馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

ララちゃんのマット

2010年12月25日 21時31分48秒 | 日記
ちょっと前に、ちょっと幸せなことがあったと書きましたが、それをアップしようと思います。
これを幸せと言うには語弊があるけれど、気持ちの上で少し上向きになれたので。

以前ホーランドロップイヤーのララちゃんの後ろ足が壊れた話を書きましたが、その後治る事はもちろんないけれど、自分で不自由な後ろ足を折り曲げてそろえることで歩くと走るの間くらいのスピードで器用に移動できるようにまでなっていました。

しかし、ずっと小康状態だったララちゃんの後ろ足がさらに悪くなり、完全に半身不随状態に・・・
そうなると前足の3倍くらいある大きな後ろ足はじゃまなだけ。
下半身を引きずって回るのでお尻の周りは赤むくれになり、ウンチがこびりつき、睾丸は半分壊死したような状態になり、おしっこを出す力も弱まって少しずつ垂れ流しに・・・
お風呂に入れても半日で下半身がどろどろになってしまう。
床を拭いても数時間でうんちまみれになってしまう。
餌を食べるにも体が滑って安定しないので、自分から餌入れに入り込んでしまうことがあり、しかし入ったら自力では出られず、気づいて救出した時にはいつも下半身が全ておしっことウンチでびしょびしょになっていてまたお風呂へ・・・
こんな状態で生きていて、ララちゃんは辛いことばかりじゃないのか・・・
ララちゃんの一生はなんなんだろう・・・
私はララちゃんを見ると涙が出てきて、でもどうすることもできなくて、いっそ安楽死・・・と何度も思ったりしました。
でも、私達を信じて身体を預けてくれるララちゃんの信頼を裏切ることは出来ないとも思いました。

それでもやっぱり見てると辛くて泣けてきて、こんなひどい状態のウサギ見たことない、まるで虐待されたウサギみたい、ひどすぎると見るたびに泣いてました。

前に病院に行った時に悪くなることはあっても良くなることはない、生きているだけでよかったと思ったほうが良いと言われたので、完全に半身不随になったことで病院に行く気はなかったけれど、そのために睾丸が半分壊死してきているのと、歯が伸びすぎていることに気づいたので病院に連れて行きました。
ウサギ専門の先生なので半身不随のウサギは山ほど見ているので、後ろ足はだめだけどこんなに元気がある、といってくれ、治療の最中もおとなしくしているララちゃんに、きっと触られることが好きなウサギさんなんですね、といってくれ、何かそんなことだけですごく気が楽になりました。
実際にはララちゃんの下半身はもう治らないし、病院に行っても変わらないんだけど、それでもそんな風に先生に言ってもらったことで精神的に救われたのです。
私はもう死んだほうがララちゃんは楽で幸せなんじゃないかと思ったりしたけど、ララちゃんはやっぱり前向きで元気で生きようとしてるんだなあ、触られるのが好きなのも人を信頼しているからなんだなあって。

そして他の半身不随のウサギの飼い主さんが教えてくれて、すごくいいので試してくださいと皆に言って回ってるといって、かごの床に敷くマットを教えてくれました。
人間用のバスマットで、ふわふわの突起がいっぱい出てるすごく吸水力の高い奴あるでしょ?
あれを敷くと、おしっこもすぐ吸水されてさらさらだし、柔らかいから下半身を引きずって歩くウサギさんには良いといわれました。
ただ柔らかいウンチはべったり張り付いてしまうのであまり現状は良くならないけれど少しでもララちゃんの毎日が楽になるように、すぐ買ってきて敷いてあげると、ここしばらくリラックスして床に横たわる姿を見ていなかったのだけど、幸せそうに横たわっていて、良かった、ララちゃん、良かった、と涙が出ました。



おしっことウンチでどろどろになるのでマットは洗濯機では洗えないから手洗いとなり、大変になるけれど、ララちゃんの幸せそうな姿を見れるだけでうれしいです
伸びすぎた歯もきれいに削ってもらったし。

両目とも涙が出ていて目の周りがいつも濡れていたんですが、伸びすぎた歯が涙管を押さえてしまって詰まっていたのかもしれないと、目のふちにある涙管から細い管をいれ、涙と同じ成分の液体を流しいれるとちょっと白くにごって出てきました。
やっぱり少し詰まっていたようです。
この治療のおかげで片目は涙が止まりましたが、もう片方はやはり止まりません。
最初涙で目の周りが濡れているのを見たとき、レティーシャにやられたんだとばかり思ってかごの周りを覆って手が入らないようにしたんですが、眼球そのものは両目ともきれいだそうなのでレティーシャのせいではなかったのでした。

とにかく、一時は気持ちが暗い方面ばかりに向いていてララちゃんの不幸な一生を思って泣いてばかりいたけれど、ちょっとでもララちゃんが楽に生きていけるように前向きに考えて行こうと思えるようになったことが、ちょっと幸せだった出来事でした。
以前ものすごいスピードで部屋中を走り回っていたことや、ルビーと仲良しで一緒に遊んでいたことや、お庭でお散歩したことなどを思い返すとやっぱりあっというまに気持ちが反転してしまいますが、それでも元気にがんばってるララちゃんを支えていけたらと思います。

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