梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

介護力不足

2012年11月15日 | さえずり

相談員時代にもよく聞いた言葉
今は少々視点が異なる

「介護者の介護力低下で施設入所希望」
今なお居宅ケアマネの常套句です
この問題はさておき
気になるのは
高齢化日本の「介護力不足」

行政も民間を利用して介護力不足を補おうと
あれこれ施策を打つが今一つ決定打に欠けている
税金から予算が充てられているだろうが
一人を介護業界に就職させていくのにどれだけの費用が掛かっているかと言うことを
もう少し開示することも必要


単純にはハローワークなら無料(人件費は無しということで)
これが求人媒体とか使って5万円支払い1名採用すれば5万円

一千万円の予算で10名が決まれば100万円となる訳で…
ここまでサポートしても継続性などはまた別問題


あまりにもネガテイブキャンペーンが浸透した感がある

私が行う草の根活動は
タクシー乗車時に景気の話から介護の話をするなどして
意外と待遇が良いんです的な話を広めるということ
かなりアナログですがタクシーの運転手の方は金額聞いて皆さん驚かれます
もちろん思ってる以上にあるんだなということ


政治の方も年末に向けて
変化して行きそう

介護と政治 あまり密接なのは良いとは思えない

ただ消費税の在り方や使われ方は気になる
世界視点で見れば日本は既に衰退国としてみられてる
国内大手企業の眼は国内消費から明らかに海外消費者を意識していることで判る
国自体が高齢者化しているわけ


だからこそ
介護業界は元気で無くては為らない
もっと仕事の中身をOPENにする努力が私たちも必要

食わず嫌い的な印象も残る

このまま介護力不足が続くとなれば
優秀な人材の取り合いというのは市場原理
そうなると零細な事業体は淘汰されていくのだろうか??
”寄らば大樹の陰”という安心感、安定感を求めていくのかもしれません


大型ショッピングセンター(SC)が来るまでは
街の商店街で働いていたけれど
同じ販売業なら綺麗で大きなSCで働いていこうという感覚と同じなのかも

ただ将来独立やマネジメントを担おうというなら
小さな商店であれこれ経験する方がずっと為になるだろうし
良く言われる「人脈」構築でも早い

大きな組織の中の埋もれた歯車として処世するか
山椒は小さくともピリリと辛いという存在感を呈するか

介護力不足を語る上で
こうした業界で働く上での意識というのはとても重要なことです

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