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<低い最大トルク発生回転数>
メガーヌの低速域にルーテシアとの違和感を感じたのは、ルーテシアに個性的な味付が施されていたからでした。
99年式のルーテシア1.6RXEのエンジンは、最大トルクが何と2500rpmと大幅に下げられておりました。当時の本国のメガーヌ1と同じエンジンで、トルク回転数を1500rpmも下げたもの。また、最大トルクの90%を1500~2500rpmの広い範囲で発揮できるようセッティングされており、これが街中走行で元気の良い走りを見せた大きな理由だったのです。
一方、 乗り換えたメガーヌ2、1.6の最大トルクの回転数は4200rpm。現行ルーテシアの1.4が3750rpmと、ルーテシア自体もだいぶ最初と味付けが変わっているようです。
今がふつうで、当時のルーテシアがきわめて個性的だったのだと、データをみてつくづく感じました。