雰囲気を味わって頂き、興味が湧きましたら、
チェアー、テーブル、タープ、タープポール、棚、焚き火台、グランドシート、シングルバーナー、クッカー、ポケットストーブ…とアイテムを増やしていくと良いと思います。
そうすれば、「次はアレを試したい!」「あの料理にチャレンジしたい」「あのキャンプスタイルを真似したい!」というふうに、次々とイメージが膨らんで、次のキャンプが待ち遠しくなります。キャンプしていないときも、そうやって想像してるだけでも楽しいです!キャンプ沼の始まりですw
設営したら、あとはボーッとする、お酒を飲む、本を読む、好きな音楽を聴く、
近くを散歩する、映画を觀る…何をしても、他の人に迷惑にさえならなければ、自由です!良い時間をお過ごしください。
長文失礼しました。
ありがとうございました!