今日はシャンソンのお話を。
日本でいうシャンソンとは、
「1960年代初頭までに流行したフランスの歌謡曲全般をシャンソンと呼ぶ場合が多い」といわれています。
それはそれは名曲が多く、わたしも普段はシャンソンの伴奏をしているにも関わらず知らないことが沢山あります。
↓よくこちらのサイトで勉強をさせていただいています。
朝倉ノニーの<歌物語>
さて、たくさんあるシャンソンの中の1曲で「街角のアヴェマリア」という邦題の曲があります。
これは、
”水夫たちが夜な夜な遊びに行く先の飲み屋の女たち”の事をうたった歌だと認識していましたし、ある訳詞でうたわれていることが一般的だと思います。
ところが、原題は Petit avé pour Ray 「レイのための小さなアヴェマリア」です。
フランス人歌手アラン・バリエール Alain Barrière がレイ・チャールズに捧げた歌だということ!?
マジで??
全然ちゃうやん・・
↓こちらに詳しく書かれています。
朝倉ノニーの<歌物語> | レイのための小さなアヴェ・マリア(街角のアヴェ・マリア)Petit avé pour Ray
この曲に限らず、曲が別の国で日の目を浴びそうになった際に、全く違う訳詞にされて歌われることがよくあります。
この「街角のアヴェ・マリア」は”色を売る商売の女”そして”そこで癒されまた朝には船ででてゆく水夫たち”の毎日をうたった歌だと思っていたのに。
まさか原曲はレイ・チャールズのことを歌ったものだったとは・・
日本人に受け入れやすい歌詞にした可能性もあります。
歌謡曲にはある程度のロマンやドラマチックさを求めてしまうのはよくある話なのでしょう。
ただ、あまりに違ったので「度肝を抜かれた」のでありました笑