デビューしたときはもてはやされたが、今ではその強烈な個性ゆえ継子扱い。何やらうら寂しい人生を送っている電車をご紹介しよう。
JR東日本215系。オール2階建て車両。もともと、東海道線の混雑緩和をめざして「湘南ライナー」「アクティー」用に構想された電車。14年前、定員制の着席通勤列車として華々しいデビューを飾った。
トンネルのサイズから制約のある中央線でも走れる構造になっている。一時は各所で活躍していた。
乗客をより多くつめこむよう設計されたため、シートが回転しないという欠点がある。そのため、現在では時代のニーズにそぐわなくなってしまった。
それを裏付けるかのように、「湘南ライナー6号・7号・8号」「おはようライナー新宿26号/ホームライナー小田原23号」として固定の運用。つまり、朝晩のラッシュ時にしか使われていない。
このホームライナー小田原23号も利用客はまばら。新宿駅では、乗車口を1ヶ所に限定していた。
朝夕しか使わないなんて・・・14年しか経ってないのにもったいないです。
利用客がワガママなのか、JRが先を読み間違えたのか。。。
実際、昼間でも結構混み合う東海道線。2扉車かつ階段付きだと乗降に時間がかかり、遅延の元となっていたのが嫌われているようで。
急行車153・165系の流れをくむ2扉特急185系踊り子車(コイツも朝夕はライナー車として使用)も「古参」の域に達してきましたし、いよいよ両車併せて淘汰、となるのでしょうか・・・
>まだ乗ってないんです
運用が限定されているので、仕方ないです。
どんな商品でもそうなんですけど、とんがった部分を持っていると長続きしませんねぇ。
もったいない話です。
とくさん>
記事のフォローをありがとうございます。
>いよいよ両車併せて淘汰
私もそんな気がします。
マニアとしては寂しいですけど、時代の流れには逆らえません。