埼玉県本庄市の本庄レンガ倉庫。1896年に建設された旧本庄商業銀行の寄棟瓦葺二階建てのレンガ倉庫。
融資の担保となった大量の繭を保管するための建物。現在は本庄市の保有となり一般公開されている。
↓鉄扉を備えた窓。繭を保管するための通気性に配慮したつくりになっている。
↓倉庫の裏側には蔵。繭と絹の街として栄えた痕跡。市内にはおびただしい数の蔵が残っている。
↓現在は多目的ホールとして貸し出されている2F。
↓特筆すべきは、屋根を支える「キングポストトラス」という構造。三角形を基本単位として柱のない広い空間を可能としている。
東日本大震災でも全く被害がなかったという。
↓窓の部分。壁に建具を取り付ける際、レンガには釘が打てない。釘を打ち付ける部分のみ木製で代用。黒く見えるのがそれ。
↓レンガは漆喰で覆われていたが、現在ははがされている。そのため白く見える。
↓レンガはイギリス積み
↓レンガはお隣の深谷市にある渋沢栄一の関わった日本煉瓦製造㈱でつくられたもの。東京駅のレンガと同じ。
↓1F
↓繭の貯蔵袋