馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

ガウガウ馬

2006年12月07日 14時31分55秒 | 乗馬
今日も良い天気!
隣の敷地の家はやっとほとんど形を成さないぐらいに解体されました。
あとは残りを壊して、納屋と小屋を壊して、残りの木を引き抜いて、残骸を運び出せば、一段階終了・・・かな?
もう家の解体が佳境に入っているのでうるさいことうるさいこと!
繋ぎ場にいても落ち着かない感じ。
そんな状態で、研修生の女の子が外馬場で乗るというので、勇気あるな~と感心。
まあ、腕に自信があるからだろうけれど。
私も外で乗りたいな~。
でも走られるのは嫌~(笑)。

今日のカラフルはガウガウ馬。
元々お手入れが好きな馬じゃないけれど、こんなにひどいのは一番最初に乗ったときぐらいで最近はおりこうだったのに、一体なぜなの???
彼の嫌いな首や胸をブラッシングしている私にいちいち食いつこうと襲い掛かってきます。
それをあやしながら、あまりにひどい時は怒りながら、ブラッシング。
むちゃくちゃ時間がかかるんですけど・・・
いつも「うざい!もういいんだよ、そこ!」と、怒っているけれど、今日みたいにガウガウ食いついてくる子じゃないのに、なんか工事の音でいらいらしてるのかな。
歯をむき出してガーっと襲い掛かってくるけど、本気で私を噛むつもりはないと思います。
本気で噛むつもりだったらとっくに何度も噛まれているはず。
前のパートナーはお手入れの時はおりこうでしたが、どうかした時にやっぱり噛もうと襲い掛かってくる馬でしたが、本気で噛むつもりはなかったので、私は彼に乗っていた約2年弱の間一度も噛まれたことはありませんでした。
カラフルもすごい勢いで襲い掛かってくるけれど、私に撃退されたり怒られたりなだめられたりしながら結局一度も噛みません。
首や胸の辺りを嫌がるので、徐々に慣らそうとなるべく襲ってくるけれど首や胸の辺りに触りながら密着するように左右を行き来するようにしています。
これは彼に、私も信頼を見せないといけないと思い、いつでも噛める位置に無防備にいるよ、信頼しているよ、とアピールしているつもりです。
もちろん本気で噛もうとしている馬にはあまり無謀なことはしません。
でもカラフルは王子なので(なんのこっちゃ)。

工事の音がより大きいので、先生がカラフルを室内馬場へ連れて行ってくれ、離れてついてくるように言われました。
な~んか、私が連れて行けないのつまんないな。
まじで早く工事終わればいいのに。

今日は常歩からがんがん歩かせて、軽速歩も速歩も、どんどん前に出しました。
左の手前で内に入られぎみになるので、内方脚もがんがん使って押し出して乗りましたが、脚を使っていたのはカラフルが入ってくる遇角だけ。
あとは休め(笑)。
力を遇角のために温存しておかないと・・・
しかし、先生にはお見通し(笑)。
「今日は前にどんどん出そうとしているのが見えます。すごくいいですよ。
いつもはのんびりペースで楽に速歩しているけれど、今日は出して行ってるので。
ただ、速歩の時に手が動いてしまいます。
動くといっても大きく上下しているわけではなく、ちゃんと鞍の真上にあるんですけどその場でちょっと動いているので、それだと馬にいちいちブレーキかけてるようなものですから。
肩から下は楽にして、他の身体とは別の動きをするように乗らないと。
手は前に若干送るような感じで乗るように、今後もっと馬場的なことをしていくとそういう乗り方が必要になってきます。
でも、あくまでも若干なので、動かすわけではないです。
それから脚ですが、速歩の時ほとんど使ってないですね(笑)。
ペースが前に出ているのでがんがん使う必要はないですが、常に少しずつ使うようにして乗らないといけません。
使おうと思っているときは使えているんですから、普通に乗っているときでも常に少しずつ使うように。」
「あの場所でしか使ってないの。」
と、内に入られると分かっている遇角を指すと、笑われました。
「そうですね。
あそこは入ってくるけれど、脚で外に押し出せてます。
でもそこだけじゃなくて、他の所でも常にほんの少しずつ使うように。
まあ、確かに他の所で使ってないからこそ、あそこだけで使うことで脚が良く効くということもあるし、そういう使い方もありなんですけど、なるべくならずっと使っていられるようにしてください。
じゃあ、もう一回。」
今度は言われた手と脚を意識して走りました。
自分では直っているのかよくわかりませんでしたが、先生は褒めてくれたのでましになったようです。

