

あまりの痛さにそのまま固まって動けません。
うめいていると、既に起きていたパパが「どうしたの~?」
「寝返りうとうとしたらひざが・・・痛い~~~!」

どうにもならないので、筋肉痛や関節痛に効く塗り薬(温シップ)を塗ってもらいましたが全然効かない・・・
ベッドに寝たまま動けません。
腰もそうですが、ひざも痛めるとほんの少し上半身を動かしただけで響くのでほとんど動けなくなります。
腰から下、下半身はとっても大事です。
「午前中休もうか?病院行った方がいい。」とパパ。
なんて優しいの???感動!
でも病院に行くには起き上がらねばならず、それが出来るぐらいなら病院に行く必要もない。
「いい、全然起きられないから。ありがとう。」
と、パパには会社に行ってもらい、さてどうしよう・・・
ずっと固まっていたので、まったく動かなければ痛みを感じなくなりました。
痛がっていた私の声で目を覚まし、「大丈夫?」と心配してくれていた王子もまた寝入った様子。
私もうとうと・・・
このままじっと寝てれば起きた時には治ってるかも・・・

と期待したんですが、それから45分後も変わらず、ちょっとでも動くと激痛が走ります。
どうにもならん!
とにかく王子には学校に行ってもらわねば。
隣に寝ている王子を起こし、着替えを指示し、ルビーを外でおしっこさせてもらい、エレナ達皆に朝ごはんをあげてもらいました。
王子本人にもパンを食べてもらい、玄関の鍵をかけて学校に行ってもらう。
さあ、一人になりました。
とりあえず朝一でやらなければならない最低限のことは王子がして行ってくれたので、また固まったままうとうと・・・
実は今日、乗馬の予約を入れていたので、間に合うようなら行きたいとその時点でも思っていました。
でも王子が行ってから30分たっても動けません。
だめだ・・・間に合わない・・・

いつも携帯電話の目覚ましで起きているので電話は枕元にあります。
ベッドに寝たまま、イントラのSちゃんに電話してわけを話し、明日に変えてもらいました。
せっかくお天気もちそうだったのに残念・・・

さて、数年前私は馬に大暴れされて落馬し、落ちた場所が後ろ足と前足の間だったので前足で左の頬を、後ろ足で腰の左側を蹴られて大怪我をしました。
頬の骨は幸い折れてはいませんでしたが、筋肉が損傷を受け、無表情の時は普通なのに笑ったりして表情が動くと顔の左半面が醜く引き攣れるようになりました。
手術を受けるしかないかも・・・と不安でしたが、その引き攣れは約4ヶ月で完全に治り、それまでなかったえくぼが笑うと出るようになったのみで済みました。
後ろ足で蹴られた腰の左側は腰の骨の横突起部分が3本折れていました。
腰は人体の真ん中で要の部分。
ここがやられると、何も出来ません。
立つ事はもちろん、動くことも・・・
8日間、病院のベッドの上からまったく下りられませんでした。
ご飯はもちろんトイレもベッドの上~~

9日目にベッドから降りて車椅子で病院のトイレに行けたときの喜びは忘れられません(笑)。
おしっこはいいです。
便利なカテーテルと言うものがありますから(笑)。
これは出産の時も経験しています。
自然分娩だったにもかかわらず中の血管をばりばり破って王子が出てきてしまったため、出産後数時間で大出血。
再びベッドから分娩台に戻され、肛門から入れた指で患部を外にひっくり返して押し出し、縫う、と言う最悪のことに・・・
私はもともと麻酔がとても効きにくい体質なので、その時も麻酔はしてくれていたんですがあまり効きません。
で、両側からナースさんたちに押さえつけられたまま、さっき出産で会陰切開をした傷を縫ったばかりの場所のさらに奥をひっくり返して押し出した状態で破れた場所を縫われたのでした。

どんなに痛かったかは・・・書くまでもないでしょう・・・
で、本来自然分娩だったら必要ないカテーテルを動けない私はつけられることになったのでした。
しかし、これが便利のなんの!
私は普段からトイレが近い人ですが、自分で意識しない状態でどんどん体からおしっこが外に出て行くのですから一日中まったく尿意を感じません。
便利~~

で、何で過去の痛い話をいろいろ書いたかと言うと(笑)、ようはベッドから動けない状態で、そこが病院のベッドでないとすると当然カテーテルもついてないし、ボタン一つで飛んできてくれるナースさんもいないと言うこと・・・
そうです!
トイレに行きたくなってきたんです!!
それさえなければじっと寝ててもいいかもですが、尿意はいつまでも我慢しておけません。
何とかしてトイレに行かなければ・・・!!

痛い右ひざを両手で固定し、少しずつ持ち上げたり伸ばしたりしてみる・・・
痛い~~~!!もう無理~~!!
でもトイレ~~~!!!
痛くてうめきながらいろいろそろそろとスローに身体を動かしてみる。
痛い~~!!無理~~~!!
何でこんなことに~~。


根が軟弱なので痛みに弱い私は泣きそうです。
格闘すること30分。
もうだめ・・・
とか思いながらもそろそろと身体を反転させてみた時、ぐりっとひざがはまる感じがしました。
あっ!!!戻ったのか???
それともさらに悪化したのか???
不安なままそろそろと動かしてみる。
痛い事は痛い。
でもさっきまでの耐え難い痛みではなく、しびれたような痛みになってました。
はまった!!
はずれてたんだ~~。
左足に重心をかけて立ってみる。
右は痛くて一瞬しか重心をかけられませんが、何とか歩けます。
トイレトイレ~~~

無事間に合いました(笑)。
それから30分ぐらいはしゃがめなかったので猫トイレの掃除もできませんでしたが、徐々に痛みもひき、今はまったく平気になりました。
それにしても寝返りでそんなことになるのは今までにも実は何度か有りましたがこれほどひどく治るのに時間がかかったのは初めてでした。
もう年ってことね・・・はあ~・・・

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