馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

ラシェーバ

2006年10月16日 23時45分47秒 | 乗馬


ラシェーバはうちのクラブで一番背の高い馬です。
でも一番年下。
誰よりも大きな身体だけど、幼いお嬢ちゃまです。
彼女がうちのクラブに来たのは去年の春ごろだったかなあ・・・
私は大きな馬が大好きですが、うちの馬たちは小さめの子が多いので彼女が来たときは大喜びしたものでした。
でもまだ2歳だったので乗馬できるような身体ではなく(大きさという意味ではなく人を乗せられるような体の成長状態ではなかった)、体ができるまで1年ぐらいはかかるといわれずっと楽しみに待っていました。

うちに来た当初は調教も全く入っていない状態だったし、箱入り娘だったので何をするのも怖がって大変!
繋ぎ場に連れてくるのも最初は一苦労。
外馬場に連れて出るのも大変。
室内馬場は恐がって倒れられたら困るのでスタッフは長い間連れて行きませんでした。

そのラシェーバが最近レッスンにデビューし、今日やっと私にも回ってきました。
結局一年以上待ちました。
ずっと楽しみにしてきたかわいいラシェーバ。
わくわくです

まだ若い馬なので拍車を履いて乗って危なくないかしら・・・と先生に聞いてみると、大丈夫らしい。
でも鞭はいらない、念のため折り返しをつけるように言われました。

何せ一番身体の大きな馬ですから、首に折り返しを結んでおこうとしたら短くてぎりぎりで結べません(涙)。
仕方ないので首にかけただけの状態で室内馬場へ。
うちの室内馬場へは道路を渡らないといけません。
かなり遠くにトラックが向かって来ているのが見えましたが、十分渡り切れるだろうと思って渡ると、確かに渡れたけれど後方をトラックがブウン!と通り過ぎたのにびっくりしてばたばた。
でも声をかけるとすぐ収まりました。
よいこ

さて乗ってみると、折り返しがやっぱりぎりぎり・・・
こんなぎりぎりの状態で持てるのか?
って言うか、持つ意味あるのか?
とにかく動いてきてから持つということになり、最初の常歩は持たずに首にかけたまま歩きました。
重くも軽くもなく普通。

次に軽速歩。
ちょっとだけ折り返しを手繰って持ってみる。
でもやっぱりぎりぎりなので、それで手綱を一緒に持つと手が固定されちゃう(笑)。
走り出すと、な、何?この感触・・・
ゴムみたい。
ゴムみたいって変な言い方だけど、もしゴムでできた馬に乗ったらこんな感じだろうなあって言う感触。
適度に弾力があって、でもうまい具合にはまる感じ(笑)。
動きはとても素直。

さて、お楽しみの駈足。
以前からスタッフに、「駈足が気持ち良いんです。」と言われていたのでとても楽しみでした。
走り出しはがっと行くのかと思ったら、なんとものどかな・・・
なんて言い表したらいいのかしら、何?このポコンポコンって感じは?
気持ち良いってこういうことかあ・・・
確かに気持ちい~。
牧場をのどかに牛で(馬ではない)走っているようなイメージ(何だ?)。
若いけれどか~っとこないので、走ってて安心感があります。
この馬は競馬には出ずに牧場から来たので、おおらかに育ったからかもしれません。

さっき軽速歩をやっていた時はそんなことなかったのに、駈足を始めてから常歩に落とそうと思ってもなかなか歩いてくれません。
速歩まではすぐ落ちるけれど、そのまま走って行こうとされてしまいます。
それを無理やり常歩に落とそうとすると、常歩を飛ばして急停止。
なぜかこうなると再び歩き出そうとしても、反抗して後退するのです(涙)。
もちろん手綱も折り返しも譲りまくっているのですが、ずりずり後ろへ・・・
ドン!と怒って蹴ると前へ。
駈足から軽速歩で少し走ってから常歩にするとスムーズに移行できます。
要は私の駈足から常歩への移行がまずいからうまく行かないわけです(涙)。

駈足の発進の時も無意識に身体が前に行ってしまって最初もって行かれてしまい、これが最近ずっとパートナーを組んでいるカラフルと言う馬との駈足の時に最初から躓く原因なのですが、自分ではなかなか直せない・・・
今日は馬場の偉い先生のレッスンを約3ヶ月ぶりに受けたので、駈足の発進の時身体が前に行かないようにきれいな姿勢のまま、走り出せるようにレッスンを受け、いい感じに走り出せるようになりました。
馬場の先生のレッスンの時はずっと先生が横で声をかけてくれているのでその通りにやっていれば良いけれど、障害の先生の時はそうはいかないので、自分で今日の発進を忘れずにきちんとできるよう次から練習してみようと思います。

何はともあれ、とてもおりこうで安心感のあるラシェーバ、大好きになりました。
かわいいラシェーバ、また乗れると良いな



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