梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

生産性

2013年04月15日 | さえずり

就活の際に教えてもらった
一人当たり売上や生産性、収益率

サ高住などの民間が参入する中でこうした数字に弱い今の介護業界
弱いというと語弊があるなと感じるのは
そうした数字が表面化しないからというのもある

老健などの売り上げ、年商をまずは知らなくてはならないが
おそらく探してもそうそう出てくるものではない

ただ、保険制度を少し学べばおおよその金額は導き出せるのです
介護報酬単価はどこでも出てるので、あとは数式を入れれば良い
これは、介護事業所で働くなら是非ともやっておくべきことです

100床で稼働が98平均
98×365日=38770人 年間延べ対象者
要介護3平均 938円 
単純に3億7820万くらい

実際平均要介護は3.2-3.5くらいと見れば
約4億円/年

これが老健年商の目安(自費含まず)

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次にこれを常勤換算数で割り返せば
簡単に一人あたり売り上げが求められます

おそらく900万~1000万前後になるかと思います


この時期処遇改善の一時金などが支払われる時期でしょうが
ここで良く考えて下さい

収入が一定、もしくは減ってる中で、スタッフの数だけ増やしていると
どうなることかということ
「量と質」を考えさせるのが処遇改善のもう一つの意味合いがあるとすれば
税金を使う以上はそれなりの足かせが付き纏うと考える方が賢明な気もします

この生産性
入所・通所で比較することも可能です
当会の場合、入所が通所を少し上回る結果でしたが
あくまで常勤加算(スタッフ数)での割り返し
人件費で置き換えるとどうなるかは次の機会に
入所は看護、リハなどの専門職人件費が通所に比べて比率が増えますから
費用対効果で逆転するかもしれません

このことは巷でデイサービスが乱立する良い根拠となりそうです

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こうした観点で介護保険を見るようになれば
また違った見方が出来るかといえます
電卓片手に出来る
大雑把な経営数値を知ることからマネジメントに興味を持つきっかけとなればと思っています

兎角、主観で語られる現場ですが、客観的に置き換えて物事を観れる人材は
将来、市場からも優遇されるでしょうから、是非一度自分なりにやってみてはどうでしょう

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