それでもボクはやってない、を見ました。
なんちゅうタイトルでしょう・・・
面接を受けに行くため満員電車に乗ったフリーターの徹平は、ドアに挟まれた上着を引っ張ってごそごそしている間に、前に立っていた女子高生に痴漢の現行犯逮捕されてしまう。
左手はリュックを持っていたし、右手は上着を引っ張っていたから自分ではないと主張するが誰一人として聞いてはくれず、否認し続けたせいで起訴されることに・・・
容疑者否認のまま裁判で争うことになる。
と、言うストーリーです。
主役の徹平をやっている俳優は、加瀬亮というひとで、まさにフリーターで痴漢に間違われてしまう役にぴったりのどこにでもいそうなヒョろっとした若者って感じです。
とにかく、怖いなあ・・・というのが正直な感想です。
やっててもやってなくても、手をつかまれて痴漢だといわれちゃったら、もう犯人といっしょです。
男性は痴漢と思われないように手を上の方に上げたりして自衛するしかないです。
ピークの時間帯に、「女性専用車両」なるものがありますが、痴漢と間違われることを避けるために「男性専用車両」も作ってあげるべきでしょう。
満員電車に乗り慣れていなかったうえ、回りへの配慮が足りなかったおかげで徹平は捕まってしまいました。
捕まえた女子高生にはもちろん悪意も他意もありません。
疑われるような状況を招いたのは、半分は徹平本人のせいだと思いますが、やっぱりこわいですね~。
しかし、捕まっても、罪を認めて反省すれば罰金で済むんだそうです。
なのに、していない罪を認めたくない・・・と、強情を張ると(と、言うかそれが普通の感情なんだけど)、何ヶ月も拘留された上、起訴されると裁判になってしまいます。
この差の大きいこと・・・
これも怖いですよね・・・
やってなくても認めてしまえば無罪放免(?)。
認めなければ、大変な事になります。
してもいないことを認めれば自由になれるということ自体怖いですが、自分の無実を最後まで主張して大変な事になってしまうというのはある意味要領が悪すぎる、というか、本当はそれが正しいんだけど、どう考えてもそうすべきなんだけど、やったらどうなるか、やらなければどうなるかを知っているのにあえて正義を貫こうとするのは、「生きるのがへた」としかいいようがないです。
そしてそう思わせてしまう制度そのものが怖いです。
とにかく、自分で自分を守らないと、下手すると大変な事になるんだなあ・・・と、ぞっとする映画でした。
弁護士費用だってバカになりません。
徹平はフリーターですから、どう考えても弁護士費用は親持ちでしょう。
かなりしゃれにならないはずです。
生きるためには要領も必要。
バカ正直なだけでは、どうにもならないこともある、という映画でした。
なんちゅうタイトルでしょう・・・
面接を受けに行くため満員電車に乗ったフリーターの徹平は、ドアに挟まれた上着を引っ張ってごそごそしている間に、前に立っていた女子高生に痴漢の現行犯逮捕されてしまう。
左手はリュックを持っていたし、右手は上着を引っ張っていたから自分ではないと主張するが誰一人として聞いてはくれず、否認し続けたせいで起訴されることに・・・
容疑者否認のまま裁判で争うことになる。
と、言うストーリーです。
主役の徹平をやっている俳優は、加瀬亮というひとで、まさにフリーターで痴漢に間違われてしまう役にぴったりのどこにでもいそうなヒョろっとした若者って感じです。
とにかく、怖いなあ・・・というのが正直な感想です。
やっててもやってなくても、手をつかまれて痴漢だといわれちゃったら、もう犯人といっしょです。
男性は痴漢と思われないように手を上の方に上げたりして自衛するしかないです。
ピークの時間帯に、「女性専用車両」なるものがありますが、痴漢と間違われることを避けるために「男性専用車両」も作ってあげるべきでしょう。
満員電車に乗り慣れていなかったうえ、回りへの配慮が足りなかったおかげで徹平は捕まってしまいました。
捕まえた女子高生にはもちろん悪意も他意もありません。
疑われるような状況を招いたのは、半分は徹平本人のせいだと思いますが、やっぱりこわいですね~。
しかし、捕まっても、罪を認めて反省すれば罰金で済むんだそうです。
なのに、していない罪を認めたくない・・・と、強情を張ると(と、言うかそれが普通の感情なんだけど)、何ヶ月も拘留された上、起訴されると裁判になってしまいます。
この差の大きいこと・・・
これも怖いですよね・・・
やってなくても認めてしまえば無罪放免(?)。
認めなければ、大変な事になります。
してもいないことを認めれば自由になれるということ自体怖いですが、自分の無実を最後まで主張して大変な事になってしまうというのはある意味要領が悪すぎる、というか、本当はそれが正しいんだけど、どう考えてもそうすべきなんだけど、やったらどうなるか、やらなければどうなるかを知っているのにあえて正義を貫こうとするのは、「生きるのがへた」としかいいようがないです。
そしてそう思わせてしまう制度そのものが怖いです。
とにかく、自分で自分を守らないと、下手すると大変な事になるんだなあ・・・と、ぞっとする映画でした。
弁護士費用だってバカになりません。
徹平はフリーターですから、どう考えても弁護士費用は親持ちでしょう。
かなりしゃれにならないはずです。
生きるためには要領も必要。
バカ正直なだけでは、どうにもならないこともある、という映画でした。
筋弛緩剤点滴事件などと呼ばれている6年前の仙台の事件も冤罪です。
一審は嘘の自白のみを頼りに有罪判決を下しました。
二審は警察の鑑定結果は筋弛緩剤から得られるデータと違うという
弁護側の重大な疑問に対し、分析の装置と条件が異なるので結果が
違っても構わないなどという、およそ科学を無視したあきれるべき
判決を下しました。
現在上告審を闘っています。
4/28に弁護団長を招いて勉強会を行います。
http://homepage2.nifty.com/daisuke_support/event2.htm
映画なので、主役の側に立って物語が進行するし、私たちもそっちの側で見ているので無実なんだろうなあと思って見てますが、実際の事件では映画のように「真実の」映像もないし、難しい所ですよね。
映画の中でも登場人物が言ってますが、無実なのかどうかは本人しか知らないこと。
本人以外の人はどちらの側に立って物を見るかで、全く違ってきてしまいます。