梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

医師向け研修

2011年09月13日 | さえずり
医師(施設長)向け研修が少な過ぎる気がします
医師と言えども、介護保険制度を熟知してる施設長はそうそう居ません

だから人員基準には掲載されない”事務長”という職種が存在すると思います
そういう意味では行政や利用者の翻訳係であります


バリバリ現役の医師なら医療現場でその手腕を発揮されるか
開業医として多忙にされている
そうした一線から少し離れた距離の方が多いのも現実では無いでしょうか?
そうした先生方に医療とは異なる介護での加算の考え方など
基本的な部分の研修と言うかレクチャーは誰がどのタイミングでするんだろう??
自主的にしてもらえるなら有り難いが、そうでもない

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看護、介護、相談員など向けの研修は数多く開催されてますが
施設長向けが少ない気がします
地域レベルでの開催が強く望まれます

集団指導の白本を読んでいる施設長ってどれくらい存在するのだろう?
重箱の隅をつつくような話は事務方で請け負えますが
基本的な老健の機能や役割から
在宅復帰へ向けたムンテラがしっかり行なわなければ
第二特養化は終らない

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病院は退院時、医師がムンテラにより退院へと持っていきます
それは在宅復帰可否の問題でなくて病状安定(治癒)を前提にしているからです
病院は病気や怪我さえ治れば退院、在宅介護力などは殆ど見ていない

一方、老健は
利用者本位と言いながら家族介護力を意識する傾向が強い
”物言うユーザー”に滅法弱いのが特徴
これは窓口がケアマネや相談員がしていることも理由でしょう
病院同様、ケアの今後を示唆する役割を医師である施設長が担わなければ
中間施設には到底なれず特養待ち施設のまま


介護力不足を理由に長期化するケース
皆さんのところも多いのではないでしょうか??
当会の相談記録でもよく見かけますが
「力」と書く以上は基準やレベルが標準化されるべきです
結局は担当者の感覚でそうした理由になっていることが多いし
その施設担当者は
介護力不足を補填するために在宅サービスがどんどん充実している点を
完全に忘れてることがある

「介護力不足なら訪問系をコーデイネート」
訪問介護、訪問リハ、訪問看護、配食


在宅介護サービスへの振り替え
結局はここが上手く機能していないので老健機能がおかしくなってる
多職種協働できちんと在宅可能性を見極めて
医師がムンテラして、訪看指示書なども必要に応じて
在宅サービスを整えれば、地域包括ケアの中核にもなれる
その鍵を老健医師が握っていると私は考えています

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