梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

老健×サ高住

2012年04月06日 | さえずり
老健の在宅復帰
考える以上にハードルは高いだろう

で、巷で流行しているのが
サ高住との連携が言われています

別法人同士での連携なら
”地域包括ケア”の視点で合点はいくのですが
同一法人間での行き来となると
どうなんだろうと考えさせられます

確かに今はサ高住をリセット場所として
使えないことは無いが、いずれ同一法人間での
いわゆるキャッチボールは規制が入ると思うのです

サ高住自体も
訪問介護などは一定の減額があるように
ただ同一法人間でのリセットは
追掛けようが無いのが課題

老健3か月→サ高住1ヶ月 これをワンクールで年3回の計画的な在宅復帰が可能

仮に老健は10万円/月
サ高住は20万円/月   とすれば

年額予算は
120万から150万となるが
この125%アップで中長期な利用が可能となるのです

また普通にサ高住入居1年の場合
240万となるのでそちらから見れば安い風に映る


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前に書きましたが
老健で同一法人としてサ高住を有して
しかもリハスタッフがミニマムな数しか配置していない事業所があれば
ある意味要注意です

合法的な高収益率体質な事業所の可能性が高いからです


そして
サ高住が広く周知され安心安全となれば
特養解体論は加速化していくのではないかと


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老健をはじめ業界自体が視野が狭い中での運営

老健も在宅復帰型と療養リハ型に分かれていくことだけに目を向けていても
仕方ないこと
制度に目を向けてばかりで
利用者のニーズがどこにあるのか?を見極めていくことが大切


先般の家族会で感じるのは
”在宅介護はしたくてもできない”
よく言われる介護力不足みたいな空気を感じました
その要因を見つけて排除するというのが
地域包括ケアの在り方なんでしょうが
そうした根本治療を望む人は少ない
対症療法的なケアをという感じ

・在宅ではない場所でのケア
・料金は15万程度くらいまで
・スープが冷める距離


厚労省管轄とは異なる国交省のサ高住

法的縛りも異なる面が多いのですが
特養、老健はサ高住を注視しておく必要がある

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