馬とお昼寝

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ダビンチ・コード

2006年11月20日 12時59分44秒 | 映画
ダビンチ・コードを見ました。
半年ほど前に原作を読んでいたので、難しい内容にもついていけました。
でも読んでなかったらよくわからなかったかもしれません。

ルーブル美術館の館長が殺され、犯人と疑われたラングドン(トム・ハンクス)と館長の孫娘であり、警察の暗号解読係であるソフィー(オドレイ・トトゥ)が警察に追われながら館長の残した暗号を解いて行く。
キリストの秘密を守ろうとする者達と、暴こうとする者達の戦いに巻き込まれたような形だったが、実は・・・というストーリー。

不気味な暗殺者、シラスがとても純真(?)でかわいそうです。
もっと違う人生があったはずなのに・・・と思ってしまいます。

オドレイ・トトゥは、アメリではとてもかわいかったですが、こうしてみると全く普通です(笑)。

さて、映画としては、原作にほぼ忠実です。
ほぼ、というのはラスト辺りが違う設定になっているからであり、なぜあんなふうに変えたのかちょっと理解に苦しみます。
おかげで最後の感動的なシーンが半減しています。
でも、その点を除けば、あの複雑な原作を良くまとめてあるなあと思われます。

元々原作を読んだときにも思ったんですが、私はキリスト教の信者でもなく、全くその世界に何の興味もなかったので、何でそんなことで殺人にまでいたる必要が・・・というのが正直な感想です。
この本が出たときも、世界のあちこちで問題になったようですが、それはキリスト教の信者が多くいる国でのことであり、日本で問題になった話は聞いてません。
よその国の人に比べて、宗教への接点が薄い国民性の日本人にはあまりぴんと来ないテーマなのではないでしょうか。
原作を読み終えた時も、「そんなこと何の問題が???」と、根本がぴんと来なかったのです。

しかし、謎解きはとても面白くよく出来ているし、登場人物たちもそれぞれ個性的で、テーマの根底が完全には理解できなくても、無神論者であっても楽しめるエンターテイメントだと思います(原作の方は)。
映画の方は、映画だけでそこまで楽しめるとは思えません。
やはり原作を読んでから見るのがお勧めです。




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