梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

在宅復帰率

2012年02月06日 | さえずり
老健の在宅復帰率

30-50%が16%
50%-  8%

合わせて24%

要は30%加算取れるのは4事業所に1つという計算
しかも瞬間風速でなく半年間継続できること

それではこの30%クリアの条件は何であろう??

リハの数?
ケアマネの数?
医師のムンテラ?
ケアプランの在り方?
利用者の属性?
ケアの質??

何らかの共通点があるように思えます
それをもう少し科学的な数字を根拠に見てみたいもの

ただそれを分析したところで
最後はどう行動するかは事業所自身の決めること


ゴールからの発想で
30%越すためにはどういう入所手法を取れば良いかということを
考えていける
それが現実的でないとしても
発想の転換は不可欠である

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今回の改定でのマイナス分を補う方法として一般的なのは
要介護度アップ

30%在宅復帰で
21P*97*365*10.45≒777万円得れれば
マイナス分を相殺できるような数字
これは算定できるところは限られるのでは??

となると要介護度アップによる
収益補填を考えるであろう
では、どれほど上げれば良いかとなると
平均要介護3.0なら3.4レベルまで上げることになる
これは結構厳しい
時間や体制もかかる

この試算は稼動を97で行ってるが
これを要介護3で99稼動にすれば680万の上乗せが可能である


30%加算が不可な老健は
稼働率を上げながら重度化させていくしかないということ


要介護度を下げて在宅復帰率を上げるという方法も考えられるが
報酬単価配分を見れば賢明な策とは言えない

重度化・長期化老健が増えながら、老~老から老~地域という
スタイルに変わっていくものと考えられます

マンパワーが不足の中、この選択肢は非常に厳しいものがある
自身の事業所の質を見極めながらスロットルを調整するという
改定年度になりそうです

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老健で看取りが言われる理由はこうしたことから
施設内重度化と長期化が進むからである
ケアマネは看取りを向く前に
普段からエンデイングノートの要素を引き出しながら
どういう終末期かを想定しなければならない
特に施設専任であれば

目の前の入退所やカンファだけにバタバタするようでは
看取りを語るには百年早いだろう

高齢者の発信する僅かな情報を汲み取れるケアマネ…
居ませんねえ
改定情報ですら深読みしないから無理か…

地域の皆さんには
エンデイングノートとは言わずとも
時折自身の終末を考え、出来ればそれを第三者に判るように
話したりメモすることが
いざというときの判断材料になります

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