馬とお昼寝

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名探偵コナン紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)

2007年04月27日 14時57分16秒 | 映画
名探偵コナン紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)を見ました。
名探偵コナンの映画は一応全作見ていますし、10作中(今回を含めると11作)6作はビデオやDVDを持っている(王子が)ぐらい好きです。(おいおい)
去年は10周年記念として映画のできも今までで一番最高傑作といえるものでした。
今回の11作目も、かなり期待していましたが・・・
う~~ん・・・悪くはありません。
でも、まあまあって感じかな・・・

南の島神海島にバカンスにやってきたいつものメンバー。
この島のそばには海底宮殿が発見され、300年前に実在した二人の女海賊が残した財宝が眠っていると考えられていた。
その財宝を狙うトレジャーハンター達の一人がダイビング中サメに襲われ死亡。
その事故に不信を持ったコナンたちは、既に宝探しを巡る野望に巻き込まれていた・・・

・・・と、ちょっと壮大なストーリーです(笑)。
ロケーションは沖縄の離島かなあと漠然と考えていたんですが、わざわざ目暮警部がやってくることを考えると東京の管轄。
伊豆七島かどっか、そのあたりだと考えるべきでしょう。
そうなると、この壮大な設定そのものがちょっと笑ってしまいます(笑)。

海底宮殿と女海賊の伝説を前面に打ち出して島起こしをしているので、ホテルも旅館もいっぱい。
しかたなくコナン一行はしょぼい民宿に泊まることになりますが、それほど観光客が来ているにもかかわらず、島内で他の観光客に全く会いません。
しかも、海底宮殿があってあれほどの客がいるなら、島のダイビングショップはいも洗い状態のはずですが、客はランと園子だけ・・・
そんなわけあるかい!
春から秋にかけてのシーズン中、日本のダイビングポイントにどれほどのダイバーが訪れるかを考えたら、ちゃんちゃらおかしいです。

しかも彼女達のレンタルウエットスーツは半袖半ズボン(?)の半ジョンタイプ。
日本近海でそんな格好で潜れるのは、真夏ぐらいです。
真夏でも結構厳しい・・・(深度によっては)
そう考えると真夏なのに、コナンたち小学生達はせっかく南の島に来ているのに、全く海で泳ぎもしない。
お前ら本当に子供か???

島起こしの宝探しゲームも参加しているのはコナン一行だけ。
こんな設定にしたいなら、ホテルも旅館もいっぱい、って言う最初の設定は必要ないはずです。
不自然極まりないです。

海中で潜っている最中にサメに襲われるトレジャーハンター達を見たランと園子。
あれだけサメがきていて、襲う気満々状態(襲う気がなければサメがいても大丈夫ですが)なので、途中で切り上げて上がってきたのはわかりますが、何で何の関係もないのに海から上がったウエット姿のまま客のランたちまでが、病院に行って待ってなきゃならないのか・・・
それも解せません。
普通なら、とりあえずショップに戻って着替えて、宿に戻り、その後警察官が話を聞きに来る、というのが筋でしょう。
一緒に潜っていたのではないのですから。

昔伊豆で潜った時、海は結構荒れていてクローズする間際でした。
私たちは12人ぐらいで行っていたので、3つに別れてエントリーしました。
初めて潜るポイントだったうえ、荒れていたので味噌汁状態で透明度最悪。
潜る前に海底の地図はもらってましたが、そんな状態だったので場所がよくわからなくなり、もうつまんないから早めに上がろう、と、仲間の3人に合図して(私が先頭だったので)エキジットに向かいました。
深い所はまだしも、浅くなると味噌汁状態で一寸先もよく見えず、荒れているので波に押されてへたすると岩に激突しそうな感じで、とりあえず上がりましたが、別チームで潜った4人がなかなか上がってきません。
4人とも一つ下の後輩だったので、心配して陸で見ていると、かなりたってから知らないダイバーを引いて上がってきました。
その頃には既に海はクローズされていて、エキジットする場所はすいていました。
後輩達ははぐれた知らないダイバーが沈んでいたのを海底で見つけて引き上げてきていたのでした。
救急車で運ばれましたが、既に亡くなっていたようです。
次の日の新聞に載っていました。
その時でさえ、引き上げてきた後輩達は一緒に救急車に乗って病院に行ったりしなかったし、そのダイバーを陸で引き渡した後は普通に私たちと行動しました。
それが普通だと思うんですよね~。

人質になって潜る羽目になったランと園子(何で3人いた女の子のうちランを選んで連れて行くのか・・・直前にランがかなり強いとわかったにもかかわらず・・・あんなに強いんじゃ人質向きじゃないだろう)も、陸やボートにいるときはナイフで脅されていたのでしかたないけれど、海にエントリーした後は相手がスピアガンを持っているわけじゃないので、何もついて潜っていかなくても・・・(笑)
あの時点なら逃げられたんじゃないの~?
しかも一番後方にいるんだから、ボートに上がれるじゃ~ん。
と、思ったり(笑)。

300年の間誰も解けなかったという財宝を巡る謎も、コナンたちがあっというまに解いちゃうんじゃ・・・苦笑するしかないです。
コナン君は確かに頭がいいけれど、同程度に頭のいい人はたくさんいますから~~♪

それに今回は、絵がだいぶ違っていたように思います。
今回に限らず、おそらく毎回絵は少しずつ違っているのでしょうけれど、今回はだいぶ違って見えたので・・・
特に、最後の方でランがコナン君に真一の姿をダブらせる場面では・・・
真一があまりに変な顔で笑いました。

自分がダイバーなので、ダイビングがからむ映画は「海猿」しかり、「オープンウオーター」しかり、「そんなわけないだろう!」とか、「こうすりゃいいじゃん!」とか、「そりゃおかしいって!」とか、いちいち突っ込みどころが目に付きすぎて純粋に映画を楽しめないということは多いです。
それに今回はランと園子に重点を置いている映画なので、コナン君は地味~に活躍するだけ。
しかも前半かなりだるい(寝そうになる)。

と、言うことで、今までのコナンの映画(10作)と比べて私的には大して良くなかった作品でした。
ダイバーではないうちの王子も同じ感想だったので~~。






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