Ｘ－メン ファイナルディシジョン

Ｘ－メン　ファイナルディシジョンを見ました。
大好きなシリーズ完結編です。
劇場公開された時に見に行こうと思い、１と２を借りてきてもう一度見直して復習しておいたんですが、結局劇場には見に行かずじまいになってしまったので、せっかく復習したのに前作のディテールうる覚えで完結編を見ることになってしまいました(涙)。

完結編は、「え？うそ・・・」と言う衝撃的な(ファンにとっては)展開がいっぱいです。

２のラストでメンバーを救うため死んだジーンが普通に生き返ってくるのは、何でやねん！と突っ込みたくなるところですが、生き返ってくるなり恋人のスコットを殺しちゃうし・・・
ジーンが好きでたまらない犬のようなスコット、かわいそう過ぎます。

このシリーズの一作目が公開される時、私はよくある超能力のＣＧ映画で内容にはあまり期待していませんでしたが、見てみたらいい意味で期待を裏切られました。
ある日突然ミュータントになってしまう人間達。
彼らの能力は千差万別。
彼らを恐れるあまり敵視する普通の人間達、人間を敵と考え排除しようとするミュータント達、人間との共存を願うミュータント達、三つ巴の戦いになります。

能力のため普通の生活ができなくなってしまうものたちや、人間にひどい扱いを受けるミュータント達を見ていると、彼らが人類を排除しようとする考え方も最もだし、弱さゆえにミュータントの脅威を恐れる人類も、まさにそうなるだろうなあと言う方向に流れます。
単なる超能力のアクション映画ではなく、ストーリーも設定も奥が深くてよく出来ています。

そして今回の完結編では、なんとミュータントを普通の人間に戻す薬「キュア」が開発されてしまうのです。
多数のミュータントが戻ることを拒否しますが、やはり戻りたい人達もいる。

人類が「キュア」を武器に試用したのを口火にしてミュータントとの戦いになります。

最初に、１０年前のエピソードとして背中に羽が生えてきた少年がバスルームに鍵をかけて泣きながらやすりで背中の羽をこそぎとり、入ってきた父親に「ごめんなさい。」と謝るシーンはあまりにかわいそうで泣いてしまいます。
彼のせいではないのに、謝る必要ないのに・・・

でも１０年後、「キュア」で元に戻るかと選択を迫られたとき、断わる気持ちも良くわかります。
空を自由に飛ぶことができる能力を手に入れたのに、手放したいと思うでしょうか？

人が持たないすごい能力を手に入れたのに、私なら手放したいとは思いません。

名前を忘れてしまいましたが、マグニートーの腹心の部下だった全身うろこの変身能力を持つ女性が人間に戻らされてしまったのもショックでした。
彼女好きだったのに・・・

今回敵方についてしまうジーンも美しいですが、ストームをやってるハル・ベリーは本当に美しいですね～。
銀髪のあの髪型もとても素敵です

完結編にもかかわらず、続編が出来そうなラストだったので、ちょっと期待です。