馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

ディパーテッド

2007年06月29日 17時12分24秒 | 映画
ディパーテッドを見ました。
香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク版です。
私はインファナル・アフェアを見ていなかったので、初めての映画として楽しめました。

マフィアのボス、コステロの逮捕するため、警察は成績優秀だが犯罪者の血筋であるビリーをアンダーカバーに選ぶ。
警察学校を中退したことにされ、刑務所に入り、身一つで出所して昔の知り合いの所へ戻ったビリーはコステロの部下に。
彼が覆面刑事だと知っているのは二人の上司だけ。
方や子供の頃からコステロに優しくされてきたコリンは、彼のためネズミとして警察官になる。
頭脳明晰で将来を嘱望され、どんどん出世するコリン。
だが影ではコステロに情報を流していた。
コステロも警察も、身内にネズミがいることはわかっていたが誰なのか絞り込めない。
それでも徐々に追い込まれていく二人・・・というストーリーです。

文句なく面白いです。
特に、目の前で起こる犯罪をとめられないことに苦悩し、命の危険に怯え、薬を飲んで日々を耐えるビリー、レオナルド・ディカプリオが圧巻です。
昔はかなり美形でしたが年を取るにつれ、へたに老けていってる印象が強かったのですが、この映画では髪を黒く染めたおかげでかなり締まって見えます。

コステロ役のジャック・ニコルソンは相変わらず怪演です。
いや~な奴です。
そばにこんな人がいると嫌だな~と思うような奴です。

ビリーとコリンの間で揺れる女医が、いまいち見ていてわかりません。
同じ時期に同じ患者という立場の二人と個人的に付き合って、二股みたいな感じになるのは・・・
女医という職業とあまりそぐわないというか・・・
なんなの、この女・・・と言う感じです。

頭脳明晰なビリーとコリンの攻防がすごい緊張感ではらはらします。
すごくいい感じで作りこんでいってたのに、ラスト近く、まるで時間が足りなくなったの・・・といわんばかりにだ~っと話をまとめようとしてしまうのがもったいないですが・・・
大体、二つの組織にそれぞれ他にもネズミが入っていたというのは意外でもないですが、警察側のもう一人のネズミはあの頭のいいコリンでさえ誰かわからなかったのに、なんでそいつはもう一人がコリンだとわかっていたのか・・・?
そいつは普通の制服警官で、出世頭のコリンが友達だからと引き上げてやったような奴なので、能力でかなうはずはないのですが・・・
映画的にもそいつの存在は必要なかったのでは。
マフィアの方のもう一人のアンダーカバーは、まあ良いと思うんですけど。

オリジナルを見ていないのでどうなのかわかりませんが、ラスト近くでどんどん簡単に人が死んでいくのはちょっとアジアの映画っぽいなあ(オリジナルに忠実?)と思いました。

かなりおすすめです!

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