梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

介護人材養成

2010年03月30日 | さえずり
3/29に行なわれた検討会の資料抜粋
たくさん資料がありましたが
検討会ですので何らかの答えがあるわけでは無いです

でも、資料から汲み取ることもトレンドを知る上では大切です
特に建前と本音という意味では…




皆さん、気になる給与比較
まず、これが処遇改善との基盤となった統計調査のひとつと思いますが
給与だけ単純比較すると確かに産業レベルでは10万以上の差が出ていますが
勤続年数に目を向けて頂きたい
また、介護現場の性別では7割方が女性というデータもありました
男女雇用均等法という目で見れば、介護業界は平等な面が判ります

女性での産業系との比較をすると
3.7万円に差が縮まりますよね ここも大切です

産業計の42.0歳、勤続12.8年…課長、係長クラスでしょうね
役職手当がどの程度かということと責務が見えてくれば
この10万以上の差は当たり前といえば当たり前になります
会社のことを思い働く産業ワーカーと利用者本位で事業所は二の次な
介護業界ワーカーという意識の差異が給与額に出ているだけと言えば
それだけのこと

みづらいでしょうが
表下の注)も良くお読み下さい
残業とか各種手当て込みでの金額です
産業系の残業は半端じゃないところもありますよ



で、次の気になる資料がこれ
介護職員としては気になるワードがありませんか??
『専門介護福祉士』(仮称)となっていますね
キャリアパスとの関連で出ていると思いますが
この考えは以前からありましたね

簡単に言えば、
「給与を上げたいなら出世しなさい、それには責務や知識も要ります」と
世間では当たり前のことを言わんとしているように見えます
ざっと資料を読んでの私見ですがキャリアパス制度の奥深さを知れば…

そして、この専門介護福祉士になるのに研修などが創設されるのだろう
(主任ケアマネみたいな…)
介護福祉士勤続○年以上とかね??

希望で言えば、専門介護福祉士研修受講要件に
・同一事業所での勤務5年以上実務
・介護福祉士取得3年以上実務
・研修では経営数値や損益分岐研修など金銭面研修

これくらいにして頂き、職場を転々とする方々には
ご遠慮いただきたいのが本音

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介護福祉士が施設長などの管理職になる比率と
社会福祉士・相談員がなる比率
これについても触れられています

管理職 = 介護福祉士<社会福祉士

方向性として
履修認定などを経て介護福祉士などが社会福祉士にという
方向も書かれています

専門社会福祉士とかも出て来ていますが
果たして、介護支援専門員資格とどちらが魅力あるものかも
指し示さないと(良い点、悪い点)
キャリアパスがぶれそうです


キャリアパスに取り組もうとする事業所は
こうした概論(トレンド)を伝えていくことも大切
確定事項だけを伝えるなら誰でも出来ますからね
どう読み解くかを早めに伝えられるのも情報発信力

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療養介護士ってのもあり
介護が機能細分化(=キャリア)される方向ですね

療養介護士  ≒簡易な医療処置可能
専門介護福祉士≒運営経営全般を統括

あっ事務長職は要らなくなりますね!さらば天下り
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で、今回の資料

いつもの文字だらけではなくて図表化されていて判りやすく出ています
介護職員を意識してのことなのかな…だとしたら策士だなぁ(笑)

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