NHK BSで現在再放送中の朝ドラ「まんぷく」。主役の安藤サクラ演じる福子が、日本初のインスタントラーメンを発明した長谷川博己演じる立花萬平を支えるお話。この立花萬平のモデルとなったのが日清食品創業者の安藤百福(ももふく)氏。
横浜の「カップヌードルミュージアム~安藤百福記念館~」へ行ってみた。
エントランス。土曜日とあってお子様連れや外国人観光客の方々で盛況。
2Fの安藤百福ヒストリー
ドラマでは幻灯機・製塩業・栄養食品のほかに根菜切断機もあった。ドラマ以上にまだこんなにあった。
戦後の食糧難。悲惨な光景に「やっぱり食が大事」と。闇市の屋台ラーメンを食べる人々の行列が原風景。
この展示は、安藤百福のクリエイティブな発想を知る6つのキーワードから構成されている。これが1つ目。
1957年事業に失敗して全てを失う。残ったのは池田市の借家だけ。これはドラマと少し異なる部分。家庭ですぐ食べられるラーメンを思いつく。
自宅の裏庭に建てた小屋。1日平均4時間の睡眠。丸1年間、1日の休みもなく研究を続けたという。
ドラマにも登場した研究小屋が再現されている。ドラマより実物は狭い。原材料を運んだという自転車まで置いてある。
あったあった!研究小屋の前にラーメンの麺。
5つの目標はドラマでも何回も繰り返し言われていた。
天ぷらを揚げているのを見て、思いつくシーン。ドラマでも重要な場面として登場。
2つ目のキーワードが出てきた。3がアイデアを育てる。最後の6に「あきらめない」が出てくる。
インスタントラーメンの仕組み。油で揚げると麺に含まれている水分が一気にはじけ飛ぶ、がポイント。これで麺に小さな穴ができて、お湯をかけると小さな穴に水分がしみ込む。
この後オートメーションで大量生産。スーパーで大量販売。TVで大量宣伝。類似品との戦いが紹介されている。
「クリエイティブな発想」と「最後まであきらめない執念」を訴える展示はドラマと共通。
あきらめないで成功した世界の偉人と安藤百福氏が並んでいる。
2Fインスタントラーメンヒストリーキューブ。
これが原点。
たったひとつの商品から世界的な食文化に発展していく様子が手に取るようにわかる展示。全部で3000点以上ある。
3Fマイカップヌードルファクトリー。自分でデザインしたカップに4種類のスープと12種類のトッピング具材から選んでつくる。
チキンラーメンファクトリー。チキンラーメンの手作り体験ができるコーナー。
4Fカップヌードルパーク
以上、朝ドラ「まんぷく」に沿ってカップヌードルミュージアムを紹介してみた。まだ紹介していない個所もある。予約や追加料金・整理券が必要なコーナーもあるのでご注意を。