厚労省事務連絡2012.12.25付

◆ノロウイルスに関する院内感染事例の報告等に関する事務連絡が発出されました（2012年12月25日）

　感染性胃腸炎の小児科定点医療機関からの報告数は、第50週（12月10日～12月16日）の時点では
過去10年間で3番目に多い状態です。また、院内感染によるノロウイルスの集団感染事例や患者の
死亡事案が報告されています。
　そのため、厚生労働省医政局指導課から、平成24年12月25日付で、ノロウイルスに関する
院内感染事例の報告等に関する事務連絡が発出されました。
　ノロウイルスの院内感染を防ぐため、医療機関の皆様のご協力をお願いします。

○更なる手洗いの徹底や、糞便・吐物の適切な処理等の感染予防対策をお願いします。
○院内感染によるノロウイルスの集団感染を疑う場合や、院内感染との因果関係が否定できない
死亡事例が発生した場合は、速やかに管轄保健所に報告し、支援を受けるようお願いします。



　　　　　　　　　医療機関等におけるノロウイルスに関する院内感染事案の報告等について

　先般、感染性胃腸炎の患者発生の増加を受け、平成２４年１２月７日付事務連絡「医療機関等における
ノロウイルスの予防啓発について」（厚生労働省医政局指導課）を発出したところですが、院内感染による
ノロウイルスの集団感染事例や患者の死亡事案が散見されています。
　貴部局におかれましては、「医療機関等における院内感染対策について」（平成２３年６月１７日付医政指
発０６１７第１号厚生労働省医政局指導課通知）、「医療機関における感染性胃腸炎等の院内感染
対策の徹底について」（平成１８年１２月１８日付医政指発第１２１８００１号厚生労働省医政局指導課
通知）及び「ノロウイルスに関するQ&A」を参考に、所管の医療機関等に対し、更なる手洗いの徹底や、
糞便・吐物の適切な処理等の感染予防対策の啓発に努めるようお願いします。
　また、医療機関等に対し、院内感染によるノロウイルスの集団感染を疑う場合や、院内感染との因果関係が
否定できない死亡事例が発生した場合は、速やかに管轄保健所に報告し、支援を受けるよう周知を
お願い致します。 　さらに、都道府県の院内感染対策担当部局におかれましては、感染症対策部局と
連携を図りながら対処のほど、お願い致します。なお、医療機関等におけるノロウイルスに関する報道発表等を
都道府県又は医療機関が実施する場合は、当課にご連絡をお願い致します。



東京都ノロウイルスマニュアル