馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

ポセイドン

2006年11月12日 12時36分31秒 | 映画
ポセイドンを見ました。
大昔のポセイドン・アドベンチャーのリメイク版。
大型豪華客船ポセイドンがパーフェクトストームのようなでかい波を食らってひっくり返ってしまい、大晦日のカウントダウンのためほとんどの乗客がいたホールから、数人だけが今は一番上になってしまった船底のプロペラ部分を目指して上がっていくサバイバル映画。

昔のオリジナルは過去何度も見ました。
船がひっくり返った原因や、船底を目指す面子などはオリジナルとは異なっています。
皆を引っ張っていく人物も、昔は牧師さんだったと思うのですが、今回は元市長(カート・ラッセル)。
公開当時、オリジナルと比べられて評価は高くなかったので、「どうかな~、でもやっぱり見ておこう。」ぐらいな気持ちで期待もせずに借りてきましたが、なかなかどうして。
私的には大満足のエンターテイメントにしあがってました。
災害の場面も、何度も迫ってくる危機も、大迫力で怖いです。
元市長のカート・ラッセルが、それ以前は元消防士だったというくだりなんかは、だよな~、バックドラフトで消防士だったもんな~、と、にやりとさせられます。
きっと作り手の遊び心では?(違う?)
あえて不満を言うなら、一昨日夢駆ける馬ドリーマーでカート・ラッセルを見たのに、また見ちゃったよ~、ってところぐらいでしょう(違うって・・・)。

ホラーもスプラッターも平気で見ていられる私ですが、何が怖いって災害物、大事故物ほど怖いものはありません。
タイタニックも日本沈没も、その状況のあまりの怖さにぼろ泣き。
もちろん今回も、初手から泣きまくりです。

カウントダウンパーティーのためホールにいた客たちは、船がひっくり返った後救助が来るまでの5,6時間の間、このままホールにいれば安全だと言い切る船長を信じて動きません。
その中で船の構造を良く知っていて船底のプロペラ部分から外に出られると一人で出て行こうとする元潜水艦乗りの男性、上の階(本当は下の階)のディスコにいる娘を探すためホールを出ようとする元市長の二人が中心となって数人でホールを脱出します。
いつも映画などでこういう状況を見て、たいてい主人公は少人数派で動くわけですが、もし自分が今この状況にいたとしたらどうするだろうと考えます。
その場の責任者である船長が、「ここは安全だ。」と言い切り、ほとんど大多数の人間がその場に踏みとどまる状況の中、ほんの数人で「危険だ」といわれる所へ出て行くのはものすごく勇気が必要だと思います。
これがたとえば、元市長のように娘が上の階にいるとかなら、行かなければならないけれど、娘もその場に一緒にいたとしたらどうなのか・・・
映画なら行けば助かるチャンスは有る。
でも現実にその状況なら行くかしら・・・私なら行けないかもしれないなあ・・・といつも考えます。

超高い所から火の海に飛び込む大活躍の元潜水艦乗り、かっこよすぎです。
最初は一人で行った方が楽なんだ!といっていた彼ですが、結果的には皆を助けて最後尾にいたりしてすごくいい人です。

とんでもない状況なのに、一人でうろうろして迷子になって出られないところにはまり込んでしまう子供には、見ながらまじで激怒しました(笑)。
全くこれだから子供は!ちょろちょろして!!
怒りながら泣きまくりで、見ていて疲れました(笑)。

オリジナルと比べるとどうしても評価が低くなっちゃうのかもしれませんが、十分楽しめる(というか怖くて泣いちゃう)映画でした。
主要人物達の成り立ちはオリジナルの方が良かったと思いますが、それを差し引いても私的には満足でした。


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