「今度は駈足ですが、なるべく一回目からここ、と思った場所で出すようによく用意して、用意が出来たら発進してください。」
たいていカラフルの最初の駈足発進は失敗して速歩から出してしまいます。
なので今日は常歩でがんがん歩かせて詰めていけると思ったときに合図するとすら~っと走り出してくれました。
ひゃ~おりこ~
しかし、それで油断した私は次の発進の時詰めずに出そうとしてしまい玉砕。
せっかく一番最初を出せたのに・・・
もっと詰めなきゃ~。

でも今日は駈足も経路も一番良かったと先生に言ってもらえました。
「ティティさん自身が駈足の時の乗り方が上手になって来てます。
今日も長蹄跡の後の遇角で落ちる(速歩に)かなと思ったんですけど落ちなかったし。」
「そう?とにかく落ちるのが心配なのでどんどん出すようにと、いつも輪乗りの後の長蹄跡にでた時に落ちやすいので、出たとたんに外の手綱をちょっとだけ張るように気をつけたの。
でも、落ちるかどうかわかると同時に手の中でハミを戻す、と前に言っていたでしょう?
あれがまだわからない。」
「この馬は落ちる直前に頭が上がるので・・・」
「うん。でも頭が上がってからでは遅いじゃん?
上がる直前に気づかないといけないんだけど、それがむずかしい。」
「ですね。でも前に比べたら格段にティティさん自身がわかって来ているんだと思いますよ。自分ではわかってないつもりでも、これは感覚の問題なんで。
じゃあ、後は速歩と常歩の移行を最後にやって終わりましょう。」
といわれて力が抜けました。
で、速歩を始めると、「じゃあ駈足。」
えええ???
速歩と常歩って言わなかったっけ?
思わず、「え?何?」と聞き返す。
「駈足してください。」
ひ~~~緊張感が戻らないよ~。
駈足で走り出す。
やっぱだめだめになる~。
私があせったので馬もあせって走り出してしまいました。
「速歩。」
落とす。
「停止~。」
駈足がのめってしまうわ、速歩で内に入られるわ、急停止で手綱を引いてしまうわ・・・最悪です。
思いっきり手綱を引いてしまったおかげで、カラフルはすっかりご機嫌が悪くなってしまい、その後はもう最悪のループへ・・・
駈足はのめる、速歩は内に切れ込む、さっき手綱を引いてしまったので止まらない・・・
「もう、今日はやめときましょう。」と先生。
「ごめんなさ~い。」
「経路までは良かったんですけどね~。」
「せっかく褒めてもらったのに、その後がむちゃくちゃ。
すみません。」
「やらなきゃ良かったですね~。」とまで言われてしまいました。
どうしてこうなんだろう・・・

後のお手入れもガウガウ。
どの馬もほかほかの濡れタオルで顔を拭いてもらうの大好きなのに、どうしてこいつは嫌いなんだろう・・・
「嫌いなんだよ!やめろよ!」と怒るカラフルをなだめすかして顔を拭き、噛み付こうと襲い掛かってくるのと戦いながら首と胸を拭き、お尻に付いているぼろの跡をきれいにふき取ろうとしては後ろ足の回し蹴りが来る・・・まじで時間かかるっちゅうの!
いつもはこんなにひどくないのに~~~もう~~~!!
やっと全部終わり、ご褒美のにんじんを二本あげておしまい。
今日はお手入れに疲れました。



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