過労

水曜日の午後、コーチのＳちゃんから電話がありました。
高熱が出たとのこと・・・
月曜日に会ったときすごく疲れていて辛そうだったので火曜日はお休みをもらうように言ったのですが、やっぱり働いたようで案の定水曜日に熱を出したのでした。
Ｓちゃんはよそのクラブに間借りしている馬たちの世話とたまに来る客のレッスンと、遠く離れた場所の牧場（うちのクラブの移転先）の施設の準備に毎日半分ずつ行き来して働いていて、もうずっとお休みをもらっていなかったのです。
いくら若くてもどちらの仕事も重労働だし場所も離れていて移動も大変だから、そんなことをしていたらいつか倒れる・・・とずっと心配していたのですがついに・・・

ともかく木曜日はお休みし、金曜日は朝から病院に行くというので私は朝から行って馬房掃除をして待ってました。
真っ白な顔で辛そうにやってきたＳちゃん。
「どの馬乗りたいですか？」
「ジャン！」
「３日出てませんよ・・・」
「危険だよね・・・
じゃあパラディッソは？」
「４日出てません。いくらパラでも４日出てないのは危険です。」
「・・・・・」
「ラシェーバぐらいですね、安全なの。」
「え～～～～～！ラシェーバつまんないんだよ～～。（って言うか、ラシェーバしか出せないならどの馬がいいかって聞くなよ～！）」
「ラシェーバつまんないですか～？
普通だと思うけどな・・・」

そうじゃないんだよ。
ラシェーバは何も出来ない馬。
何も調教入ってないし、何も細かいことを馬がわかってない。
でも素直だし乗りやすい。
問題はラシェーバが何も出来ない馬ということで、彼女に乗ると一気にコーチのＳちゃんのやる気がうせることが問題なの！
何も出来ない馬＝ただ乗って楽しめ！（つまりレッスンはしないよ～）
という図式になってしまう。
だからラシェーバに乗りたくないし乗ってもつまんないの！

でも熱は下がっても明らかに顔色悪いし辛そうなＳちゃんに、ジャンやパラディッソに下乗りしてくれ、とは言えず、ラシェーバを馬装。

でもね～、やっぱり一通りフラットワークを済ませて馬場の隅に座り込んでいるＳちゃんのところにいって「何しましょう？」と聞くと、「何って・・・いや・・・好きに走ってください。」

ほらね～～～！！！
だからラシェーバつまんないんだよ～～～！！！

まあ、相手は病気だからしかたない・・・
好きに走ろ～～～～！！！

ガシガシ走る。
調子に乗ってツーポイントでも走る（笑）。
海岸とかだったらいいのにな～～。
ほんと、ラシェーバは外乗向きの馬。
Ｓちゃんいわく、障害も馬場もセンスがない。
だから何も調教入れる気にもならないんだろうね。
海岸走るのにいいよな～～。
海岸だったらな～。
と思いながら走りました。

来週の火曜日には馬たちの引越し予定なので、月曜日に乗りに行くつもりですが土日雨続きなのでたぶんどの馬も運動していないはず。
となるとジャンは６日出てない（パラは７日）状態になり、やっぱ明日も無理なのかなあ・・・
Ｓちゃんが回復してたら下乗りしてくれるかもだけど・・・